注意→アメ日、オメガバースBL、政治的意図なし、めっっっっっっっっっちゃ長い
アメリカ視点
俺は〇〇高校に行っているアメリカだ。
〇〇高校は正直に言うと偏差値がバカみたい に高かった。でも中学生のときの俺は勉強なんかするわけがなかったし、してる自分を想像することもできなかった。なのに中3になってから気が狂ったように勉強し始めた。 なぜ俺がこんなに〇〇高校に行きたいのか。それは、好きな人がこの高校を目指していたからだ。
そいつの名前は日本で、中学校から一緒だったがクラスが同じになったことは無かったので話すことはほぼ無かった。
中3のまだ日本のことを知らなかったとき、噂では綺麗で儚く美人なオメガで、誰にでも優しく頭の良い完璧な優等生だと耳にしていた。そいつはどうやらD組の日本と言うらしい。そんな完璧な人がいるのかと他人事のように思っていた。だが、見かける度に優しい笑顔で他人のことを手伝っていて、もっといろんなことが知ってみたくて気になった。やはりいざ目で見てみると自分の想像と現実では感動が違うものだと改めて実感した。自分はいつの間にかある程度空気を読み、皆が望むであろう言動をするようになった。つまらない人間になったのだ。昔の自分とは比べものにはならないぐらいに自分らしさが無くなっていった。しかしそれが一番賢い生き方だった。誰にでも優しく、それなりに努力して、みんなを笑わせて、相槌を打って。正直言ってつまらなかった。終わりが無かった。これからもそんな風に社会に出てヘコヘコ笑って、自分のことなど話さず相手に合わせて生きていくんだと悟った。だからアイツも、そんな生き方をしてきたんだろうなと、見かける度に感じた。俺と環境が似ていたんだろう。
そんなある日、俺はポケットに家の鍵が無いのに気づいて学校に戻った。あの日はまだ夏が始まったばかりだったから日も落ちるのが遅くて、学校に着いたときはまだ夕方だった。掃除がない日は早く帰れるのにちょっと損した気分だ。とにかく暑いので早く家に帰りたい。
D組の前を通ろうとしたとき、まだ教室の電気が付いていることに気が付いた。居残りをしているのかと思い、教室を見ると一人掃除をしているやつがいた。それは日本だった。他には誰もいない。思いがけない光景にドアの前で立ち止まっていると日本が俺に気付いた。
日本 「…えっと、アメリカさん、ですよね?どうかしましたか?」
アメ「…一人で掃除してるのか? 」
日本 「そうですが…。」
アメ「……。 なんで…」
日本「…?えっと…。少しでも快適に過ごせた方がいいと思いまして…。 」
信じられなかった。誰も見ていない所で善行をするのは意味がないと等しい。評価などされないのに…。俺と一番近いと思っていたのに一番遠かった。なぜこんなにも人を想えるんだ?この歳にもなったら、その優しさにつけ込む人も利用する人もいただろうに。自分の中にあった思い込みに気付いて全てのもやもやが晴れた気がした。
他人から見たら大した理由では無い。でもその本当の優しさが汚れきった自分の考えを変えさせた。そして日本ともっと仲良くなりたいという単純な思いが膨れ上がった。
アメ「掃除、手伝ってもいいか?」
日本「え………???」
目が飛び出そうな程に驚いていた。
アメ「ダメか…?」
日本「…い、いえ!ありがとうございます…!」
アメ「そういえば、なんで俺の名前知ってるんだ?」
日本 「だって、アメリカさんの話を聞かない日は無いぐらいですから。」
アメ 「え…。それは悪い意味でか…?」
日本「いえいえ。良い意味でですよ。ふふ笑」
笑った顔が可愛くて、優しかった。
それから仲良くなって、目が合ったら手を振れるような仲になった。でもそんなある日、日本が〇〇高校に目指していることを知った。だから自分は必死に勉強をするようになった。このときは日本にあり得ないほど尊敬しているから一緒に居たいんだと思っていたが、既に好きだったのかもしれない。
本当にごめん…!!!長すぎる…!!!!来週の休みまでバタバタするのでまた遅れるかも…ごめん!!😭
ここまで見てくれてありがとー!!それでは!
コメント
4件
アメ日だぁぁぁぁぁ!!!ぐフフ((((殴
アメ日ありがとうございます(((o(*゚▽゚*)o)))まじで恋愛系×アメ日が最高すぎるのでこれからも見ていきますね