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それが気になったから。

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それが気になったから。

1 - それが気になったから。

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2024年01月31日

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この小説は同性愛の話です。

ご本人様とは一切関係ありません。

センシティブな表現が含まれています。

興味本位のnmmnです。

rdgtです。

初心者なので間違ったことをしていたらご指定お願いします。

感想も貰えると嬉しいです。

━━━━━━━━━━━━━━━




「それどうなってんの?」

ある日突然、なんの前触れもなくそう言い、俺の後ろにある「それ」をジッと見つめながら言ってきた。

好奇心を抑えられず、頭から出てきた言葉をそのまま言ったかのような興味がある様で無いようなテンションで言われるものだから、俺はその言葉に答えられずただその男を見つめ返すことしか出来なかった。

「それどうなってんの?」

二人の間に数秒の沈黙が流れた後に、その男はもう一度数秒前と同じ言葉を俺に投げ出してきた。

「いや、2回言わなくてもいいだろ。」

「聞こえてないと思ってもう1回言ったんだよ。」

聞こえてるなら返事しろよっと小声で言いながら「それ」をまた見つめ始めた。

「あー、ごめん、なんて嘘つこうか考えてた。」

「いやなんでだよ、今更嘘つく意味あるか?」

この男、らっだぁとはもう数年の付き合いになる、コイツの言う通り今更嘘をつく必要なんてない。だがその数年のうち今日を入れて”数回”は会っているのに関わらず、今日初めて「それ」について聞かれたものだから驚いた、

今更なんなんだ、

この男がさっきから気になっている「それ」とは、俺の腰の付け根から出ている細長いピアノ線のようなしっぽの事だ。おまけにはしっぽの先に白くて小さな花が咲いてる。

勿論俺は普通の人間だ。

だが物心着いた時から「それ」は俺の腰から生えていた。

私生活には支障が無かったし、普段はズボンの中に隠していた。仲のいい友達には俺のしっぽのことは伝えていたが、そういえばこの男には伝えていなかったな、、だが初めて会った時にしっぽを出していてもこの男は何も言わなかった。だから興味が無いと思っていたが、、、

ふと、らっだぁが目の前にいることを思い出し慌てて彼の目を見た時あぁ、やってしまった と後悔した。

ソイツは俺の皮膚の穴全てを見るように粘着質に俺の事を見つめていた。

その姿がまるで獲物を見つけた蛇のようで少し恐怖すらを感じた俺は耐えれず、

「別に、ただのしっぽだよ」

喉の奥に固まった言葉をようやく絞り出し、ぎこちない笑顔でそう返す。

「ふーん、」

興味がまるで無いような、乾いた返事が返ってくるだけで、それ以上何も聞くことがなかった。

これは絶対に良くない流れだ、

その姿に嫌な予感がし、この会話を早く終わらせようと口を開いたときだ

「痛覚あるの?」

その言葉を聞いた瞬間蛇に睨まれた蛙のように体が動かなくなった。

背中に汗が流れていく感覚が酷く気持ち悪く、気が遠くなる感覚がした。

別に体調がタイミング良く悪くなった訳でも、その言葉に不快感を感じた訳でない。

ただこの男の”目”と”声”のせいだ。

コイツはいつも気が抜けた態度でふわふわした口調をしているが、コイツの中にある”なにか”がいつも俺を不安に掻き立てていた。

そしてその”なにか”が見える時、

「怒っている」時と

「好奇心」がある時だけだった。

初めてこの男を怒らせた時、コイツは笑って冗談を言っていたが、その言葉の中や目は黒くてベッタリと張り付いてくるような不快感と恐怖があった。

そしてそれは好奇心を抑えられない時にもあったのだ、

そんな事を悶々と考えているとらっだぁは俺の目の前にゆっくりと近づいてきた。

「ねぇ、触っていい?」

壁にジリジリと追い詰められていく恐怖に声も出せずにその場でへたり込んでしまう、そのままらっだぁはお構い無しに 耳元に息が掛かるほどの近さまで顔を近づけ

「触っていいでしょ?」

とさっきと変わらない様子で聞いてきた。

コイツに触られたくない、触られたらダメだ。

そんな言葉が脳に流れてくる。根拠などないが、とにかく触られたらいけないがした。

“触られたくない”

そう思うはずなのに何故だが”嫌だ”という感情が不思議なくらいわいてこない。

「マジで少しだけだからな、」

そう言うと、らっだぁはにっこりと笑い、しっぽの先に咲いている花をソッと触った。

花の先には特に感覚は無いので何も反応をせず、黙ってらっだぁを見ていた。

当の本人も何も言わず、表情一つ変えずにただ俺のしっぽの花を触るだけだった。

なんだ、コイツならちぎったりしてくるかと思ったけど、別にそんな様子もねぇな、無駄にビビったのが馬鹿みた、、、

「い”っ、!」

ビクッと体が小さく1回跳ねる。

いつの間にからっだぁは俺のしっぽの花から手を離し付け根近くをギュッと強くにぎていた。その痛みに耐えれず声がでる。

文句を言おうと顔を上げるとらっだぁは先程の仏教面からは見れないような顔をしながら俺のことを見ていた。

「痛かった?」

「まぁ、そんな強く握られたらそりゃね、、、。」

「なるほどねー、」

なるほどね?痛いって言ってるんだが?

