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続きです。遅くなり申し訳ありません。
モトメルヒトハスクナイトオモワレマスガ.
工事の前、私たちは別のところで保管される。
…いくら古くて薄汚いとは言え段ボールの中に重ねて入れたりするのはナンセンスじゃないか。
これじゃあ絵から出ることさえもできないじゃないか。
まぁ出ても何もないがな。
まるで私のようだ。
…きっとフランスも美術館に戻る頃には私のことなど忘れている。
あぁ何回目かもわからない。
私を描き上げたひと。
彼は私を最高傑作と毎日褒めたてた。
しかし彼は売れない画家だ。貧しい生活をしてたら別れなんてすぐなんだ。
彼は家を追い出されてしまう前日。借金のために泣く泣く私を売った。最後まで、悔しそうに私を持っていた。
そこからは特に覚えてなんかない。オークションを通じ買われるもまた売られそして買われて、この繰り返し。
あるときは裕福な家族。小さな少女、私に落書きしようとして怒られてたな。
またある時にては男の子。でもおとなしく
紳士である私をお手本に数年したら立派な心優しき少年。いつまでも私を手本にしていたというなんとも無垢で真っ直ぐな子。
そんなこんな売られは買われそして売られる。こんなこと繰り返して今なのである。
物への関心なんてその程度。
でもなんででしょうね。彼のことは私忘れられないです。
これまでの持ち主のことなどほとんど覚えていないというのに。
…あいつも、こうであれば良いのに。
今は薄暗い部屋?倉庫?のどこかに飾られるでもなく捨てるでもなくただしまわれている。
他の絵はもう少し人通りのある明るい部屋に丁重に飾られているというのに。
これがまだ生けるものと用済みの差なのか?
用済みならば、もうフランスにあえない…?
そんな考えは私よ心を縛り締め付ける。
なので自分を落ち着かせる。大丈夫だって。
老紳士、少女の絵仲間にもあの最後になるかもしれない夜に言われたじゃないかって。
きっとあいつなら忘れない。絶対、多分。
なのになんでこんなに落ち着けない?
私は用済みなのか?まだ生けるものなのか?
時間の感覚も消え去るこの場では常に考えている疑問だ。
他の絵たちも、別の箱などにしまわれて。
ほぼこの空間は私一人だ。
誰にも相談できず求められず。
いままでと同じじゃないか。
興味、関心なんてそんなものなんだよ。
なのにわたしは常にこの場から一人で思いに耽る。
…たった一人の男のことをね。
はいほんとに申し訳ありません久々すぎる投稿に。
Youtubeチャンネルを作ったということからそっちに行ったり普通にYoutubeアプリクソ便利やな〜とか思ってたらこんなに空いてしまっていた…。
言い訳ずみばぜんそれではまた…