💙「そっか、うん。良かったな。またみんなで飯行こ。…ん、じゃあね」
💚「舘さん、康二とうまくいったって?」
💙「うん。てか離せ、くっつきすぎだ」
ソファで電話をする俺に抱きついて顔をくっつけてくる阿部ちゃん。
熱いしベタベタされたくないしで押しのけるようにしてソファを立った。
💚「お水ちょうだい」
💙「はいはい」
💚「ハイは1回」
💙「はーい」
冷蔵庫を開けていると、阿部ちゃんが『翔太ぁ』と呼びかけてきた。
💙「ヤダ」
💚「早いよ、早いのは翔太の早漏だけで充分でーす」
💙「おい今何つった」
💚「なんにもぉ?」
言いながらペットボトルの水と引き換えに阿部ちゃんは何かを渡してきた。
💙「おいふざけんな!!!」
💚「いいから着て!舘さんから譲り受けたの!声かけてくれた御礼にって!着せて写真送るって言っちゃったし!!」
渡されたのは真っ白いフリフリのエプロンだった。
涼太が康二を出迎える時、普通のとどっちか悩んで結局こっちは未使用らしい。
💙「いや未使用とか関係ないっつの!」
💚「翔太絶対可愛いから」
💙「こういうのは阿部ちゃんだろ」
💚「俺が着るメリットないじゃん」
💙「俺だってな…むぐっ」
反論をキスで塞がれた。ねっとり舌が絡んで、これ以上の反論は許さないと言われてるみたいだ。
💙「ん…んっ」
💚「はぁ…翔太」
唇を離した阿部ちゃんがぼやけて見えてしまうほど、阿部ちゃんのキスは優しくて愛されているのを実感して、言わないけど実は好きだ。
💚「ちょっと着てくれるだけでいいから」
💙「…一瞬だぞ」
💙「バカ、話が違っ…あんっ」
💚「そんなの着てハイおしまいにならないでしょ」
裸エプロンでキッチンに手をつき、後ろから抱きつく形の阿部ちゃんに俺のを扱かれている。
こんなの許さないと頭では思っているのに、気持ち良くて抵抗できない。
💙「はぁ、あっ、あっ」
💚「姿も声も可愛いってどういう事?」
💙「ひゃあ、耳、だめぇ…」
言葉とは裏腹に、身体は刺激を求めて腰を振ってしまう。
阿部ちゃんの手が動いて俺の敏感なところを刺激してる、それだけで頭の先からつま先まで電流が流れるように快感が押し寄せた。
💙「あ、あっ、も、いく……」
結局、されるがまま立ちバックまで応じてしまった。
💙「なぁ、涼太に写真送るとかウソだよな」
💚「んー?」
服は元通りに着替えて、ソファでスマホをいじる阿部ちゃんが目に入りこわごわ尋ねる。
あんな姿送られたら生きていけない。
💚「送らないよ」
💙「ホントに?」
💚「うん。あんなに可愛い翔太、いくら幼馴染でも見せたくないなと思っちゃって。最高でしたってだけ言っといた」
わかりやすく安堵した顔でもしたんだろう、阿部ちゃんはくすっと笑って俺を隣に引き寄せ座らせて抱きしめる。
💚「俺だけの秘密にしとくから」
💙「ん…」
💚「だから、今度また着」
💙「ヤダ」
終
コメント
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朝読んできゃあってなったけど、覚醒した今また読んでえ?可愛い可愛い死にそうってなってるから寿命縮んだ、助けて💚💙
えかわいい好き