CP_チャアラ ヴァギアラ ?
⚠︎突発性女性化症候群
⚠︎女性攻め 男性受け
⚠︎アラスター女体化
目覚ましの音が部屋中に響き渡り、手を伸ばし音を止める。顔を洗おうと洗面台へ向かい顔を濡らし顔を上げると、自然と鏡の中の自分と目が合った。驚きで少しフリーズした後、ジジッと喉が音を発した。一度自分の身に起こっていることを把握しようと自身の体をジーと眺める。胸は女性のように肉が付いており、背も低く声は高く角が無い、下には男性器が付いていなかった。不味いことになった、取り敢えず信頼のある女性の元へ向かおう、昨日まではピッタリだった服は少しブカブカで気持ち悪かったが仕方がない。影に入り移動する。
向かったのは人喰いタウンの、一際賑わっている建物に入る。知人の後ろに出て、肩をトントンと叩き、居ることを伝えると振り返り一瞬戸惑っていたが、察しのいい彼女はすぐに笑みを浮かべ別室へと案内してくれた。早く説明しろ!と言わんばかりの目を向けられ、簡単に説明する。
『朝起きたらこのような姿になっていましてね…すごく困っているので助けて頂きたいのです!』
『それとホテルの方々にはバレたら面倒な事になりそうなので、知られたくないのですが…』
「まあまあまあ!それは困ったわね!取り敢えずそのお胸をどうにかしましょうか♪」
ルンルンと音符が周りに出ている彼女を見て少し笑みがこぼれた。少しすると、さらし?という名の布を持ってきて、胸の部分を巻き始めた。窮屈で仕方ないが、巻き終わると胸は先程より見えなくなっていた。感謝を伝え帰ろうとすると紙袋を渡され、戻ったら開けてちょうだい!と言われ不思議に思いながらも帰宅した。
自室に着き、紙袋の中を覗くと女性の下着が入っていた。これを付けるのはひっじょ〜に嫌だが、今は仕方ないので身につけることにした。着替えも終わり、暇になったのでホテルのロビーに行くことにした。
ロビーへ行くとチャーリーがまたホテルの経営で悩んでいた。近づきどうしたのかと伺うと、一夜考えたが客がなぜ来ないのかどうしてもわからないそう。彼女を煽り遊んでいると、チャーリーの父親、ルシファーが自室から出てきた。凄く面倒臭い奴が来た、と思ったが顔には出さずに笑顔で出迎える。
『おや陛下、遅いお目覚めですねぇ!だから身長が伸びないのでは?笑』
「ベルボーイ、君は朝からキャンキャンと喚くんじゃない、負け犬が余計負け犬っぽく見えるぞ笑」
『ジジッ…これは失礼、お子様には少々キツい言い方でしたか!ナハッ!』
いつものように言い争っていると、チャーリーが頭にハテナを浮かべながら口を開いた。
「あれ、そういえばアラスター、角はどうしたの?」
『ジジッ…角ですか?今は生え変わりの時期でしてねぇ!』
などと嘘をつき適当に誤魔化す。幸いチャーリーは頭がお花畑なので特に気にしなかったようだ。仕立て屋が開店する時間だったので、『ではこれで失礼!』と影に消えた。
いつも自分が身に付けていた服はサイズがデカいので、新しく仕立てようと入店する。するとそこには珍しい知り合いのエンジェル ダストが居た。面倒な事は避けよう、とソーっと入店したが、さすがに気づかれてしまった。
「アラスターじゃん!また服仕立てに来たの?」
『ええ!少しデカく感じるのでサイズを小さくしてもらおうと…』
会話の途中に突然腰に手を当てられ、ビクッ!と体が反応した。喉がプエッと音を鳴らしてしまった、これも女体化した理由なのかはわからないが、一番聞かれたくない奴に聞かれてしまった。
「えっ、今プエッて鳴いた!?可愛い声出るじゃ〜ん♡」
『ジジッ…エンジェル?急に腰に手を当てるのは失礼かと!』
「あ〜ごめんごめん笑、どのくらいなのか1回触りたくてさ〜」
不快な気持ちになりながら店主にオーダーする。数時間かかると言う為、カフェで休もうと考えていると、オレと一緒にデートしない?♡と誘われた。断ろうとしたが、一度くらいは良いだろうと承諾した。
「アンタとデートなんてなんか新鮮な感じする」
『デートではなく散歩ですヨ?』
「そういやアラスター、なんか今日ノイズ凄くない?」
『ビビッ…ん〜、マイクの故障ですかねぇ?』
ビクッとした、いつもの声に変えているためノイズが多いのだ。まさか気付かれるとは思っていなかったから、少し焦ってしまった。人喰いタウンを抜け、休憩場所を探し歩いていると、角から罪人が飛び出し、アラスターの胸をがっしり両手で掴んでしまった。ぷにっという感触で罪人は宇宙を駆け巡っていた。驚いたアラスターは触手を出し、罪人をグチャグチャにし、飲み込んだ。
「あ〜、アラスター?そこまでする必要は…」
