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海の紅月くらげさん
「よし、ジュース飲んだし温泉行くか。」
「温泉?」
「ああ、でっかいお風呂だ。気持ちぃーぞー」
カンシさんがそう言ってるんだ、絶対気持ちいんだろう。
「あ、でもエリナは一人な。」
「でも、私なにも分からないよ。」
「そう言うと思って、ちゃんと人は用意してるから、入ってきて。」
すると玄関のドアが、開いた。
「こんばんは、エリナちゃん…」
入ってきたのは、さっきのおばさん!?
「えっさっきのおばさん…」
するとおばさんがニッコリ笑った。
「あーもしかして、妹の事言ってるのかしら?」
「妹?ですか?」
「えーそうよさっき変なガキに絡まれたーとか言いながら、部屋に入ってきたのよ。」
失礼かもしれないが、妹さんの性格とは真逆だ。
「それより、2人とも。」
おばさんの口角が上がった。
「才能あるはね。将来性がバッチリよ。」
え?また言われた。
「エリナちゃんが回復魔術師、レオン君が特殊剣士2人とも限界まで育てれば、もう討伐も夢じゃないわね。」
魔王だと?二十年前勇者パーティーが敗北したあの?
「流石に言いすぎですよー」
「いや本当よ。」
「話がずれすぎだ、とにかくエリナはこのおばさんと温泉に行くんだ。分かった?」
「う、うん」
「じゃあ行こうかエリナちゃん。」
そう言っておばさんがエリナの手を引いていった。
「よし、レオン俺たちも行こうか。」
カンシさんがジュースを飲み干しながら言った。
「うん!!」
「エレベーター、乗るけど大丈夫か?」
「……」
「よし、温泉前まで付いたレオン体調、大丈夫か?」
「無理無理、吐きそう。」
「まぁ温泉に入ったら全て吹き飛ぶ行くぞ。」
そんなに気持ちいいのか?
「まず服を脱いで籠にいれろ。」
「でも、カンシさ、他の人も居ますよ。」
「他の人も脱いでるだろう。いいから黙って脱げ。」
「は、はー」
「わー凄いでかい風呂がいっぱいあります。」
「まずはシャワーを浴びるぞ。」
「はい!!」
この大きさは凄い、広さだけなら僕の前の家にも匹敵する。
「よし、洗ったか?」
「洗いました、それよりこの、包何ですか?」
「ごめん、忘れてた、それは右からシャンプー、ボディーソープ、リースと言うんだ。」
「これって置くと効果あるんですか?」
「それは体を綺麗にするものだ。」
綺麗に?綺麗にってどうやって
「まず、シャンプーを出してみろ、出し方は筒の上を押すんだ。」
筒の上これか。
「えい!!」
押すと謎の液体が出てきた。
「カンシさんこれどうするんですか?」
「それを手に付けて、頭に擦り付けるんだ。」
そんなことしたら剥げてしまう。まぁいいやけくそだ。
ごしごし
「うわーカンシさん謎の泡が出てきました。」
「そうだその調子で擦れ。」
ごしごし
「気持ちいいですねー」
「よし、そろそろ頭を流せ。」
「分かりました。」
「よしボディーソープは体に塗りたくるだけでいいからな。俺は先に風呂に入る。」
「分かりました。」
おじさんは堂々とした姿で風呂に入りに行った。
「ねぇレオン。」
「うわ、ビックリした。」
「ごめんごめん」
「あなたはさっきの。」
て言うかまた気配がしなかった。
「同い年なんだし敬語やめようぜ。俺グラハム、職業は魔法使いだ。」
「知ってると思うけど俺はレオンよろしく。」
「よろしく。て言うかグラハムは何歳なの?」
「俺?俺は十六歳だよレオンと同じ。」
「何で僕の年齢、知ってるの?」
「ごめん、レオンがホテルに入ったとき、強者の気配が三つして見てみたら、レオンと2人がいたんだ。それで気になって、こっそり証明書を見ちゃたんだ」
こっそりって視線は愚か気配すら感じなかったぞ。
「それよりレオン、今こっちこれる?」
「どうしたんだ?」
「酔っぱらいが暴れてるんだナイフを持ってだから助けてほしいんだ。」
「分かった、でも、グラハムの魔法でどうにかならないの?」
「僕は攻撃魔法しか使えないからね。生身の人間に打ったら、下手したら死ぬよ。」
それもそっか三級魔術師だもんな。
「じゃあ案内して。」
「付いてきて。」
「おい、お前俺に触れるな、俺にはタコがいるんだ。」
「ナイフを持って暴れてるよ助けなくちゃ。」
「ちょ、危ない…」
つるん
爽快な音と共に僕は転んだ。
「何だこのガキ、死ね!!」
男がナイフを振り下ろす。
(ヤバい、死ぬ!!)
すると、僕の体から光が漏れだした。
「お、お前特殊剣士だったのか。」
酔っぱらいが距離をとる。
「今すぐ、ナイフを捨てて降参しろ。」
「特殊剣士だって剣がなかったらただの人間だー」
そう言うと、男が真っ直ぐ突っ込んできた。
「遅いよ」
でも、今の僕はいつもと違う。
僕は男の銅に蹴りをいれた。ただそれだけだ。でも、今は剣気を纏っている。威力は十分だ。
「グハッ」
「男は情けない声と共に吹っ飛んでいった。」
「有り難う少年、あとは私達に任せなさい。」
すると真面目そうな男性が出てきた。
「分かりました、ありがとうございます。」
「おい、レオン何してるんだ!! って。お前、剣気、覚醒したのか。」
「た、多分。」
するとカンシさんが笑った。
「そうかそうかお前がか、よし祝いの風呂入るぞ。」