テラーノベル
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anst 二次創作 / 公式とは全くの無関係 / 口調迷子 / 腐表現有 / 訳あって星奏館に行っていない設定にしています / 死ネタ /既にある意味怖に似せています
🃏¦♣️ . ♦️
「 最近は暑くなってきましたし 、今日は海へ行きましょう …♪ 」
「 乗せるのでじっ としていてくださいな 」
俺は彼の動かない体を抱き上げ 、車椅子に座らせた
海までは歩いて行く 。
暑いのに変わりはないが 、たまに吹く風が涼しくて気持ちがいいからだ
それに 、ここは自然が多いから気分が安らぐ
やはり自然というのはいいものだ
海までは約15分ほど
坂を下って 、一本道を通って 、人気のない道路をひたすら歩いていくと海に着く
「 今日は一段と暑いですな … マヨイさん 、 暑くはないですか ? もし頭が痛くなったりしたら言ってくださいね 」
…
無視
また無視だ 。 前までなら
「 はい 、、 お気遣いありがとうございますぅ … 」
とでも言ってくれていたのに …
最近はずっと無視をしてくる 。 ずっとだ 。 それに加えて目もずっと瞑ったまま 、、 合わせてくれないどころかこっちを見ることすらしてくれない
どうしてだろうか 、俺が何か気に障る事を言ってしまったのだろうか ? 不快にさせるような事をしてしまったのだろうか ?
言ってくれれば直すのに … 口を開く事すらしてくれないから 何もわからない
まぁ 、そんな事はもう関係なくなるけど 。
そうこうしているうちに海へ着いた
波は少し大きめ 。 これなら大丈夫そうだ
「 マヨイさん 、海 、着きましたよ 」
「 今日は一緒に入りましょう 」
「 いつもは俺だけが入って マヨイさんにはちょっとだけ水をかけてあげることしかできませんでしたからね 」
俺はマヨイさんを車椅子からおろし 、おぶった
海に入る 。 冷たくて気持ちいい 。 こんな暑い日にはちょうどいい冷たさだった
「 ふふ 、冷たくて気持ちがいいですな 、マヨイさんも 、久しぶりの海は気持ちがいいでしょう ? 今日はずーっとここにいられますよ 」
俺はゆっくり奥の方へ進んだ 。 水が 、膝から下を飲み込んだ
「 マヨイさん 、 俺はあなたに謝らなければいけない事があるんです 」
「 あなただけじゃなく 、一彩さんや藍良さんにも 」
「 俺はあなたが亡くなってしまった、という事を受け入れられず 、 あなたの葬式の途中で棺の中からあなたの遺体を盗んでしまいました 」
「 人として 、アイドルとして恥ずべき行為ですな 。 きっと 一彩さんや藍良さん 、マヨイさんのご家族様には沢山の迷惑をかけたと思います 」
水が 、腰まで飲み込んだ 。 それでも足はとめない
「 でもあれは仕方がなかったのです 。 俺はあなたが死んでしまったなんて … 焼かれてしまうなんて … 離れ離れになってしまう、なんて 、 絶対に嫌だったんです 」
「 俺は 、マヨイさんの事が好きだから 」
「 普段は自己肯定感が低く 、可愛いのに 、 パフォーマンスになると キレのあるダンスを見せてくれて 、 力強い歌声を聞かせてくれて 、 かっこよくて … そういう所が大好きでした 」
…
「 なんで 、 死んでしまったのですか ? なんで 、 子供をかばって … いえ 、 マヨイさんは正しい事をしました 、 責めるべきではありませんね 」
「 そういう優しい所も 、マヨイさんらしくて大好きですな 」
水が 、 ついに肩まで飲み込んでしまった
「 流石に 肩までくると少し寒くなってきますな … 」
水が首まで来た時 、 足を止めた
「 一彩さんと藍良さんには 最後の最後まで迷惑をかけてしまって申し訳ないですな 」
「 マヨイさんも 、亡くなってまで俺に振り回されて疲れたでしょう 。 本当にすみません 」
「 … 最後に一回だけ 、 俺に振り回されてほしいですな 。 」
「 俺と 、 この海と一緒に消えてほしいのです 。 最後まで一緒に 、 居てほしいのです 」
「 きっと俺は死んでも地獄行きでしょうから 、 これが本当の最後ですな 。 」
「 もう 、 あと数歩進めば沈んでしまいますな 。 」
足が 、ゆっくりと進んだ
「 マヨイさん 、 一彩さん 、 藍良さん 」
「 今までありがとうございました 。 俺は三人とアイドルができてすごく幸せでした 。 最高の人生でしたな …、♪ 」
「 もし 、また会うことがあれば 、 その時はまた 、一緒に歌ったり 、踊ったり … 今度は遊びに海へ行ったりも 、 したいですな …、♪ 」
…
…
…
『 いつか 、 絶対に 四人で遊びに来ましょうねぇ … ♪ 』
コメント
1件
わあ……読み終わったけど、ちょっと息が苦しいや……。 最後の『いつか、絶対に四人で遊びに来ましょうねぇ』が刺さりすぎて、胸がぎゅってなったよ。彼が死を受け入れられなくて遺体を盗んで、そのまま海に抱えて入っていく展開、静かで美しいのにめちゃくちゃ重くて。 「仕方がなかった」って言いながら、愛ゆえに道連れを選ぶ執着の形、すごく丁寧に描かれてて琉晃さんの表現力だなって思った。大好きな人が自分から消えるのが怖くて、永遠を選ぶ……それってめっちゃヤンデレだけど、読み手として心揺さぶられるよ。 この一話でこんなに引き込まれるなんて、続きがあるなら絶対読みたいな……🌙🤍