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・rd(客)×gt(ディーラー)のお話です。


・誤字、脱字があるかもしれませんが温かーい目で見てください。


・今回は🔞要素がありません


・rdがお金持ち設定


上のことが承知できたのなら、どうぞお進みくだいさい












ワンク













照明が照らされた広い会場にたくさん人が集まる。喜びや後悔、「もうひと勝負」と持ちかける声や感情がとても響いているメインホール。その奥にある個室で今、目の前には今後を全てを決めるトランプとお酒。向かいには青い綺麗な目が特徴のお客さま。



「はやくしましょーよ、ディーラーさん?」







「ほぇ…でかいねぇ」



目の前には大きな建物があり、お昼の時間帯だからなのか入口と思われるところから出入りする人が少ない。



「ここが噂でやべーカジノ…」



胸を弾ませたが、俺も社会人だ。仕事は全然残っている。お昼休憩にちょっと立ち寄ってみただけだから、けれどお昼の日が照っている時間といえどその建物の大きさや趣味の悪い装飾には毎度驚かされる気がする。



「今日の夜来てみっかぁ」



あぁ、今晩がとても楽しみだ。この調子でいけば仕事なんぞちょちょって終わるかも







できるだけラフな格好で入った。なんか入っていく人みんな会員証みたいなの見せてるけど、俺、大丈夫そ?

そんなことを思っているとスーツを着ているいかにも真面目そーな男がこっちにやってきて、別室に案内された。

そこでは向かいに座って水が出される。雰囲気がくっそ怖えぇ…



「初めてのご利用のお客様ですよね。」


「え、まぁ、はい。」


「どのようにしてここを知って?」


「まぁ、古い友人から聞いたんで、興味本位で来てみたーってとこですね」


「興味本位で…笑 すみません。そういう理由の方で来る人は初めてなもんでね、つい」



なんだこいつ。と思ったと同時に少しニコッとした笑顔に惹かれてしまった。めっちゃ可愛かった……正直どタイプかもしれない…

俺は昔から欲しいものはどんな手を使っても手に入れたいタイプだから、ねぇ?


けど久しぶりかもしれない、欲しいものができたのは。とことん調べ上げて、絶対手に入れる。そう思っていると、彼の顔が近づいてきてやっと考え事が止まった。



「大丈夫ですか…?少しぼーっとされていたので」


「あぁ、大丈夫だよ。すこーし考え事をしていただけだからね」


「そうですか。それでは、当カジノの説明をさせていただきます。」



そのディーラーさんによれば、ここは自分の人生、全てを賭けてゲームをする場所と言う。ゲームに勝ったらそれ相応に返ってくるか許容範囲内ならなんでも願いが叶えられるらしいけど、負けたらそこで人生もゲームも終了っていうことらしい。この人、真顔ですっごい怖いこと言うじゃん。



「それでは、早速…」



と言い出したら、目の前にトランプが1枚出される。流石の俺でもわかる。今からするのは賭け事だ。



「…最初に、貴方様がここに入るべきなのか、神様に決めてもらいましょうか。簡単です。今、私が選んだカードの色を当てるだけです……二者一択、黒か赤か。」



ゲームが始まって、ディーラーさんの目つきが変わった気がする。笑顔だけれど、どこか嘲笑っているのが感じられる表情で。



「んー、じゃあ黒!」


「それでは、黒でよろしいのですね。それでは、開示します!」



やはり、これだからギャンブルは面白い!

目の前には神の言葉と言っても過言ではない。ただのトランプかもしれないが、1枚だけでも誰かの運命を左右させる。このゾクゾク感が面白いんだよ!



「……お見事です。見事、黒を引きましたね。それではこれからも当店をご利用、よろしくお願いします」



…ふふ、また楽しみが1つ増えちゃった。ここに来る客、ぜーいん金や人生逆転のために来るだろうけど俺は違う。今度からこのディーラーさんを知るために来るんだ!



「…それでは、もうお帰りになられますか?」


「んー、そうだ。折角ここで賭けることが許させたんだから、一勝負。やらしてもらおうかな。」


「そうですか、何かディーラーの指名、などはありますか?」


「え、そんな機能あるんすか」


「あ、説明を忘れていました。はい。ここでは後からズルやインチキと言われないためにとディーラーを指名することができるんですよ。まぁ、殆どの方がご友人と来たりなどでご指名される方は少ないんですけどね」



なにそれ…めっちゃ好都合じゃん。あ、そーだ、いいこと思いついちゃった…!