『ジジッ…いえ、私に触れたので殺しまス!』
さらしが外れていないか確認し、少し解けそうになっていたから、エンジェルには用事と伝えホテルへ戻った。自室に入り、さらしを巻き直す。こんな布を巻いたことは一度もなかった為、かなり苦戦していた。また一から巻き直そうとさらしを外した瞬間、扉が勢いよく開き、チャーリーがノックもせずに入ってきた。
「アラスター!原因がわかったんだけど、解決するには貴方も必要…で…?」
『ビビッ…チャーリー…』
「あ、ご、ご、ごめんなさい!!!!」
チャーリーは謝りながらすぐ後ろを向いた。アラスターって女性だったの?今まで男性だったよね!?ふぅ〜、落ち着けチャーリー、何かの見間違いよ!もう一度見て見ましょう。
見直しても、アラスターの胸には肉が着いており、さらしを胸に巻いていた。全く状況が把握出来ずハテナを浮かべていると、アラスターが口を開いた。
『チャーリー…ここで見た事は絶対他言無用です。わかりましたか?』
「え、えぇわかったわ!所であの…アラスターって女性だったの?」
アラスターは一から説明をし始めた。チャーリーはやっと状況を把握したようで、ショッピングに行こうと誘って来た。丁度鹿肉も切らしていたし丁度良い、と誘いを承諾した。
翌日、準備を終えホテルのロビーへ向かうと、チャーリーだけではなく彼女のガールフレンド、ヴァギーも居た。こちらをジッと睨みチャーリーの後ろから離れようとしなかった。ニタリと笑みを浮かべ、わざとチャーリーの肩に手を置き話をする。後ろからの視線が恐ろしいほどに殺意にまみれていてとても面白い。それと念の為他言していないか確認する。
『チャーリー、昨日のこと誰にも話していませんよね?』
「ええ勿論よアル!絶対誰にも喋ったりしないわ!」
とても信用出来ないが、流石に漏らしはしないだろう。チャーリーはたくさんの女性服を買い占め、ヴァギーに怪しまれていた。そんなことは気にせず鹿肉を買うアラスターであった。
翌日、アラスターはチャーリーの部屋にお呼ばれし、入ると沢山の洋服が並べられていて、とても嫌な予感がしたが、もう逃げられそうにはない。アラスターが口を開く前にチャーリーが口を開いた。
「アラスター!私貴方に色々な服を来て欲しいの!お願い!絶対秘密にするから〜!」
うるうるした目で見つめられ、ジジッと喉が鳴り、とても嫌だったが喋られても困る為、嫌々承諾した。ファッションショーは1時間ほど続き、アラスターはヘトヘトになっていた。
『チャ、チャーリー?私そろそろ疲れたのですがぁ…』
「あっ、ごめんねアラスター…これで最後!!」
最後の洋服に着替え、チャーリーの元へ行くと、正座しているチャーリーの前に仁王立ちで腕を組んでいるヴァギーを目撃し、凄くまずい状態だということは直ぐに分かった。影に入り逃げようとするも首根っこを掴まれ、捕らえられた。どう説明しようか考えていると、チャーリーが口を開く。
「ごめんヴァギー、実はね…アラスターが女の子になってて、私の我儘でファッションショーをしているの…。」
そうだった、この娘は正直に話してしまう奴だった、とアラスターは頭を抱えチャーリーを信じた過去の自分を呪った。ヴァギーは目を見開き驚きながらアラスターの体を上から下へと撫でるように見た。口は笑っているが目元は全く笑っていなかった。
「取り敢えず状況はわかったけど…、アンタそれいつ治るのかわかってるの?」
『いえ全く!まあ放っておけばいつか治るのでは?』
「嫌そうだけど…背もちっさくなって力も無くなってるんなら、色々危ないんじゃない?」
「そうよアラスター、危なすぎるから部屋からは出ないようにしないと」
『ジジッ…外出できないのはイヤですが、仕方ないですねぇ。』
「アル、私たち以外にも知ってる人っているの?」
『ああ、ロージーになら話しましたよ!彼女は地獄で最も信頼できますから』
買い物を終えた後、部屋からは出るな とヴァギーに圧をかけられたので風呂でも入る事にした。洋服を脱ぎ、下着を脱ぐ。胸が重たく身体は洗いにくかったが、だいぶサッパリした。食事の時間になり、鹿肉を自ら調理し食べる。酒を買うのを忘れて困っていたが、このホテルにはBARがある。早速飲みに行こう、と実質を出てロビーへ向かった。
『ハスク、ウイスキーをお願いしても?』
「ああわかった。」
『ジジッ…今日のホテルは随分と静かですねぇ』
「あ〜、エンジェルとニフティが居ねぇからじゃないか?」
『おや、どこかへ出掛けているんですか?』
