【 息を合わせて 】

みなさんこんにちは !!

何気にノベルで書くの初めてかも !?

で 、今回は …

1話だけで完結の創作BL描きます‼️

語彙力無さすぎて意味わかんないと思うんですけど 、お手柔らかにお願いします🥹

吹奏楽で書きます !! ︎︎👍🏻

てことで 、人物紹介‼️

1人目 …

蒼 (あおい) ➵ サックス担当 (アルト)

好きな物やこと : 音楽 ･ ミステリー小説

髪色 : 黒髪 … 冷静で落ち着いた雰囲気

･クールで冷静だけど 、音楽に対しては熱

い情熱を持っている 。

･喜ぶと目が細くなる癖 あり

･照れると声が低くなるギャップも …

2人目 …

光希 (みつき) ➵ クラリネット担当

好きな物やこと : 蒼の演奏

髪色 : ライトブラウン … 癒し系

･明るくて素直 、不器用だけど一生懸命

･喜ぶと笑顔がキラキラして目が細くなる

･楽器を抱きしめる癖がある

こんな感じかな‼️

てことで 、1話だけの創作BLすたーと‼️

【 息を合わせて 】

放課後の音楽室 。

セミの声が遠くで鳴き止み 、代わりに …

クラリネットの’高く細い音’がひとつ 、

ゆっくりと響いた 。

「…… はぁ 、ダメだなぁ」

光希が肩を落とし 、譜面を見つめる 。

音の粒が揃わない 。それだけじゃなく 、

息の使い方 ･ 指の運び ･ 楽器を吹くための基礎 … 全てがぎこちない 。

「もっと 、真っ直ぐ飛ばせ 。 今の音 、

下向いてたぞ 。」

__ 背後から 、低く静かな声がかかる 。

蒼 。サックスパートの先輩 。

クールで 、無駄な言葉をあまり使わない 。

でも 、厳しい視線の奥にある情熱は 、

光希が誰よりも知っていた 。

「……うん 、わかってる 。でも 、やっぱ       難しくて」

「難しいのは当たり前だろ 。簡単なら誰も苦労しない 。」

「わかってるけどさぁ ……」

不貞腐れるように座り込んだ光希が 、

クラリネットを抱きしめる 。

__ その姿に蒼が小さく息を吐く 。

「癖 、出てるぞ 。落ち込むとすぐそれす

るよな 。」

「えっ 、そ 、そうかなっ」

蒼は静かに頷き 、言葉を続ける 。

「…… 頑張ってるのは 、見てりゃわかる 。でも”音楽”ってのは 、努力だけじゃ届かない時もある 。だからこそ 、面白いんだ 。」

冷静だが 、どこか情熱的な言葉 …

「…… 蒼くんは 、なんでそんなに上手く吹けるの ? 」

「俺は 、サックスが ‘ 好きだから ’ 。

好きな物にはちゃんと応えたい … それだ

け」

まっすぐな眼差しに 、きゅっと胸が締め付けられる 。

――”好きだから” 。

その言葉が 、こんなに重たいなんて思わなかった 。

「…俺も 、蒼くんみたいになりたいなぁ」

…… つい本音がこぼれる 。

「なれるよ 。お前は素直だし 、音も優し

い 。…… ただ 、不器用なだけだ 。」

「うぅ … それ 、褒めてる ?」

「褒めてる 。…… それに 、喜ぶとすぐ

顔に出るの 、わかりやすくていい 。 」

「なっ 、なにそれ 、 バカ …… !!」

思わず顔を真っ赤にして立ち上がる

光希に 、蒼がふっと笑う 。その笑顔は …

滅多に見せない 、とても柔らかいものだった 。

「なぁ 、光希」

「…… なに ?」

「”息を合わせる”のは得意だろ」

「…… え ?」

「じゃあ俺と ―― 合わせてみるか ?」

一瞬 、心臓が大きく跳ねる 。

「…… い 、いま 、なんの話 ?」

「デュエットだよ 。次の演奏会で 、

クラとサックスの二重奏 、組ませて欲し

いって先生に言われた 。」

「俺は 、お前とやりたい 。」

急に言われたこともあり意味を理解するのに時間がかかってしまう 。

「…… え 、ほんとに …… ?」

蒼が静かに頷く 。

「クラの音は 、お前みたいな奴にしか出せない 。俺と合うのはお前しかいないと思ってる 。」

光希は思わず 、クラリネットをぎゅっと胸に抱きしめた 。

「…… 俺で 、いいの ?」

「いいも何も 、お前じゃなきゃ 、ダメな

んだ 。」

また顔が真っ赤になる 。息を合わせるどころか 、心まで読まれている気がする 。

だけど不思議と 、今なら ――

「うん 、やってみたい 。…… 蒼くん

と 、合わせてみたい 。」

笑顔になった光希の頬が 、ほんのり赤い。

その横顔を見つめながら …  蒼がそっと答えた 。

「じゃあ決まりだ 。光希 、今日から俺

の音に ―― ちゃんとついてこいよ 。 」

「うん 、絶対置いてかないでね 。」

ふたりの間に 、静かに “音楽” が生まれ始めた 。

―― まだ不器用なクラリネットと 、凛と響くサックス 。

だけどその音は 、どこまでも真っ直ぐで  …

今日から2人は 、本当の意味 で ……

―― 「息を合わせて」いくのだ 。

【 息を合わせて 】完結