srhb
R18
人妻hbrをNTRする話。
knhb前提です。
ちょっと暴力表現あります。
苦手な方はお気をつけて‼
ご本人様とは関係ありません。
「あ、またいらしてくれたんですね。美園さん」
「どうも」
いつ頃からか通うようになったカフェ。
そこにいる店員さんに俺は恋をした。
彼曰く、アルバイトらしいが。
「今日もコーヒーですか?」
「はい。」
「少々お待ちください。」
彼がにこりと笑って厨房に戻る。
俺の恋は絶対にかなわない。
だって、彼の指には指輪があるからだ。
「お待たせしました、ブレンドコーヒーです。」
きらり、と薬指の指輪が光った。
「…ありがとうございます。」
「どうぞごゆっくり。」
カラン、と店のベルが鳴った。
「いらっしゃいま…奏斗っ!」
「お邪魔するね」
金髪碧眼のイケメン…この店のオーナーさんがやってくる。
オーナーさんの指にも、彼と同じ指輪が光っていた。
「こら雲雀、お客さんがいるんだから。」
「だって奏斗と会うの久々やん。」
「それはそうだけど…」
ちらりとオーナーさんが俺を見た。
「あ、気にしなくて大丈夫ですよ。」
「なんか、すいません。」
オーナーさんが頭を下げる。
彼はとてもうれしそうだった。
ズキズキズキズキ
胸が痛む。
でも、この恋心はしまっておく。
彼に幸せになってほしいから。
――――――――――
数日が経って、また彼がいるカフェに入った。
「いらっしゃいませ、」
「?」
いつもは笑顔を浮かべている彼に表情が硬い。
その頬に、大きなシップが貼られていた。
「どう、したんですかそれ…。」
「へ?あ、いや、壁にぶつかっちゃって。」
わかりやすいウソ。
それについて言及するつもりはさらさらないけれど。
彼にばれない程度にほかの場所もけがをしていないか確かめる。
「っ、」
彼の指にあったリングが消えていた。
「指輪、」
「え?」
「あ」
思わず声に出てしまった。
だって自分が一番気にしていたことだったから。
彼が気まずそうに視線をさまよわせる。
「俺でよければ話を聞きますよ?」
魔が差してしまったのか、なんなのか。
彼に手を差し伸べた。
―――――
せめて店が終わってからにしてほしい、と言われ、閉店時間まで待つ。
「お待たせしました」
私服に着替えたらしい彼が出てくる。
「いや、俺も変に首突っ込んじゃって」
「だいじょぶですよ。俺も、誰かに相談したくて、」
彼の表情が一瞬曇る。
「どこか、お店はいります?」
「その、もしいやでなければ美園さんのおうちでもいいですか?」
「ぇぁ、いい、ですよ?」
「ありがとうございます。」
俺のことを信用してくれているんだろうけど、あまりにも無防備すぎやしないか?
そんなことを悶々と考えながら、家に案内した。
「ここです。」
「わぁ、きれいだぁ。」
そりゃ、掃除してますから。
いうほどきれいではないと思うのだが、彼は目を輝かせていた。
「お茶でいいですか?」
「へ、あ、すいません!俺やりますよ!」
「いえいえ。すわていてください。」
「はい。」
しょも、と見えない耳としっぽが垂れ下がったように見える。
それが可愛くて笑ってしまった。
「どうぞ。」
「ありがとうございます。」
両手で包み込むようにコップを持ち、お茶を飲んだ。
そんな彼の動作一つ一つに目を奪われる。
「それで、何があったんですか?」
ごまかすようにそう尋ねた。
「…美園さんは俺に恋人がいることを多分ご存じですよね。」
「はい。まぁ。」
気にしてたし。
「その、どこまで話していいのかわからないんですけど…。」
「ゆっくりで大丈夫ですよ」
「…すいません。もういっそのこと全部話しちゃいますね。」
そういった彼の手は震えていた。
「俺の彼氏が、きれいな人と会っていて。
黒髪で眼鏡かけたきれいな人。
俺とは真逆のタイプの人で。
疑ったわけじゃないんですけど、家に帰ってきたときに聞いたんです。
『誰と会ってたの?』って。
そしたら、はぐらかしたんです。
『え?誰とも会ってなかったよ』って。
俺、一応その時の写真撮ってたんです。
もしもの時のために。
それで、その写真見せたら奏斗が慌てだして…。
信じたくなかったんですけど『浮気?』と聞いてしまって。
『違う』って奏斗は否定したんですけどどうにも信じられなくて。
だって、奏斗すごいやさしく笑ってたから。
問い詰めたら奏斗が怒りだして、俺も後に引けなくなってしまって。
奏斗に初めて叩かれたんです。
驚いて、悲しくって。
そのまま家を出てきました。
奏斗にはまだあってないんです。
でももう、やり直せないような気がして…。
嫉妬深い俺が悪いんです。
でも、はぐらかさないでほしかった…。」
彼が泣き出してしまった。
あいにく、俺は人を慰める方法を知らない。
だから、抱きしめた。
今だけは俺を見ていてほしいと。
「みその…さん?」
彼が目を丸くしている。
ぽろぽろと流れ落ちる涙に口づけた。
「ひゃ、ちょ」
抑えられなかった。
人として終わってる行為だとはわかっている。
けど、
許せなかった。
こんなにも愛しい彼を泣かせる奏斗さんが。
俺だったら絶対君を泣かせないのに。
「いまだけは、俺に身をゆだねて。」
彼をベッドに連れ込んだ。
――――――――――
「ひゃ、♡みそのさ♡♡そこすき♡♡♡んぁ♡♡」
「ふふ、可愛い…」
たくさん溶かして、甘やかして。
彼の瞳はもうハートになっている。
まだしてなかったのか少しきつかったそこはもう緩くなった。
俺の巨根を受け入れている。
「みそのさ、♡♡♡またいきゅ♡♡♡♡あぁん♡」
「イって、もっと曝け出してください。」
「ひゃぁああああっ♡♡♡」
びくんびくん♡と何回目かの絶頂を迎えた彼。
「好き、好きです雲雀さん…。」
「⁉⁉♡♡♡♡」
名前を呼ばれたことに驚いたのか、耳が気持ちよかったのか。
彼のなかが甘くしまった。
「俺のモノになって…」
そこからの記憶はあまりない。
彼が俺だけのものになってほしいと、何度も欲を打ち付けた。
トんでしまった彼の体を清めながら、俺は自分のしでかしてしまったことに絶望した。
もう、あの頃の関係には戻れない。
彼が目を覚ます。
目が合って顔をそらした。
彼に嫌われていてもおかしくない。
「…また、来てもいいですか?」
「え?」
「美園さんと居ると、安心できたんです。」
ふわり、と彼が笑った。
「でも、俺…。」
「…。あいつも浮気してたからお互いさまってことで。」
どこか吹っ切れたように彼が言った。
「これからもよろしくお願いしますね?聡さん」
謎な終わり方ですいません。
一応KNTは浮気してないはずです。
この後どうなっちゃうんでしょうねぇ。(続かない。)
攻めをさん付けで呼ぶ受けがみたくて書きました。
それではまた、次回に
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