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地雷さん、夢小説苦手な方🔙
スタート
_これは、ある世界で起こったお話_
「好き。この二文字が言えない。」
そう思っている人は、きっとこの学校に何人もいる。
高校二年、サッカー部。
グラウンドにはいつものように声が響いていた。
「おーい!cl、そこパス!」
「分かってるって。」
clは淡々とボールを蹴り返す。
サッカーも、勉強も、だいたい何でもできる。
でも、たった一つだけ苦手なことがある。
――気持ちを伝えること。
「……気づいてよ。」
小さく呟いた声は、誰にも届かなかった。
「なぁなぁ、聞いてくれへん?」
昼休み。
jlが机に突っ伏しながら笑う。
「何。」
「恋愛ってさ、おもろいよな~。」
「急だな。」
「だってさ、両想いっぽいのにお互い言わんやつとかいるやん?」
「……。」
「こっち側の視点、おもろいな~w」
「お前、絶対楽しんでるだろ。」
「もちろん。」
jlは笑う。
まるで全部知っているような顔で。
その頃、別の教室では。
「……はぁ。」
rnは机に顔を伏せていた。
「どうしたん?」
「いや……なんでもない。」
「絶対なんかあるやん。」
「(……もし言ったら、嫌われちゃうかな、。)」
その言葉に、隣にいた友達は何も言えなかった。
好きだから怖い。
大切だから失いたくない。
その気持ちは、誰にも簡単には言えない。
放課後。
サッカー部の練習後。
「疲れた~。」
stがベンチに座り込む。
「またサボろうとしてたでしょ?」
synが笑う。
「だってめんどい。」
「授業も練習も?」
「うん。」
「でも、来てるじゃん。」
「……まぁ。」
「素直じゃないな~。」
二人の会話を聞きながら、rtは楽譜を書いていた。
「また曲作ってるん?」
「はい。」
「誰かのため?」
「……何言ってるんですか。僕じゃないですよ。」
そう言いながら、rtは少しだけ笑った。
その顔を見て、jlが呟く。
「はいはい。また一人隠してる人発見~。」
「何がですか?」
「さぁ?」
一方、体育館。
「ねぇ、俺と二人で遊ぼうよ。」
tgが笑顔で言う。
「急すぎ。」
「いいじゃん。」
「……。」
「だめ?」
その少し寂しそうな顔に、相手は弱かった。
「……考えとく。」
「やった。」
そんな小さなやり取りでも、本人にとっては大きな一歩だった。
バスケ部にも、秘密はある。
「別に好きじゃねぇし。」
mzはそっぽを向く。
「顔赤いけど?」
prが笑う。
「うるせぇ。」
「(ほんまは好きやけど、言えるわけないやん。)」
「……なんかしゃべれよ」
「そっちこそ(笑)」
一瞬、二人の間に沈黙が流れた。
誰もが誰かを想っている。
でも、その想いを口にする勇気はまだない。
夕方の校舎。
廊下を歩くakが大きな声で叫ぶ。
「ね!かまってよ!」
「声でか。」
mzが呆れる。
「だって暇なんだもん!」
「犬かよ。」
「ひど!」
その様子を見て、周りは笑う。
いつも通りの日常。
でも、その裏側では。
「好き。」
「好き。」
言えない二文字が、たくさん溢れていた。
いつか伝えられる日は来るのだろうか。
この世界で、誰かの恋が動き出すまで――。