そんな俺の思いとは裏腹に、らっだぁはしっぽを触ることを辞めなかった。

早く終わらないかな

そう思ってる時だった。腰に感じたことの無い感覚が走り、また体がビクッと跳ね上がった。

「は?え、なにして、」

俺の言葉を待たずに、しっぽを触るこを辞めずにさっきとは違う。優しく、撫でるような手つきでしっぽの根元へと走らせていく。

「うっ、」

触り方のせいで情けない声が出そうになる。

その声を必死に噛み殺して耐える、らっだぁはそんな俺の様子をちらっと横目で見ただけで特に何も言わなかった。

早く終わってくれ、

「んっ、ぉい!す、こしだけって、、、言ったっ!」

震える声を必死に絞り出し、らっだぁの体を離そうと手を伸ばした、

その瞬間、らっだぁはしっぽを持っている逆の手で、俺の伸ばした手を掴んだかと思うと、そのままの勢いでグッと力いっぱい自分の方へ引っ張った。

あまりにも突然のことに脳が追いつかず、されるがまま、らっだぁの身体に自分の身を預けるような形でそのまま寄りかかってしまった。

「は?マジでなんだよ、いいかんげんにしろよ。」

何も言わないらっだぁに怒りを覚えながら、離れようとすると、らっだぁは俺の背中に手を回し逃げれないように力を入れ、俺を抱きしめた。

「おい、」

「ねぇ、知ってる?」

文句を言おうと声を出すとらっだぁは、俺の言葉に被せるように話し始めた。

「猫ってさ、しっぽの付け根ら辺、おしりを叩くと喜ぶんだよ。」

「は、、、?」

嫌な予感がする、

らっだぁの腕から逃げようとするが、体制のせいで上手く力が出ず、もぞもぞと身体を動かすことしか出来なかった。

それが相手の気に触ったのか、らっだぁはまた、俺のしっぽを強く握った。

「ひぁっ」

思わず声が出て慌てて口を閉じる。

自分の情けない声を聞いて不快感と恥ずかしさで顔が熱くなるのを感じる、

最悪だ、本当に。何やってんだよ俺は、

今更後悔しても遅い。もうコイツは自分の好奇心を抑えられていなかった、

「ねぇ、なんでだと思う?」

しっぽを握ったまま、優しい声で子供に聞くような調子で俺に先程の話をし始めた。

その声で薄気味悪さを覚えながら

「知らない。」

と適当に返事をした、早く終わって欲しかったからだ。耳元でふーん、とらっだぁの声がした。しっぽを握っていた手が弱まるのを感じ、やっと開放されたと思った時だ。

パチン

と、音ともにらっだぁが俺の腰したら辺を叩いた。

訳も分からずいると

「猫のしっぽの付け根部分に生殖器があって、そこを刺激されると気持ちがいいらしいよ」

そう言いながら俺のしっぽの付け根ら辺、腰下を優しく撫で始めた。

「なっ、ほんとにもう辞めろって、」

「でもメス猫にしか気持ちよさが感じられないみたいだけど、ぐちつぼは人間だからなぁ、試してみたかったんだよね。」

俺の言葉が聞こえないのかそう言うらっだぁはどこか楽しそうに声を弾ませていた。

どうこの場から逃げようか考えてるとまた、

パンッ

と先程より強く叩かれた。

「いっ!ぁっ」

叩いたと思ったらしっぽの付け根を、擽るようにスリスリといやらしい手つきで触り、また叩く。という行動を何回か繰り返される。

最初は痛みを感じていたが段々不思議な感覚になっていき、力が抜けていくのを感じた。

「んぅ、はぁっ、、、んん!」

必死に声を抑え、この時間が早く終わることを願う。らっだぁは何も言わずに、ただ俺の腰下を叩いていた。

するとらっだぁは急に叩くのを辞め、あっと声を出した。

今度はなんだよ、、、

やっと飽きてくれたのかと思いほっと肩をおろした、コイツすぐよく分からないことしたと思ったら、急に辞めるよなぁ、、、まぁこの地獄みたいな時間から開放されたのならありがたいな。

