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【注意喚起】
桃青
同棲してる
あんましCP要素を感じない
☆捏造設定てんこもり☆もり☆なので、苦手な人は回れ右☆
【青side】
パチリと目が覚める。
スマホを見ると、12月25日の朝8時30分だった。隣を見ると、俺のかっこいい恋人がすうすうと寝息を立てている。
「……ないこ」
「…………スピー……スピー……ぅ、ん……」
「ないこ、起きて」
「……ぅ、ん……?まろ、?」
何回か呼びかけたが、ないこは依然としてうーうーとうめくばかりだった。起きないないこはいつもと違って、ふわふわの小動物みたいだ。ばりイケメンな感じは影をひそめ、子供のような可愛い顔をして無防備に寝ている。いつもはお互いが自分達自身の出勤時間に合わせて起きるため、あんまり相手の寝顔を見る機会がない。それゆえにこうやってないこの寝顔を見られるのは激レアなことだった。
ふふ、と笑ってないこの髪を撫でる。寝ている途中で体温が高くなっているないこの髪はあったかくて、ホカホカしていた。あったかいけど少しパサついた髪はビジュアルを気にするないこが手入れできないほど忙しいことを物語っていて、久々に2人でゆっくり休日を過ごすのも悪くないと思った。
ちゅ、と唇にキスを落とす。冬だからちょっと乾燥しているのがわかり、メンソレー○ムのリップを優しく塗ってあげた。
「……まーろ、何してんの」
リップを塗り終えてもう一度キスすると、ないこの声が聞こえた。起きているとは思っていなかったため、変な声が出る。
「ッッぅわ!?……って、起きてたん?」
「うん」
「……いつから?」
「まろが俺の髪撫で始めたあたりから」
「めっちゃ最初の方やん!」
自分のあの行動を見られていたとは。恥ずかしさで顔から火が出る勢いだ。
「……まぁ、まろのデレ見られたから勘弁してあげよう」
「ッッ……」
「で、散々煽っといて今更なしとかあり得ないよね……?」
「え、と、煽ってなんか…………」
「言い訳は無用だよ。…………お楽しみといこうじゃないか」
舌舐めずりをしたないこを前に、俺の今日の運命は決まったも同然となったのであった。