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〜食堂 No視点〜
ルイスと恋花が食堂を去った後
監督生「私…追い掛けて来ます！
元は私のせいですし！」
エース「あっおい！」
エースの制止の声を気に求めず食堂から出て行った
偶々来ていたイデアは状況を飲み込めてなかった
葬式のような空気が食堂を包み込む
恋花「馬鹿なのかお前は！！！！！！」
恋花の怒号が食堂に届く
“監督生の”友人達は声のする方へ走る
其処には泣いている監督生と険しい顔をした恋花とルイスの姿
恋花「何が「先輩の事は分かってますから」だ阿呆！！！！！！
何も知らない癖にそんな事を云うな！！」
普段物静かな“彼”の姿にその場に着いたばかりの全員が驚く
『そうだよ！！！！！！
何も分かんないでしょ！！！！！！』
監督生「でっでも私…！本当に先輩達の事分かったつもりで…」
其の言葉に更に2人は顔を顰めた
『つもりなら云わないで！！！！！！
君に分かる？！
突然知らない世界に，場所に連れて来られて男装しろと云われて！！！！！！
胸にサラシを巻き，男物の服を着らなきゃいけなくて！！！！！！
其の時スカートを，お洒落する事を許された女の子が現れて！！！！！！
頑張って男として作った友達も，寮も呆気なく奪われる！！！！！！
恋花お姉ちゃんはボクを守る為に代わりに殴られ蹴られる！！！！！！
誰かに相談したくても出来ない！！！
其の辛さが…苦しみが…！！！！！！
お前にそれが分かるって云うの？！』
悲痛な叫び声が響いた
トレイ「そんな…あの2人が…女？」
イデア「嘘でしょ…？」
ヴィル「嘘…アタシはなんて酷くて醜くて酷なことを…！」
監督生「そんな，私先輩達が女って知らなくて…」
2人は止まることを知らない
恋花「嗚呼矢張りお前なんかに分かってほしく無い！！！！！！
同情なんて要らないからな！！！！！！」
其の時ルイスが此方に気付いた
驚いた様な顔をしている
ケイト「何してるの…？」
ケイトは云ってハッとした
本当はどうしたの，と聞きたかったのだ
何してるの，なんて責めている様だからだ
ルイスはへたり込み，恋花は無の瞳で此方を見ていた
『ﾊﾊﾊｯ』
ルイスの乾いた笑い声が静かなストリートに響く
2人を包み込む様に黒い霧が発生した
リドル「あの霧は…！」
オーバーブロットを経験したもの，また見たものは目を見開いた
『異能力___不思議の国のアリス』
恋花「異能力___みだれ髪」
2人は狂った様に笑い，黒い霧に包まれた
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
2人のオーバーブロットした姿
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