ハスクによると、買い出しに出掛けているらしく、チャーリー達は遊びに行っているらしい。飼い主とペットが交流する時間が出来た。アラスターはウイスキーを煽り、ハスクに来い と目線を送ると呆れた顔をして抱きついてきた。もふもふとした感触が顔を覆い、睡魔に襲われ、そのまま夢の中に入ってしまった。
「…おいボス、もういいだろ」
いくら喋り掛けても返事が返って来ず、顔を覗き込むとすやすや眠っていた。驚きで少し戸惑ったが、ソファーに運び、いつもの立ち位置に戻りコップを洗う。数十分後、エンジェル、ニフティが買い出しから帰ってきた。エンジェルがソファーに腰をかけると、モフっとした髪に手が当たる。誰かと覗き込むとアラスターだった。ビックリしてガタッと音を立ててしまった。するとアラスターが目を見開き、ゾンビのように起き上がった。殺される!と目をつぶっていたが、踊りましょう!と誘われ、困惑しながらも手を取った。
数分踊り、アラスターは満足したのか後ろからハスクに抱きつく。するとハスクはビクッと反応した。何か柔らかい物が背中に当っている、だが後ろにいるのはアラスターだ。どういう事だ?と困惑しながらも意を決して後ろを振り返ると、男のアラスターには決してない胸があり、エンジェルも気付いたのか、言葉を失っていた。
「ボ、ボス…」
『ジジッ?なんですか〜』
「アラスター、その胸…何?」
気持ちよく酔っていたが、その一言で完全に酔いが覚めた。自身の胸元を見ると、さらしが外れて胸が出ていた。二人は言葉を失ってフリーズしていたので何も言わずに影に消えた。お酒など飲まなければ良かったと後悔したがもう遅い、バレてしまったのならホテル内では隠す必要は無いか?さらしは苦しいし声を変えるのも大変だからとホテル内では隠すのを止めることにした。
翌日、ホテルのロビーに皆を呼び、説明をすることにした。各々聞きながら困惑した顔をしていて、少し面白かった。説明を終えと早速エンジェルが下ネタでセクハラしてきた。
「ねぇ胸って感じるの?揉んでみてもいい?」
『ジジッ…ダメに決まってますよね〜?』
胸に触るな、と会話しているとニフティが胸に飛び付いてきた。ビクッと体が硬直し、笑顔を保ちながらニフティになぜ飛び付いてきたのか聞く。
『ニフティ、何故飛びついてきたのです?』
「ぷにぷに気持ちよさそうだったから!」
『ジジッ…いいですか?二度と飛び付いて来ないでくださいね、わかりましたか?』
「わかった!」
本当に理解しているのかはわからないが、説明に疲れてしまったので部屋に戻ることにした。
部屋に戻り眠っていると、チャーリーが部屋に訪問して来た。なんの用かと聞くと、女性について色々と教えてあげたいから部屋に来て!とだけ言い残し去っていってしまった。少し面倒くさがりながらもチャーリーの部屋に着いた。コンコンとノックをするも反応は無い。さっきここへ戻ったはずでは?と疑問に思いながらも影になり、強引ながら部屋に入った。
『チャーリー?居ないのですか?Hmm…おかしいですねぇ。』
伝える場所を間違えたのか?疑問を抱えながらも部屋を出ようとした時、後ろからガシッと腕を捕まれ、ビビッ!?と喉が音を発する。困惑した表情で後ろを振り返ると、そこにはチャーリー、ヴァギーまで居た。
『チャーリー、居たのなら声をかけてくださいよ〜?ところで用とはなんでしょう』
「あ、えっとね、今のアラスターは女性でしょう?だからその、性について実践しながら説明しようと思って…」
『ジジッ…実践?ですがチャーリー、ここに男性はいませんよ〜?』
不可能だと訴える、すると勢いよくベッドに押し倒されてしまった。影になり逃げようとするも、尻尾を思いきり掴まれ、プエッと情けない音を発してしまった。力も弱まっているからか、振り払う事が出来ない。
『チャ、チャーリー?何を…』
「大丈夫よアラスター!私とヴァギーがちゃんと教えてあげるわ!」
「チャーリーがこう言ってるんだから断るなよ」
ヴァギーには圧をかけられ、チャーリーには腕をガッシリ掴まれ逃げようにも逃げられなかった。頭の中で逃げろと警告音が鳴り響く。止めてくれと許しを乞うも、唇をペロッと舐めたチャーリーにゾクッと背筋が凍り、逃げられないと本能的にわからされた。
「大丈夫よアラスター…力抜いててね、?」
『プ、プエッ…?』
翌日、喉はカラカラに枯れ、腰もズキズキと痛みチャーリーには凄く謝られ、ヴァギーには一日中腰をさすられた。夜になり、一日が終わる、と思ったが昨日と同じ時間帯にまたノック音が鳴り響き、チャーリーの部屋へと案内された…。
コメント
2件
ウオオオオアアアア\( 'ω')/アアアアアッッッッ!!!!!最高です!!!
最高でした!