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stgr/868【子供になったクッキー戦隊】
歪みで精神も身体も子供になってしまったクッキー戦隊と、元気いっぱいで自由奔放なクッキーたちに振り回されるボスのお話。
ーーーワンクッション
⚠️捏造
⚠️エセ関西弁
⚠️口調・呼び方違いあるかも
⚠️誤字脱字
⚠️解釈不一致かも
⚠️📡・🐙キャラエン前
ーーー
ーーーside 📡
豪邸のソファで寝そべっている俺の腹にまたがる、ピンク色のパーカーを着た子供と目が合う。目と言っても、見慣れたクッキーのお面についている目だけど。
🧚「せんせぇ!おはよーございます!」
📡「夢じゃなかった〜…」
昼寝から目覚めた俺は、寝ぼけているのかと自分の目を疑った。しかし、俺のことを先生と呼び、クッキーのお面を付けてピンクのパーカーを着る男は、身体が小さいことを除けばトピオしかいない。少し背が縮んだだとか、そういう話じゃない。本当に子供になってしまった。話し方から身振り手振りまで、全部。信じがたい現実を目の当たりにして、思わずため息をこぼした。
🤖「店長、おはようございます」
📡「ケイン…!お前はいつも通りか!」
🤖「どうやら、今日起きている構成員のみなさんが子供化しているみたいです」
📡「何、歪み?」
🤖「はい。先ほど市長が事の詳細を投稿していましたよ」
📡「へー…直る見込みは?」
🤖「まだない、とのことです」
📡「なるほどな…?」
とんでもなく厄介な歪みに遭遇しているらしい。普段からクソガキムーブの多いクッキーたちが、本当にガキになってしまったのだ。果たして手に負えるのだろうか。
🧚「いっしょにあそんでください!」
🤖「だそうです、店長?」
📡「え〜…子供の相手とかまともにしたことないけど?」
🤖「大丈夫ですよ。相手はトピオさんです」
🧚「…せんせぇ、?」
📡「アー…うん、遊ぼっかー」
🤖「…ちょっと不自然すぎませんか?」
ーーーside🤖
🆔「ケインさん!」
子育てに必要な物集めの時に見つけた、なぜか姐さんハウジングの家にあった大量のおもちゃをガラガラと床に広げていたJDさんは、パトカーのおもちゃを発掘したらしく、自慢げに差し出してきた。JDさんは子供になっても変わらず、パトカーが好きらしい。
🤖「かっこいいですね」
1
🆔「ケインさんのもありますよ!」
大切そうに抱えていたパトカーのひとつを渡してくれた。これは…まるんさんのパトカーにそっくり。
🤖「ありがとうございます」
🕶️「おれもつかいたい!」
🧚「ぼくだってつかいたいもん!」
🕶️「やだ!」
🧚「ぼくもやだ!」
店長と遊んでいるはずのトピオさんと、ひとりで悠々と遊んでいたはずのジョアさんの喧嘩らしき声が聞こえてきた。子供によくある、おもちゃの取り合いだろうか。
🆔「トピくんとマーくん…けんか?」
🤖「…困りましたね。仲直りしてもらいましょう」
🟣💧「けいんせんぱぁい…」
🤖「おはようございます。よく眠れましたか?」
🟣💧「ぅん〜…だっこ……」
🤖「抱っこですか…会長でもいいですか?今は少し忙しくて」
🛎️「しゃーない。紫水〜、こっちやで〜」
ダルがって逃げられるなり渋られるなりするかと思ったが、案外すんなりと受け入れてくれた会長。眠そうに目を擦る紫水さんを抱き上げて、鼻歌まじりに豪邸内をウロウロしている。紫水さんは会長に任せ、トピオさんたちの方へ向かう。
🤖「そんなに強く引っ張ったら、おもちゃが壊れてしまいますよ」
🧚「だってマーくんが!」
🕶️「だってトピくんが!」
お互いに指を差し合ってそう言う2人。
🤖「店長、どうすれば…」
視線を動かすと、そこには床で伸びている店長がいる。トピオさんの恐ろしい体力に負けたようだ。
🤖「…トピオさん、ジョアさん、着いてきてください」
ーーー寝室
🕶️「ねる部屋?」
🧚「まだねないです!あそびたい!」
🤖「実はこの部屋に、仲良く遊べた子にあげるお菓子を隠してあったんです」
🕶️「えっ!」
🧚「おかし!?」
🤖「しかし、喧嘩をしてしまう悪い子がいるとバレて、奪われてしまいました」
🧚「おかし、もらえないの…?」
🤖「おもちゃの王様が怒っているみたいです」
🕶️「ど、どうしたらいいですか!?」
🤖「お互い“ごめんなさい”をして、おもちゃを仲良く使えるようになりましょう」
🕶️「…トピくん、ごめんね」
🧚「ぼくも、ごめん…あとでいっしょにあそぼ?」
🕶️「うん!」
ほとんど使ったことのないボイスチェンジ機能を発動させて、人間に近づけた低めの声に設定する。
🤖『謝れたようだな。お菓子を返すとしよう』
🧚「おかし、かえってきた!?」
🕶️「たべれる?」