俺の身体をがっちりと抑えてるいるらっだぁの手が離れるのを待っていると、急に身体を押され、冷たい床に背中が音を立てながら着いた。

背中がじんわりと熱くなり、少し痛みを感じながら目を開けるとらっだぁが真顔で俺を見下ろしていた、深海のような青黒い目でジッと俺を見つめ始め、口をゆっくりと開き、

「声でちゃうの?」

何を言うのかと思えば、あまりにも突然で、意味の無い言葉を言うものだから返答に困っていると、らっだぁは自分の片手を俺の口元に置いた。

その行動が分からず、ただらっだぁを見つめることしか出来ずにいると、口元に置かれていた指がぐっと力が入り、俺の口を器用に開け始めた。

「ら、らっはぁ?」

何がしたいんだ、

考える前にらっだぁの指が俺の口の中を、くちゅくちゅと嫌な音を立てながら、口の中をかき混ぜられていった。その感覚が気持ち悪く、おぇっと小さく唸ると、らっだぁは俺の舌ベロをおもむろに掴んできた。

びっくりしてらっだぁを見ると、らっだぁと目が合った、何も言わずに数秒俺を見つめていたがにっこりと笑顔を見せ

「声我慢するのやめようねぇ」

と言い、俺のズボンのベルトをカチャカチャとを外し始めた。

抵抗せずに、ただその行動を呆然と見ていると

「抵抗しないの?」

とニコニコ笑顔ををくっつけたままらっだぁは俺を覗き込んできた。ハッと息を呑み動こうとするが、らっだぁが勢いよく俺の身体に乗ったかと思うと、さっき外したベルトで俺を縛り上げた。

体制のせいも有り、上手く力が入らず突然起こった出来事にされるがまま、らっだぁに縛られたことに敗北感を感じながら睨むことしか出来なかった。

「大丈夫、最初は痛いかもだけど、慣れてったらすぐ気持ちよくなれるよ。」

「、、、は?」

俺が口を開いた瞬間、らっだぁは俺のズボンを全て脱ぎ捨て、俺の脚を開こうとした。

「ぁ!い、いや!!やだ!」

脚に力をいれ開かれないように抵抗をする。

そんなのお構い無しにらっだぁは、俺の脚を開こうとしていたが、

「まぁ、このままでも大丈夫か」

っと呟き自分の指に涎を垂らしていく。その光景をただ嫌だと言いながら逃げようと、芋虫のように動くことしか出来ない俺を横目に、細くて長い指が俺の”ナカ”にズプッと嫌な音を立てながら入ってきた。

「ひぃっ、や、やだ、やだやだっ!」

目がじんっと熱くなり、目の前がぼやけてくる。らっだぁの顔がよく見えなくなったが、少なくともソイツは泣き出す俺を見て薄笑いを浮かべているのが伝わってきた。

「さっきの痛いって言ってたけど、やっぱ気持ちよかったんだ、ぐちつぼのナカがもうトロトロだよ。」

何故か嬉しそうに言いながら、らっだぁはどんどん俺のナカに指を入れていった。

ぐちゅっといやらしい音が部屋に響く。指が奥に入っていく度に、その感覚が不快で自分の”ナカ”に入ってくるものを押し出そうと、身体が反応をしていた。

「うぅ、やだぁ、、、」

声を押される事に必死で、涙が好き放題溢れてくる、恥ずかしさと、なんとも言えないその不快感に身を預けることが出来ず、お腹の圧迫で苦しくなる。

うぅと泣きじゃくる俺の口にまた指が触れて口をガポッと開けられる。急に開かれた事に驚き、涙でぼやけたらっだぁを見つめた。

「声我慢するなよ」

さっきとは違う声色で言われビクッと身体が反応する、あぅあぅと開かれた口を閉じることも出来ず、ただ震えて次に何をされるかを待つことしか出来なかった。

「ねぇ、ここ寂しくない?」

突然、臍(へそ)のした当たりの肌を指の背が優しくなぞり、トントンと小刻みに指の腹で触れらる度に腹の奥がきゅぅっとなり、触られてない腰がひくひくと震える

「ぁ、やだ、、、」

「やだ?そんな身体して、本当は期待してるんだろ、」

ナカに入っていた指がぐりぐりと動き、俺の中を刺激してくる。その度に身体が小さく跳ねてしまい、さっきまでお腹のナカの入ってくる指が不快で苦しかったはずが、らっだぁの指がナカで動く度に腰に電気が流れたような感覚が走る。それが快楽からくる感覚と気づいてしまうのが嫌でも分かってしまう。

