初めに
・御本人様とは関係ない二次創作物だと言う事
・拡散は必ず行わない事
・多少のキャラ崩壊
・過激部分が含まれております、なるべく1人の時に見てください
こちらが許せる方のみ閲覧くださいませ。
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sha×kr(escape,オメガバースパロ)(nk→kr要素含んでおります)(nk視点多め)(いちごオレ様リクエスト)
軽設定
sha,sm,nk α
br,kn β
kr Ω(突然変異)
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「きりやん、今日いつもとなんか変だけど、大丈夫?」
自室の椅子にもたれかかっていると、ふと同僚且つ医師のなかむに声を掛けられる。若干頭の奥が曇っている様に感じたが、”第2の性”の周期はまだまだ先というのもあったので只、忙しくて何時もより睡眠時間が取れていないことが要因だと思った。
「ありがとう、大丈夫。周期はまだ早いし、疲れてるだけ..、うん、多分睡眠不足だと思うから。」
心配してくれた彼に礼を言うと、不安そうな顔が薄まっていって安心した。俺となかむは優秀なαで共に成長してきた。そんな中俺が原因不明の突然変異でΩになってしまったという事もあって、俺の体調を酷く心配するようになってしまった。
「そっか、新しい人が4人も入ってきたら流石のきりやんでも疲労が溜まっちゃうよね。俺、なるべく多くの人診察するよ。行ってくる。」
自分の責任で同僚を困らせてしまう事の罪悪感が大きかった。無理をしてでもこのワイテる病を研究したかったし、この世の真理を知りたかった。
「まじでごめん、ありがとう。」
なかむに感謝の言葉を告げて、革製のチョーカーを付けて、診察へと足を運んだ。確かに何時もより足取りも重たくて、かなり倦怠感を感じたが、へこたれている場合では無かった。
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「では、本日は診察日ですので、えーと、○○さん、☆☆さん、きんときさん、ぶるーくさん、とりあえず着いてきてください。」
そう、貼り付けた笑顔で対応して、患者を纏める。きりやんが今体調が優れていないなら、俺が、俺が人一倍頑張らなければならない。
何故なら俺がきりやんをΩにしてしまったから。
強力なαのフェロモンをずっと浴びているとαがΩになってしまうケースが存在している。架空の物だと思っていたのだが、実際目の前で起こってしまった。判断した医師がこの事をきりやんには伝えないでくれたが、実際は俺のせいできりやんは今悩まされている。それが申し訳なさ過ぎて、普通の体調不良でも心配してしまうのだ。
「はい、では○○さんから此方へ。他の方は待合室でお待ち下さい。」
だが、心配の面を患者に見せる訳にはいかない。医師は何時でも確りしてなければならない。深呼吸して切り替え、診察を始めた。
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「あれ、きりやん、まだ診察終わってないのか、じゃあ、スマ…、!!、?」
診察を終え、患者を戻そうとした時。膝から崩れ落ちる。急にあとΩ特有の甘いフェロモンがこの病棟に充満している事に気付いたのだ。
「!!!、、っ、、き、そこ、きんときさん、あのっ、、さっきの診察室に抑制剤が、、有ります。4錠とってき、、」
「え、あ、え、ちょ、ぶるーくついてきて。分かりました。急いで行ってきます..!!!」
此方の不調に気付いたのか、きんときさんは1人ぶるーくさんも連れて探しに行ってくれた。医師が患者にこんな姿を見せてしまって面目無かった。
「す、、ぁ、すま、さ、、これ、いつ、、」
「と、、っじゅ、っぷんくらい、まえ、です、、、ぁ、、、
ぁ、しゃ、、しゃけが、いなくて、、」
俺は思わず息を飲んだ。分からない。この病棟には患者にも医師にもΩ,α,βが居る。でも、でも、きりやんがもしこのヒートの主ならば、どうしよう、俺は混乱していた。
「おれが、、行かなきゃ、」
「、っ、だめです、だめです。今直でヒートを、浴び、、、たら、正気に戻れなくな、、ただでさえこんなに、、」
スマイルさんが自身の病棟の窓を開けて、フェロモンの在処を探しに行こうとする俺の手を掴む。確かにそうだ。抑制剤も飲んでないαがΩのヒートに当てられれば当分まともになんて居られない。俺がαでなければ、助けられたのに、医者なのに、人を助けられない。
「おれ、が、おれが、」
俺はきんときさんとぶるーくさんが抑制剤を持ってくるまでしゃがみこんでいることしか出来なかった。
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「、ん、今日のきりやん、なんか、匂うね。」
診察の日だと言うのをすっかり忘れてて、ボーっとしながらきりやんから診察を受けていると、ふと甘い香りを感じた。
「は?それどういう事?風呂入ってるけど。」
「いや、そーゆーのじゃなくて、なんか、こう、甘い?お菓子でも食べた?」
言葉では表しにくい、なんかお菓子みたいな、蜂蜜を煮つめたみたいな、そう考えていれば、きりやんが崩れ落ちる。
「きりやん!??!?っ、これ」
