⚠️
、原作無視
、キャラ崩壊
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1人で練習を続ける糸師凛を、蜂楽廻は静かに眺めていた。
一見、ただ青年がサッカーをしているだけだが、蜂楽廻には、少し違って見えていた。
その背中は、重く、黒い“なにか”を背負っていて、
彼は、今にも、その“なにか”に押し潰されて消えてしまいそうだった。
「凛ちゃ〜ん!」
と声をかければ、彼は振り向く。
だが、彼の瞳は蜂楽廻を捉えない。黒く濁ったその瞳は、なにも映さない。
全く素性を出さず、心を汲み取ることができない。
そんな彼に、蜂楽廻の好奇心は掻き立たされる。
蜂楽廻は、糸師凛の瞳に自分を映そうと、今日もまた、声をかける。
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「凛ちゃ〜ん!」
まただ。また、コイツが声をかけてくる。
毎日毎日。よく飽きもしないものだ。
俺に価値なんてないのに。話しかけても、何の意味もないのに。
なんで、と眉間に皺を寄せる。
だが、答えは出ない。——出そうともしない。
疑問が生まれるだけで、答えは必要としない。
蜂楽廻を捉える必要なんてない。捉えても、何も変わらない。
糸師凛は、期待をすることにさえも、疲れてしまっていた。
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「凛ちゃ〜ん!」
またいつものように声をかけてくる。
いつものように2人で練習をする。
ぽつりと蜂楽が呟く。
「……ねぇ、凛ちゃん。」
いつものように、自由な、楽しそうな笑顔ではなく。
少し困ったような、悲しそうな顔で。
「なにを、抱え込んでるの。」
「…教えてよ。」
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