「んぁ!い”っうぁ、あっあ、やだぁ、、、 」

最初は必死に我慢していた声も、らっだぁによって開きっぱなしになった口から形にならない声を漏らすことしか出来なかった。

「そろそろいいか、、、」

と言いながらズルっと俺のナカにあった指を抜くとカチャカチャと音を立てて何かし始めた。

もう既に限界に近い俺は何も考えずにただその光景をジッと見ることしか出来なかった。

「あっ、、、」

「は〜い、今からぐちつぼくんの”ナカ”にこれを入れまーす。」

“これ”を見て絶句する、 らっだぁの華奢な身体から思えない程の禍々しい大きなその肉棒が信じられなかった、しかもそれを今から俺の”ナカ”に入れると言った言葉を思い出し、全身の毛がぶわっと逆立つ。

「や、!む、むりい、むりむり!」

逃げようと身体を反転させる。手首の縛られているから上手く動けず床に這うように逃げることしか出来なかった。

逃げようとする俺の腰を勢いよく掴み自分の方に引き寄せられる。うぅと情けない声を出すことしか出来ずに、それでも逃げようとする俺に

「こらこら〜、逃げちゃダメでしょ〜、」

と耳元で呟く、耳に掛かる息さえもが今の俺には快楽の餌になってしまいビクビクと身体が反応してしまう。

後ろにぬちゃと嫌な音と感覚が伝わってくる、それが何かは言わずもわかった。

首筋を熱いものが撫でる、ガブッと噛まれた瞬間、ぐちつぼは最後に残っていた理性がどろりと溶け落ちた。




「あ”っ!やぁ、も”っ、むり、!んぁっ 」

「あ〜〜可愛いねぇ、凄いナカがきゅうきゅうしてる。」

どれくらい時間が経ったか分からない。後ろかららっだぁに腰を掴まれた状態でどちゅっと卑劣な音をたてながら何度も突かれていた。もうらっだぁに抑えられていないにも関わらず、開きっぱなしになった口から涎を垂らしながら、声を漏らすことしか出来なかった。何回ナカに熱を吐き出されても貫く肉棒はまだ足りないと言わんばかりに硬度を取り戻しては俺のナカの奥を穿った。

「んっ、はぁ、、、ぐちつぼ、かわいい、ほんとすき、、、」

その言葉に何故か幸福感を感じてしまう、快楽のせいなのか分からない涙が自然と溢れてしまう、

「うっ」

らっだぁが小さく声を出し身体がぶるっと震えた瞬間、ナカに熱いものが流し込まれていった。溢れた白濁が床に垂れる。らっだぁが絶頂する度に自分の脳が焼けるような感覚になる、それが何なのかは分からないが、嫌な感覚ではなかった。


らっだぁは俺のことが好きなのか?

ふと理性がもどりつつある脳にそんな言葉が頭によぎった。

「ら、らっだぁ、、、」

「んー?」

「お、れのこと、、すき?」

「好きだよ。なんで?」

「なんっ、でって、、、こんな事して、好きじゃないって、言われたら、、、さすがの俺も悲しいよ。」

らっだぁは俺のナカに入れていた肉棒を引き抜き、俺と面が迎えるように身体を抱き寄せられた。

顔の近さに少しびっくりする、ジッとらっだぁが俺の顔を覗き込み、数秒近く見つめ合っていたと思ったら薄い唇にキスを落とされた。

あっけに取られている俺に

「好きじゃなかったらこんなことしないよ」

最初にみたベッタリとした不気味な笑顔ではなく、まるで赤子をあやすような優しい笑顔で俺に微笑みかけた。

その瞬間、止まりかけていた涙がボロボロと溢れてきた。

「好きなやついじめるとか小学生かよ、、、」

言葉に詰まらせながら言った俺の言葉に、ごめんごめんと笑いながら俺の目元から溢れた涙を優しく拭き取った。

「ぐちつぼのそのしっぽ、ずっと気になってたし、あまりにも反応が可愛かったからつい。」

「お前ほんと最悪だよ」

それは言い過ぎだろと笑いらっだぁは俺の頭を優しく撫でた、その瞬間、急な眠気の疲労感が襲ってきた。

「眠い?寝ていいよ、後やっとくから」

その言葉を最後に意識が途切れた。

自分には別に同性を好きになる人間でもないし好きになったこともなかった、だけど世の中の同性愛者をバカにしようとも否定しようとも思わない。

だけどきっと俺は「らっだぁ」という人間を気づいていないだけで好きになっていたんだと思う。

それがこんな形で自覚するとは思ってもみなかった。


ー終わり

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