「それでは、指名はどうされますか?…って初めてで言われても困りますよね。貴方様がご指名されないのならこのまま私が務めさせてもらいます。よろしいですか?」


「ん?あぁ、いいよ。おにーさんズルとかしなさそーだし笑」


「さようでございますか。では、最初は単純なルーレットでどうでしょうか。」


「んー?まぁそれでいいよ」


「わかりました。それでは賭けるものについてはどうされますか?」


「俺のぜんざいさーん、は口だけだと思われるから、じゃあいちおーく!」



近くにいる秘書(自称)に持って来させる。机の上に10個ほどのキャリーケースが置かれる。



「1億ですか。はい、承りました。それではそのキャリーケースはあちらのスーツの方にお渡しください。」


「ねー、おにーさん。おにーさんは何か好きなものとかあるのー?」


「…すみません、私語は厳禁されていまして。あまり自由にお話しすることは出来かねないのです。」


「……はぁーい、分かりましたよ、じゃあすぐ終わらすために、赤の10にオールイン!」


「っ…分かりました。赤の10にオールインですね。」



確認するように言った言葉の後に玉が投げられる。俺、昔から運はいい方なんだよねー

ほぼ運だけで日本のトップにたったって言っても過言じゃないからさ

そんなことを呑気に思っていると、玉がコロンコロン、という音を立てながら何処かに入る



「…すごいですね、見事赤の10に入りました。それでは、賭けた1億を倍…」


「いや、願いを叶えるほーで!」



喋っていた所を遮る。ちょっと眉を下げられた気がするけど、まぁいいか。それもそれで可愛いだろうし



「……分かりました。それではお望みを」


「んー、今後もここ、通うつもりだったし俺が来たら自動的におにーさんにディーラーしてもらうかな!うん!それが願いです!」


「それプラス、俺の事‘’らっだぁ‘’って呼んでください!敬語無しでね!」



そんなことをペラペラと話すと話しているうちにディーラーさんの顔つきが変わっていった。びっくりしてる顔に変わっていって、しまいには



「ほ、本当にそれでよろしいのですか…?」


「む、敬語」


「しつれ、じゃなくて、えっとご、ごめん…?」



うん、言い慣れてないのかな。めちゃカタコトになってて可愛いー



「そう!俺はなんて呼べばいい?」


「え、あ、と、友達から‘’ぐちつぼ‘’って呼ばれてるからそ、それでいいよ」


「分かった!これからお世話になるね!ぐちつぼ!」



綺麗な紅い目に片方だけ掻き上げてる髪、真っ黒なスーツにきちっと締めている緑色のネクタイ。ネクタイピンは茶色の鉢にのっているサボテンの形をしている。

ちょっと目つきが悪いけど、サボテンのギャップでくそ可愛いく見える。


いつかその目さえも俺のものにして、俺にしか縋れなくして、依存してくんないかな。



「もう帰る…?」



子犬のような眼差しで此方を見る。え、可愛すぎて尻尾をぶんぶん振ってる。遂に幻覚まで見え始めたか?俺。



「んー、別にほぼ毎日通う予定だしまたすぐに来るよ笑 なに、それともまだ帰ってほしくない?」


「ん、い、いや、帰るならいい」


「そ、じゃ、また今度ねー!」



手を振りながら出入り口の方に足を進めると手を振りかえしてくれる。もう少し心を開いてくれてる気がするんだけど。


カジノを出てふと思う。もしかして俺以外にもしてる?あんな可愛い瞳で?あんな色気が混じった声で?そんなことを考え出したら腹が立ってきた。

もちろんそんな感情になったのは初めてで、自分でもすごくびっくりしてる。こんな大きな独占欲があったなんて、逆に燃えてくる。



本当になんとしてでも手に入れてやる。







続きは…出す目処はたっておりませんので、もし続きが出たら奇跡だと思ってください。


あと、本当にリクエストをください…なんでもいいので、……お願いします。

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