あたりをキョロキョロと見回しながらお菓子を探す2人。ファンが少し回った。
🤖「ベッドの下にある箱を開けてみてください」
🧚「…おかし!!」
🕶️「たくさんある!」
🤖「よかったですね。みなさんと一緒に食べましょうか」
お菓子がパンパンに詰められた段ボールを2人が持ち上げ、ゆっくり慎重に一階まで運ぶ。リビングにいたJDさんと会長に抱っこされた紫水さんも、溢れ出るほどのお菓子の山に目を輝かせた。
ーーー
📡「ケインがいてよかった…」
🛎️「ほんまにそれ…」
🐙「可愛いじゃん?ウチの子たち」
🚬「紫水めちゃくちゃ生意気なんだけどー」
👑「隙あらば小遣いねだってきてエッグいぞコイツ」
🧚「ぼすたちも、おかしどーぞ!」
📡「ん?あー、ありがとね〜」
👑「ありがとな〜トピオ〜!」
🚬「いいのー?」
🐙「トピオはいい子だね〜」
🕶️「け、けいんせんぱいも…!」
🤖「私もいいんですか?ありがとうございます」
リビングのテーブルをみんなで囲み、小さなクッキー戦隊たちが夢中になりながらお菓子を食べる姿を見守る。
👑「紫水こぼしすぎだろw 誰もお前の食わないから落ち着けって」
🟣💧「モゴ…」
蓮さんの横に座る紫水さんは、口いっぱいにクッキーを詰め込んでいる。紫色のパーカーはクッキーのカケラやチョコレートであっという間に汚れていく。食べ終わり次第、着替えさせて洗濯ですね。
🛎️「JDは食べるのゆっくりやなぁ」
🆔「んふふ」
会長の膝に座るJDさんはというと、小分けのボーロをひとつひとつ丁寧に食べている。たまに、会長にボーロを差し出しながら。
🛎️「ん、ええんか?ほなもらうわー」
🆔「おいしいですね!」
🛎️「うまいなぁ」
この短時間で子守りの力がついたのか、会長は慣れたようにJDさんの相手をしている。
🧚「せんせぇ!これもあげます!」
📡「も、もう大丈夫よトピオ…」
🧚「…」
キラキラと輝く笑顔から一転、しょぼっとした顔になったトピオさん。…店長、少し揺らいでます。
📡「…………じゃあ、これだけもらおうかなぁ〜」
🧚「あーんしてください!あーん!」
📡「ッ…ぁー……」
🧚「へへっ♪」
キャッキャと喜ぶトピオさんの後ろで、蓮さんと会長がケタケタ笑う。トピオさんに翻弄されて柄にもなく「あーん」をしている店長のことが面白いのでしょう。
店長から放たれる蓮さんと会長に向けられた殺意に近い何かに気づくこともなく、トピオさんは店長の口にあれこれとお菓子を詰め込んでいく。
🕶️「けいん、せんぱい」
🤖「どうしました?」
そして、床に正座する私の上にちょこんと座るジョアさんは、私におずおずとグミを渡す。
🕶️「…グミ、好きですか?」
🤖「はい。好きですよ。…特に、レモン風味のこのグミは大好きです」
🕶️「…!」
私の発言を気にしてしまったのか、グミを食べる手が遅くなってちまちまと食べている。こちらの様子を見ながら、不安そうに食べるジョアさん。
🤖「大丈夫ですよ。そのグミはジョアさんの分です。好きなだけ食べてください」
🕶️「…はい、!」
ーーー
🛎️「やっっっっっっっと寝た…!!」
📡「もう無理、おれ寝る…」
🤖「お疲れ様でした」
🐙「この程度でへばるなんて、しょーもない野郎どもだね」
🚬「お疲れ様みんなー!」
🐀「うんうん、お疲れ様だよホント。じゃあオレは寝ようかな」
🛎️「おい!」
📡「ついさっき起きたやつが何言ってる?」
👑「何逃げようとしてんだ!?」
🛎️「俺らがどんな思いで子守りしたと思っとんねん!」
👑「てかもう遊びに行かん??起きたての刃弐に任せようぜ」
🛎️「それでええやん。…よし、カジノGOじゃない?」
🐀「え」
📡「おれ寝る。おやすみ〜…」
🤖「はい。おやすみなさいませ」
🐙「じゃ、アタシたちは買い物にでも行こうか?芹沢」
🚬「行く〜!」
🐀「え、ちょ…」
ーーー
ーーー
ーーー
🕶️「死ねる…俺もう生きていけねぇっす…」
🤖「可愛らしかったですよ」
🕶️「やめてください!思い出したくない…」
🧚「俺せんせーになんてことを…キャーッ!」
📡「Zzz」
👑「おもろかったぞ紫水〜w クッキー食うたび口からボロボロ〜ってw」
🟣💧「もう本当にやめてください!?」
🛎️「JDも“昔は”可愛かったんやな〜。あんなフワフワした雰囲気、今となっては面影もな……いこともないか」
🆔「昔は、って…まぁでも、流石にあれは恥ずかしいですね」
元通りになったクッキー戦隊たちは、各々もがき苦しんでいた。はっきりと鮮明に覚えている小さくなった自分が蘇っては、恥ずかしさで死にかけている。今夜はしばらく、賑やかな夜が続くだろう。
ーーー
🐀「………子守りって、大変っすね。みんな元に戻ってよかった。…おやすみ…」
終わり