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⚠️愛され寄りの英日
キスありです~
関係ないんですけどGDP抜かされた、マ?私の見間違い…?偽情報か!?
……ふぅ…書くっきゃねぇぜ(白目)
それと、知らない方に説明しますとGDPは経済力のことです!
なんか長くなりましたね…
なんでも大丈夫という勇者の方はどうぞ!
はい、こんにちは日本です。
今日はバレンタインです。が、そんなものは関係なく今日は会議があります。
というか平日ですし、仕事している方がほとんどだと思います。
いや、バレンタインなら平日関係なく貰えますね…
日「…」
ちなみにまだ1つも貰っていません。
…強いて言うなら今日の朝にゃぽんから石チョコを貰いました。
袋に詰められて、今鞄に入っています。
日「…ん、誰でしょうか…」
会議室への廊下を歩いていたら人影を見つけました。まだ会議が始まるまで結構時間空いてますが…ドイツさんでしょうか。
日「…あら?貴方は…」
英「ふふ、おはようございます。日本さん」
日「随分とお早いですね」
英「えぇ、用事がありまして、貴方に」
日「私に…ですか?」
英「はい、コレをお渡ししたくて…」 日「エ”」
そう言われてイギリスさんが手にしたのは飴色の紙袋で、中身を取り出しながら説明してくれた。
中身の箱はとても可愛らしく梱包されていて、イギリスさんによると一夜かけたそう。一夜かけたのは更にその箱の中身にだそうですが。
日「わぁ…ありがたく頂きますね!」
英「はい!」
おぉ…凄く嬉しそうです…今まで見たことがないくらいの笑顔で…これは本当に食べないと天罰が下りそうですね…。
そんなことを思っているとイギリスさんが箱を取って梱包をほどき、中のチョコを取り出して食べてしまいました。
日「…?イギリスさん、?」
そう呟いた瞬間お互いの唇が重なり、イギリスさんが口に含んでいたチョコを唾液と一緒に口移しされた。
日「んぐ…ッぅ」
咄嗟の事で理解できなかったけれど、段々と冷静になってきて恥ずかしくなってくる。
日「はふっ、ちょ…ッ///くるし、ぃ//」
そう言い、口を離したと思ったら
日「げほっ…ぅ”、こほっ」
英「…さて日本さん、図々しいですがお返し、待っていますね!」
日「…!はい…え、1ヶ月後の話ですよね?」
英「帰り、待ってますよ」
そう言い残し、すたすたと会議室に行ってしまった。
え、今日お返しと言われましても一日中会社に居るのですが…?作ること然り買うことも出来ませんし…。
日「…また後で考えますか」
隙間時間見つけて何とかやるしかないです…良い時間になってきましたし私も行きますか。
米「日本!」
背中から元気な声が聞こえる。
日「…!アメリカさん!」
米「バレンタインだ、はい」
ありがとうございます、とイギリスさんから貰った紙袋を床に置き、受け取ろうとした瞬間アメリカさんが苦笑いをした。
米「手堅いなぁ…」 日「?」
米「まぁいいさ」
日「ありがとうございます…?」
どういう意味だろうか?するとアメリカさんが私の手をとり歩き出す。
日「どういう意味ですか?」
米「ん~?いやぁ、別に?」
日「はぁ…」
米「それより…日本は誰かにあげないのか?」
日「えぇ、そうですね…今日の朝にゃぽんからチョコを貰って今日がバレンタインだと知りましたし」
米「…なんだ?気付かなかったのか?」
日「はい、仕事に追われて…」
米「あぁ…」
なんか気まずくなっちゃったな…そう申し訳ない気持ちでいると、
露「お~い」 米「お前か」
日「おはようございます!ロシアさん」
露「これ……あ―…」
米「はは…分かるぞその気持ち」
日「…?」
そんな話をして議場の扉を開け、自分の名前が書いてあるプレートの椅子に着く。
どうやら隣はフランスさんとイタリアさんだそうです。
日「あ…フランスさん」
仏「おはよう!」
日「おはようございます」
仏「はい」 日「あら…」
日「すみません…こんなに素敵なものを…」
仏「良いの良いの!謝らない!」
日「ありがとうございます…!」
伊「待って待ってなんね!イタリーもあげる!」
日「おぉ…」
次々と紙袋が…しかもどれも凄く凝ってあります…私じゃ勿体ないくらいに。
独「はい、日本」 日「ドイツさん…」
なんとドイツさんがエナドリをくれました。これで一緒に残業しようなと悪魔の囁き声が聴こえた気がします。
独「…冗談だ、ほら」
まさかのチョコも貰いました…なんか喜びにくいですね…ありがたいですが!
