はい、どうもみなさんこんにちは!レオです!
とある方のノベルの神作品読んでたら俺もノベルで書きたくなったんで書きます。((多くは語らないスタイル
ちなみに久しぶりに紫桃の神様パロです。
あとガチで一年ぶりくらいに挿絵描きました。
~わんくっしょん~
・🍓👑のnmmn作品です。nmmnの意味がわからない方は調べたうえで見て下さい。
・アンチ、荒らし、通報厳禁←これ読める?
・紫桃の神様パロです。地雷さんは自己防衛お願いします。
・素人の自己満みたいなものなのでクオリティは期待しない方がいいと思います。
・誤字脱字は脳内変換お願いします。
・途中主が描いたゴミ絵が出てきます。
・以下のことが守れる方だけ次をスクロールしてください。
嗚呼、空が綺麗だ。
ここは山奥なため空気が澄んでいて、藍色の空に粉砂糖を塗したかのような細かく美しい星屑が見える。
俺はこの場所が好き。
立ち入り禁止の場所だが俺はその対象ではない。
なぜかって?
そんなの簡単。
人間が作った人間のための立ち入り禁止区域なんて俺には関係ない。
だって俺は、
″神様″
なのだから。
桃side
ピピピピピッ
いつものようにアラームが鳴り、いつものように学校へ行き、いつものように帰ってきて寝る。
そんな日々の繰り返しだった。
勉強なんて最低限できれば十分。
勉強も人間関係もごくごく普通にこなして、普通の人生を全うする。
それが俺の幸せ。
中学の頃はラノベなんか見て神様の存在を信じてカッコつけてた時代もあったが今思えば甚だ馬鹿らしい。
神様なんていない。
悪魔だって、天使だって、魔王だっていない。
そんなもの所詮はファンタジーであって、人間の妄想が作ったおとぎ話だから。
だから俺は信じない。
紫side
「おっ、面白い子いるじゃん。」
いつものように山でのんびりしていた時。
俺の頭にビビっときたのは、どうやら俺の存在をないことにしてるらしい少年。
人間は神様や悪魔の存在を信じてる方が多い。
いや、中には完全には信じてるわけではなく、いたら面白いなぁ程度に思っている人間もいるが。
「君たち人間を作ってんのは俺なのに、いないことにするなんて…俺悲しいなぁ」
ちなみに微塵も悲しいなんて思っていない。
俺たちの存在を信じない人間の気持ちもまぁわかる。
信じるのも信じないのもその人の勝手だし。
だが、ここまでの拒絶を見せる彼に興味が沸いてしまって、少しの間だけ観察でもしてみようと思ったのだった。
桃side
…………集中できない。
今は放課後。一瞬春はあけぼのみたいだと思ったのはきっと、古文の勉強中だからだ。
なのだが、どこからか人に見られてる気がしてどうにも集中できないのだ。
″なぁ青。″
俺は友人の青にライソで勉強の休憩がてら聞いてもらうことにした。
″どうしたの?″
″今勉強してたんだけどよ、″
″うん。″
″なんか見られてる気がして集中できないんだよ。″
″えーなにそれストーカー?w″
″そう思って窓の外見てみたんだけどなーんも見えないんだよ。″
″じゃああれじゃない?w″
″幽霊!″
こいつ……俺がその辺のこと全般信じてないこと知ってるくせに…
″んなのあるわけねーだろ。″
そう送ると、急に青からボイメが届いた。
青は普段からボイメを使うことがないから不思議に思い聞いてみた。
『やぁ人間くん。俺は幽霊じゃないよ。人間でもないけどねっ』
………………は?
明らかに青の声ではない。柔らかいがどこか突き放すような冷たさを感じる男性の声。
誰かと遊んでいるのだろうか。俺にドッキリを仕掛けている…?
″何このボイメ。″
″え、?″
″いや、お前がつい10秒前に送ってきたボイスメッセージだよ。″
そう送ると、なぜか少しの間沈黙が続いた。
″おい、なんか返事しろよ。″
″いや、え…?″
″僕そんなの送ってない。″
″は、お前冗談はよせって。″
″ほんとだってば!僕の画面にボイメ自体見えてないし…″
″あ、そうだスクショ送るわ。″
″お、おう……″
これできっと送られてきた画面には「ドッキリだよー」とかいうのが書かれているのだろう。
数秒後、青から送られてきた画面によると、
″んなのあるわけねーだろ。″ という俺のメッセ―ジの後は、
″何このボイメ。″ というメッセージだったのだ。
紫side
少しやりすぎてしまったかもしれない。
俺は少しイタズラをしたくらいだが、彼は顔を見なくてもわかる程怖がっていた。
信じていないならこのくらい平気かなぁと思っていたのだが、不覚にも人間が可哀想だと思ってしまった。
すると彼は勢いよく文章を打ち始めた。
″ま、待てよ。これお前がペイ○トで編集すたとかではなく?″
″この短時間でそんなことできるわけないでしょ。″
″あと変換ミスしてるよ。″
どうやら彼はすごく焦っている。
さっきまで変換ミスなんて一つもしてなかったくせに。
″心配だから僕今からそっち行こっか?″
″いいのか?″
″うん。やることもなかったし。″
″頼む、すぐ来てくれ!″
″任せて″
青side
桃くんのポルターガイスト現象事件から数日。
あれから僕は桃くんの傍からなるべく離れないようにしている。そして今は桃くんの部屋でトイレに行っている桃くんを待っているところ。
あの日、部屋へ入れさせてもらったのだが、黒い影が見えているとかそういうオカルトチックなことはなにもなかった。
