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#近未来
鳳蓮荘
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スユキ
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第三章:手術編
ツムギはケーキ屋のバイト、摛倫はメイドのバイトで6ヶ月貯めた100万円を無事に手にした。
新宿美容外科の外にて
ツムギ「へぇ…へぇ…授業もあってバイトも繰り返し繰り返しで身体きっつ…」
摛倫「ありがとうね、ツムギちゃん…こんな私のために…」と咽び泣くのだった。
ツムギ「おっおい!こんなところで泣くかよ!」と焦って摛倫の背中を抱きしめて「サッサッ」とさするのだった。「泣いたってしょうがねぇだろ?でも私の苦労なんて気にすんな。バイトはいい経験だし。まあ家が特別貧乏だの裕福だの関係ねぇけどな。校長先生が言ったろ?自分と価値観の違う人と話してどう付き合っていくのか…」
摛倫の回想シーン(新宿メイド喫茶店にて
黒いメイド服を着てバイト勤務する摛倫が『オムライスができましたー!!行きますよー、もえもえきゅーん』と手をハート型ポーズにして、ケチャップの容器ディスペンサーを持って卵の上にかけるのだった。匂いはまろやかで玉ねぎの入ったスパイシーな香りだった。
大学生くらいのお客様A『ウヒョォォォォ!!最高のエールだ!!アハハ!!』と。お客様B『あの店員さんよ、マジで乳デケェよな』お客様C『本当だね!!』と言う中、摛倫が『なんで私の胸ばっか見てくるの?こんなのただの変態じゃん』と気分が悪い表情を見せた。
その時、別のサラリーマン風のお客様が『おい、テメェらあの店員さんに向かってなんて言ったんだよ、アァァァァ!!?調子乗ってんじゃねぇぞゴラァァァァ!!!!』とドスの効いた声で叫び、注意をしていった。
大学生のお客様A『別にいいじゃん、そんなこと言ったくらいで何が悪いんだよ、なぁ』
お客様B『そうだよ、関係ねぇだろうがお前!!』サラリーマン風のお客様『関係あんだから言ってんだろ?マナーがなってねぇぞゴラぁ….あんまり社会舐めてっと痛い目見るぞ。もしその店員さんがアンタたちみてぇな青二才のせいでやめたらどうする?アンタら大学生みてぇだけど発言には気をつけろ…**『自分がされて嫌なことは人にはするな。言うな』**って母ちゃんや父ちゃんに教わらなかったのか?』
と。そしてお客様3人は一気に静まり返っていた。他のお客様は驚愕しながらも、大学生たちを厳しい視線で見つめていた。
サラリーマン風のお客様『そこの店員さんよ?』摛倫『はい…何でしょうか?』サラリーマン風のお客様『騒ぎを起こしてすまなかったな。あんな奴らの言うことなんか無視しろ。お前はお前なりに頑張ってる。高校生なんだろ?』
摛倫『はいっ…そうですが…』と控え目な様子で言った。
サラリーマン風のお客様『なら頑張れよ。応援してっから』と言い、何とかイキイキと働くように心がけていた。
摛倫は感じた。*『この人は私の本当の地獄は何も知らない。的外れな励ましだけど、世間のいやらしい目線とは違って、この人だけは私の“労働”や“内面”を人間として見て、声をかけてくれたんだ』*と。
サラリーマン風のお客様の心の声『あんな大学生ども、人の中身をちゃんと見ろよ困ってただろあの高校生はよ?…』とオムライスを食べ続けていた。)
そして回想シーンを終わり2人でクリニックの中に入っていた。
手術室にて
執刀医『今から麻酔をしますねー』と言い、摛倫は深く眠りに着いた。
医師と看護師たちが手術を開始した。
摛倫の身体が徐々に軽くなっていき、肩こりや腰痛の不安がなくなっていく感覚になっていた。
摛倫の回想シーン(数分前。美容外科のトイレの鏡の前で摛倫は『私 のこのデカい胸なんておさらばしよう!早く小さくなってコンプレックス解消したい!!』と決心するのだった。ツムギ『応援してるからな、摛倫』と励ましていた。)
待合室にて
無事に手術を終えた摛倫が登場した。
ツムギ「お疲れ様。どんな手術を受けた?」
摛倫「余分な脂肪を取った手術だよ。そりゃそうだよ。でもそのおかげで肩こりや腰痛はだいぶおさまって来たから…」
ツムギ「よかったな、摛倫?」
摛倫「胸が小さく見える?」
ツムギ「当たり前だろ、お前がそれを望んだことなんだからよ?それが自分の本当の生き方ってもんなんじゃねぇのか?心配性のお前がそう思うならな」
摛倫「うん!あなたのおかげだよ、ツムギ!」
ツムギ「別に対してアドバイスできてねぇから私はっ!」と少し顔を赤くして照れていた。
ツムギ「でもありがとう、摛倫…お前のおかげで自分に自信が持てた気がするよ。可愛いファッションを着こなせられたし!こんな180cmあある私のためにな…」
摛倫「『こんな』って言わないでよ!素直じゃないなぁ!これじゃあまるで自分が自分を否定してるみたいだから!!あなたはあなたなんだからさっ!今でも大変だよね…背が高いことが?でもその…あなたも満足に可愛い服着れてよかったね?」
ツムギ「あっありがとう…」
ツムギの心の声「何だか父ちゃん、母ちゃんに言われてるみたい…」と少し微笑んでいた。
そう言って満足した2人はそれぞれ家に戻るようにした。
コメント
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第4話、読み終えました!手術編というタイトルでドキドキしたけど、無事に終わって本当に良かったです。メイド喫茶の回想シーン、あのサラリーマンのお客様がハラスメントを注意してくれた場面がすごく印象に残りました。「自分がされて嫌なことは人にはするな」って、摛倫さんの心にちゃんと届いたんですね。そして最後にツムギさんが「自分のことが好きになれた気がする」って照れながら言うところ、じんわり温かくなりました。お互いを支え合う二人の距離感が素敵です🌷