中「こんなんより我のチョコの方が美味いある」
と言って中国さんもくれるんですね、ありがとうございます。
日「ツンデレなんですか」
中「シバくあるよ」
台「…ちょっとそこどいて!」 中「あぶねぇある!」
台「日本…これ、飴ねいつもありがとう本命だよ」
まさかの遠回しの告白まで頂きました。
日「ふふっ」
中「湾!抜け駆けはやめるよろし!」
台「じゃあね!日本!」 中「無視すんじゃねぇある!」
…とまぁ会議が始まる前に沢山チョコを頂きました。
そして会議が終わり、さてこれからもまだ私は仕事があるのですが…
日「時間なんてないですよね―…」
分かっていたことですが…
そんなこと言っててもどうしようもないです。身支度すませて行きますか…。
英「日本さん」
声の主の方に顔を向けると満面の笑みでイギリスさんが此方を見ていました。
日「あ…イギリスさん…」
英「今日は遅いんですか?」
日「えぇ…まぁ、仕事なので…帰りの件は無理そうです、遅くなってしまうので」
英「そうですか…」
そうして考える素振りを見せたあと、
英「ならこの近くのホテルの予約でもとりましょうか」
日「…ん?」
英「そこで待っています」
日「えぇ?!そんなことしなくても…」
英「それでは、また後で連絡しますね」
そう言い放って議場を出ていってしまった…まるで此方の話を聴いていないですよね。
日「困ったなぁ…」
あれから色々ありましたが無事仕事も終わったのでイギリスさんが予約を取ったというホテルまで来たのですが…
日「…本当に行かなきゃダメですかね…」
か、帰りたい…!物凄く帰りたいです…。
でも待たせるのも悪いですし…
日「…行くか…」
そしてホテルに足を踏み入れ、ロビーの人影に近寄っていく。
日「……こんばんは」
英「遅かったですねぇ…」
それに…と私の持っている紙袋を指差し、怪訝な顔をして見せた。
英「…増えてますよね」
実はあれからも沢山の方からチョコを頂いたので両手が物凄い量のチョコで塞がっているのです。
日「はは…モテ期でも来たんですかね…」
英「まぁそれは良いです」
忘れてませんよね、と鎌をかけられる。
日「…?」
英「…完全に忘れてますね」
何か忘れましたっけ…?と首をかしげていると
英「お返しの件ですよ」 日「あ…」
そういえば…完璧に忘れていました…買ってきていませんし皆さんから貰ったものをあげる…?いや最低すぎませんか。やめましょう。
あ…!!そういえば…
あるものを思いだし、両手に塞がっている紙袋を下に置き、鞄に手を伸ばす。
日「…これ…ふっ」 英「…」
ごめんなさい、ありがとうございますにゃぽん。
イギリスさんが曇った顔で凄く見てきます。でしょうね、石チョコですもん。私も同じ反応しました。
英「…ッふ…全く貴方って人は…」
日「イギリスさんが悪いんですけどね」
英「まぁ、そうですが…その紙袋持ちますよ」
日「良いんですか?」
英「じゃないと手、繋げませんし」
日「ではよろしくお願いします!」
すると2人で片手ずつ紙袋を持ち、余った方の手でお互いの指を絡め、手を繋ぐ。
思っていたより良い日になりましたね。
-end-
はい、イカ焼きです~
どうしてもバレンタインで書きたくなってそうしたらこんなにも雑に仕上がりました。1日遅れましたけど…
もう私から言えることはありません…満足しました…
それでは!ありがとうございました!
コメント
23件
増えた紙袋を見た時に垣間見えるイギリスの嫉妬心が最高すぎます…💓嫌々ながらも行っちゃう日本が可愛いすぎる🥹🫶
うん、好き(*^ω^*)、神😇✨💕
うへっ 見てるだけでウキウキが止まらない… あ、自分はチョコ一つ貰ったで(!?)(←絶対親)