ちなみに桃くんの画面も見せてもらったのだが、僕が見たときにはすでにボイメは削除されていたのだった。
桃くんとは、小さい頃桃くんが肝試しで迷子になった時に知り合った。
神社の鳥居の前で体育座りをし、震えているところをたまたまた通りかかった僕が話しかけたのだ。
どうやら2人組で行ったらしいのだが途中ではぐれてしまい、神社にたどり着いたらしい。
ぷるぷると震え涙目になっている桃くんに対して「おばけはいないんだよ。」と言い聞かせてあげたら泣き止んだ。
きっとそれを今でも覚えているのだろう。
誰よりも神様や幽霊の存在を信じているから誰よりも信じたくない。
桃くんは、そういう人なのだ。
「へーそういうことかぁ!」
突如聞こえた聞き覚えのない声にびっくりして顔をあげるが、誰もいない。
窓の外を見下ろすが、ただ道路があり、そこには人もいるのだが誰も喋っているようには見えない。
「ここ、ここ!」
後ろから声が聞こえた気がするのでそんなことはないと思いつつ目線を上にあげるとそこには、和服によく似ているがよく見れば少しデザインが違った不思議な服を纏った青年があぐらをかいてふわふわと浮いていた。
「だ、誰だお前…!てかなんで浮いて……!」
いろいろ聞きたいことはある。
ありすぎる。
だが何よりも不思議なのは、初対面なのにどこか見覚えがあるというか、昔にあったことがあるかのような感覚がすること。
一体、この感覚は――――
桃side
トイレを済ませて部屋に戻ってきたとき、目の前の光景が信じられなかった。
部屋に見知らぬ男はいるし、そいつは浮いてるし、青は何故か会話してるし。
「あ!君、桃くんって言うんでしょ。お邪魔してるよ!」
いやいやいやいや。おかしいだろ。どう考えても!
見知らぬ奴がなんで俺んちにお邪魔してんの?
そしてなんで浮いてんの?
んでもってなんで青は普通に会話してんの?
「な、なぁ青。こいつ誰。」
「知らね。」
いや。知らねじゃねぇんだわ。
お前普通に話してただろ!
「ふふっ、俺の名前、紫っていうの。君たちがいう神様ってところだよ。」
「はぁ…?そうですか……」
「「………え?」」
最初は冗談というか、なんかそういうこと言うんだって感じのやばい奴だと思った。
でも浮いてるし………
「もーそんな疑わなくってもいいじゃん!俺は神様なんだって。信じてよ!」
意味がわからない。だが、なぜかこの人が嘘をついているように見えなかった。
もしかして、本当に神様だから?無意識に俺は洗脳されている?
………だめだ。
そもそもこんな思考になっている時点で俺はおかしくなってしまったのかもしれない。
「あ、もしかしてちょっと前のポルタ―ガイスト現象って……」
青が尋ねると、紫…さん?は、何でもないことのようにさらりと
「あぁ、あれも俺。」
と言ってのけた。
「あれお前だったのかよ!
…………あ。」
つい興奮して、仮にも神様相手にお前とかいう言葉を使ってしまった。
殺されるかもしれない。
本能的にそう思った。
沈黙が続く。しばらくの間、誰も口を開かなかった。多分たった5秒程度だが、俺や青にとっては何倍もの時間に感じられた。
………そして、ついに沈黙を破ったのは紫さんだった。
「はは、ごめんね桃くん。俺君がそんなに怖がりだって知らなかったんだよ~。君が神様とか天使とかそういうの極端に信じてないってこと知って気になっちゃって………ごめんね?」
笑って、る………?
「……………っ!!!」
いや、違う。笑ってない。目が。
口は弧を描くように笑っているのだが、目はまるで見た者を震え上がらせるかのような冷たい視線だった。
この人、いやこの神様、絶対に怒らせてはいけないタイプだ。
それは青も気づいたようで、息をのんで紫さんを見つめている。
「ふふ、そんな緊張しなくってもいいんだよ?君たちを消しちゃうくらい全然できちゃうけどさ、俺君たちといっぱいお話して仲良くなりたいなっ」
…仲良くなろうとする気あります?
そんなことを考えるが、きっとこの人に何を言っても無駄だとかき消した。
すると、急に思い出したかのように紫さんが小さくあっと叫ぶ。
「……待って忘れてた。そういや今日会議じゃん!」
「…会議?」
いぶかしげに聞くと、紫さんはついていない腕時計を確かめるかのようなしぐさをする。
「あはは…会議かぁ…だとしたら少しの間君たちと会えないかも。そんじゃ遅れたら怒られちゃうし俺行ってくるね!」
そう言って、紫さんはひらりと手を振って窓から飛び降りたのだ。
俺の部屋は、424号室。
マンションの4階だ。
俺と青は急いで下を確認するが、道を通っている誰もが何も気づいていないかのように通り過ぎているだけなのだった。
はい、どうだったでしょうか!
多分続きます。
続編の投稿がいつになるかはまだ未定なのですが、気長に待ってくれれば嬉しいです!
クオリティに関しては衝動書き的なところあるんで多めに見てやってください……
ここまで見てくれたそこの君!本当にありがとうございます!
それじゃあみなさん、ばいばい!
コメント
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あのッ、! めっちゃ好きですッ、!! 続き気長に待ってます…!