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それと少しの暴力を貰った。
それでも私はお母さんを愛し続けた
何を言われようと何をされようと
これはお母さんなりの愛なんだと思って我慢し続けた
でも辛かった。
だから私は思った
「愛すだけじゃダメなんだ。私がお母さんの望むような人間じゃないからダメなんだ。お母さんの望む〝完璧人間〟になったらきっと愛してもらえる!!」
そう思った。
だから私はずっと頑張った
苦手な訳では無いけどあまり好きじゃなかった勉強だって完璧にできるまでずっとやり続けた
凄く苦手だった運動も頑張った
私は頑張っていた間少しだけ、ほんの少しだけお母さんが優しくなった気がした
私は少しだけ希望を持ってしまった。
もしかしたらこのままお母さんの望む人になれば愛されるのではないかという希望を。
最初から希望なんて持たなければ良かったのに。
持ってしまった。
期待してしまった。
そして私は遂にお母さんの望む人間になれた。
お母さんはすっごく優しくなった
人前では。
お母さんは私を連れてよく近所を散歩するようになった。
近所のお母さんたちに会う度よく褒められた。そしてお母さんも私のことを自慢してくれた。
〝██ちゃんは凄いですね!私の子なんてほんとにもう~…〟
〝あら~そうなんですね!ほんとに██は私の自慢の子なんです~〟
私は嬉しかった。
でも褒めてくれるのは人前だけ。家での対応は変わらないまま。