テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
〚あの星は綺麗ですね、私はあの星になれるでしょうか〛
⟡.·*.······································⟡.·*.
????年× 月× 日……月曜日
東京。ビルの隙間から覗く星空、遠いけれど近くも見える、白,青,赤と様々な美しい輝きを持つ星々。
むかし、母が言っていた。
死んじゃった人は皆お空へ還るのよ。
星が多いのは、死んだ人が星となり空を照らすから、そう思ってた
未だに本当なのか嘘なのか分からないけれど
母が死んでしまったら何色に輝くのだろう
、と幼い頃から思っていた
青か、緑かその他か
私はもっと特別な色に輝いて欲しい
たった一人の母だから、どんな色でも、綺麗に見えるだろう
大きく、美しく、それでも明るく輝く。
私にとって母は月や太陽ではなく星
たった一つノ特別な惑星ではなく、周りにも同じものがある中で、美しく輝いていて欲しい
帰りのバスに思いながら、ふと思った
私は、星になれるのかな
**
**
体育、数学、美術。特に優れたものはなく、平均以下程の良いとは言えない成績
そして美しいとも愛らしいとも言えない容姿
太陽でも聖女でもない性格
そんな者は、輝く資格があるだろうか
そんなある日、スマホで動画を見ていたら、ひとつのアプリを見た
「*テラーノベル*」
**
**
小説アプリらしい
確か、国語系の習い事をしていた
興味を持ってインストールしてみた
ホームには様々な小説が並んだ。二次創作からオリジナル、賞をとったものまで様々
決して、全員がプロという訳では無い。まだ言葉が上手く使えていないものもあれば空白を使ったり絵文字を使ったり
人それぞれの書き方だった。好きな人物を、好きな展開で、物語を進めていく
私も、作ってみた。
最初はハートが1桁か2桁しかつかなかった。
まだ、流れが上手くできていないから
でも、楽しかった。自分の想像力をここで使えた。
そして、ひとつの小説がランキング1位に入った。
最初は目を疑ったが、そこから人気が出ていく。
最初の小説も、新しいものも、暖かいコメントとハートが着いた。
途中で止まってしまった。最初は楽しかったのに、何か足りない。
一つ、小説が目に入った。
「参加型」
**
**
自分のキャラクターを作者へ提供し他の人達のキャラクターと物語を作ってもらう小説
参加していくうちに、自分も誰かの物語を作りたい、自分の考えた世界で、他の人達のキャラクターで物語を展開させていきたい。
作ってみたらまさかの1時間で参加するコメントが沢山来た。
最初は覚えるので一生懸命だったけれど、後に慣れて処理も早くなった
参加型繋がりで、仲が良くなった作者もいた。
1人は私が作った最初の小説からコメントをしてくれていた作者さん。
もう一人は参加型メインで活動している作者さん。
優しかった。フレンドリーに、お互いの小説を読んでコメントをする。顔も、成績も関係ない、ネットの繋がり。
だが、それも終わりがある。
今年の1月、バグが起きてアカウントにログインできなくなってしまった。
急に現実に引き戻された感じがした。問い合わせをしても戻ることはできなかった。
…そして、後に私の中でテラーノベルの存在が薄れて行った。
約5ヶ月が経った。テラーノベルを思い出して、もう一度問い合わせを試してみた。
結果は変わらなかった。
でも、悲しくはなかった。
最初の2桁だったフォロワーは4桁まで増え、出した小説はハッシュタグのTOP3に入り、昔作った物語もまだ上位でキープを続けている。
それでも、アプリを消すことだけできなかった。5年間続けたアカウントがあったアプリ。
宿題も忘れてログインしていた。あの頃の楽しさを忘れられなくて
もっと、書きたかった。
話したかったし物語を作りたかった。
今日、書くのを辞めることにした。
5年間の活動は無駄じゃない。文章の書き方も上達し、授業の振り返りは誰よりも早く、だが決して適当ではないことをスラスラと書けるようになった
テラーノベルの中で他の人の事情も知り、人間関係も上手くいった。
この力をつけて、私は星になれると思った
だって、生まれ持った才能なんてほぼないんだから
みんな努力して、好きなことを伸ばして才能を手に入れる。
数学が好きな友達は青とか緑に輝くかな
美術が得意な友達は虹色になれるんじゃないかな
だったら私は、白になりたい。
飾りがない、綺麗な白の星になりたい
2026/5/14
晴れ、風は涼しく水溜まりがない綺麗な日。
少し、現実に目を向けようと思う。
諦めないで、急がずに努力をすれば
必ず普通に届くから