大丈夫かと手を伸ばそうとしたが、全て理解した。これは、そう、Ωのフェロモンだという事に。俺は今までΩのフェロモンに当てられたことは無い。自分がそのような事が苦手で、余りその話題に触れたくなかったからだ。だが、本心がこれは、この男は抱かれる為に生きており、自分の為に放ってくれているフェロモンを無駄にしてはいけない、と脳内に語り掛けてくる。
「、、、っ、ぁ、、しゃー、くん、、おれ、、たすけて、、」
甘い香りのせいで本調子が出ず、脳内をフル回転させてこの場をどう切り抜けようか考えていたのもつかの間、どろっどろに蕩けているきりやんに首に手を回されて、逃げ道を失ってしまった。その途端、理性が保てなくなった。
「っ、きりやん、きりやんきりやんきりやん、きりやん、、」
床に倒れているきりやんに噛み付くように接吻をすれば、絡み合う。彼のネクタイを緩ませ、服を肌蹴させれば、首に着いた皮のチョーカーに嫌気が差した。これさえ無ければ、俺のになるのに。その思いでいっぱいだった。
「っ、、ぁ、しゃーく、ん、も、もう、早く、、はやく、、」
思わずチョーカーに噛み付こうとしてたら、そうズボンを半分まで下ろしたきりやんに強請られ、病衣を急いで少しだけ脱ぎ、直ぐに自分の竿を彼に挿入した。
「っっっっっ〜〜〜〜〜!???!?!!!」
挿入した途端意識が飛びそうになった。初めて挿入したから、それだけでは無い。こんなにもどろどろに解けていて、されど締め付けてくるナカはこれ以上に出会うことは無いだろう。俺達は元々出会うべきαとΩだったのかもしれない。そう思わされる程の。
「、っあ゛っ、お゛、、ぁ、゛、あ゛、、っ、あ゛〜〜〜〜、あ゛〜〜〜〜、、」
きりやんもトコロテンして、ずっと竿の先から白い液体を垂れ流しながら俺が動く度に声を上げていた。信じられない程の快楽に襲われて、声を出して快楽を逃がそうとするその姿に余計惹かれてしまう。
「ぁ、あ、あ、かわい、かわいい、かわいい、きりやん、、、ぁ、、、こっち、みて、、、」
片手できりやんの腰を抑えながら、もう片手できりやんの顎を持ち、此方に顔を向けさせると、口から涎を垂らし、焦点の合わない瞳からは涙を零しながら笑う彼がいて、愉悦感に浸った。
「ん゛っ〜〜〜〜〜〜ー!??!?!!??」
さっきまでにこにこで対応してくれていたあの彼をここまでぐちゃくぢゃにしてやったのは自分で、自分を今も求めている彼。そんな姿を見てしまえば、知らぬ間に身体が達していて。
「っ、あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛〜!??!?!、、、っ、ぁ、ぁ、しゃ、くんの、ここに、ぁっあ゛、、」
俺が竿を抜いた瞬間、きりやんの蕾からぼと、と溢れる自身の体液をきりやんが物寂しそうに溢れないように手で蓋をしているのを見て、きりやんの肩を両手で掴み、首にあるチョーカーを噛み砕こうとした。これさえ、これさえ無ければ。
その一心で力強く噛んだ。革製という事もあって容易に噛み切ることは出来ない。だが、都合のいいかのように自分の歯はギザギザしていて、想像以上に早く噛み切ることができた。
「っぁ、いい、 よ、きて。しゃーくん、」
そう蕩けさせた瞳で自分の首を差し出すきりやんの仰せのままに俺は首に噛み跡を
付けようとした瞬間俺はその場に倒れた。
分からない、分からないけれどきりやんも倒れているような、そんな気がした。き視界が急にぼやけて__________________
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「ごめんね、シャークんさん、きりやん。ごめんね。」
あの時きんときさんが抑制剤を持ってきてくれて、その薬を飲んだ俺は全力で院内を走り回った。速攻のものでは無かったが、自分が停めなければ、医師としていけない。そう思ったからだ。
匂いが充満しすぎていて、探すのに苦労するかと思ったが、明らかに匂いの濃さが違う所があった。そこにヒートのΩが居る。俺は扉を開ける。そこには、首を差し出すきりやんと、今にも首を噛みそうな患者のシャークんさんがいて。
思わず俺は2人の腕に麻酔を打ったのだった。
あのままにしていれば確かにきりやんとシャークんさんは番になって、幸せになっていたかもしれない。それでも、心の奥の淀んだ俺がそれを許したくなかった。
「いっぱい無理させてしまって、ごめんね。俺がちゃんと気を配っておけばよかった。」
そう言えば2人の腕に抑制剤を打ち、きりやんには避妊薬を飲ませておいた。後始末も全て何も無かったかのように完璧にこなし、まるで自室で寝てしまっていたかのように、お互いを配置した。
他のあの現場を目撃してしまった人達にもシャークんさんには何も無かったかのように言っといて欲しい。と伝えておいた。これでいい。あの悪夢はもう無かったことにしよう。誰の利にもならないだろうから。
ここだけの話、あんな量のフェロモンは普通のヒートでは起こらない事は俺は知っている。あれが運命の番を目の前にしたオメガのヒートだということも。けれどまだあと少しでもいいから彼と、きりやんと一緒にいたかった。どれだけあの二人の相性が良かったとしても、まだきりやんの隣は俺でいたかった。
「俺って、まじで最低。」
俺は残りの仕事をかた片付けながらそう呟いた。
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い や す き す ぎ る