テラーノベル
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転校生は優しく答えてくれた。
『カエデ、常盤 楓』
私はその名前を聞いて少し聞き覚えがあったような気がした。
だけど思い出せない、心当たりがない。
私は気のせいだと自分に言い聞かせた
『ありがとう、よろしくね。楓くん』
『うん、よろしく』
常盤は私に優しく微笑みかけた
それを見て、なぜかチクリと針で突かれるような感覚が心に響いた
常盤 楓。彼の笑顔は妙に引き寄せられた。
(…綺麗だな)
私はふと心で呟いた。彼の笑顔は人を引き寄せる
『俺の顔に何かついてる?』
そう常盤に言われて私はハッとした。
つい見惚れてしまっていた
『ごめん、なんでもない』
そう言って、気まずくなって無言で足を進めた。
恥ずかしい。
私はそう思った。だけど、常盤はどこか安心する雰囲気を纏っていた
私はそれに釣られたみたい。
色々考えてしまいぼーっとしていると、つい思った以上に歩いてしまった
『あ、ごめん』
着いてこれてるか後ろを振り向くと、常盤 楓の姿が見当たらなかった。
『…あれ?』
心臓が強く響く。一定のリズムで
見失ってしまった。逸れた?私が早く歩いてしまったから。
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𝑀𝑖𝑠𝑎𝑘𝑖
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コメント
1件
第2話、読み終えました🌙 楓くんの優しい笑顔、どこか懐かしい感じがするのに思い出せないもどかしさ、すごく伝わってきました。主人公が無意識に見惚れてしまう気持ち、わかるなあ…。あの「チクリ」とした感覚が、ただの好意じゃない何かを予感させててゾクッとします。それなのに、振り返ったらいない…。この切なさと不安、大好きです。続きが気になります🤍🥀