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最後は心中ってのが大好きです! 来世では2人とも結ばれて欲しい!
今回で最終回!?
ということです!
これ終わっても番外編作る予定だから!
これからもお願いします!
死ネタ注意!!!!
仕事に行ったらあとはいつもと同じだ。
変わったことといえば首領が異様に優しいことだ。
任務終わりには、
「中也、お疲れ様。」
とか緩く言ってきやがる。
帰る時は毎回、
「今日も泊まってく~?」
『あんな薄汚ぇ場所嫌。』
「この前片付けたから!!」
『それでこの前行ったら片付いてなかっただろ。』
みたいな調子だ。
それが2ヶ月は続いたな…
だが最近は少し会話も減ってきている。
話す機会と言えば任務がある時…ぐらいか?
…少し寂しいと思ってしまう俺がいる。
こんな事を考えてしまう自分に驚きだな。
『チッ……クソが…(ボソッ』
誰も聞こえないような小さな声で言った。
時は流れて、2年後ほど。
今日は確か、敦が来るはずだ。
首領が死ぬまでの事は少しだけだが記憶に残っている。
その数ヶ月後には銀…だったか?そいつが来るはず…
銀が来てから4年後にあの事件は起こる。起こるその前に、何かしら考えなければいけない。だって、運命は変えられないんだ。首領に何があって、どんな理由で自殺したのかも分からない。
だから、
『……(ジーーーー』
「あの、中也?」
『なんでしょうか。』
「何してんの?」
『観察。』
「何故!?」
観察することにした。
何も分からなかったけど……
それから4年後…
そう。今日だ。首領が死ぬのは。
任務は勿論ある。だから早めに行って終わらせた。
今は丁度、敦と芥川が戦っているところだ。
俺は戦いが終わる前に屋上に向かう。
『間に合った…ッ……?…あれ……?』
首領が居る。何か、敦達に話している?この距離だと聞こえ辛くて、聞こえる距離まで近づいた。3人にバレないように。
声が聞こえる。
「”本”を知っているかい?一般的な書籍の呼称じゃない。世界で唯一無二の”本”。書いた内容が現実になるとされる白紙の文学書だ。」
書いたことが現実になる…?
考える暇もなく、首領の話は続く。
1番、驚いたのはこれだ。
“三人以上の人間が同時に知ると世界が不安定化する”
…成程な。だから、首領は自殺なんかしたのか。
「任せたよ。」
そう敦達にいってから首領が屋上から飛び降りる。
それと同時に俺は首領のもとへ走った。
「中也…?!」
風で吹き消えそうな声で首領は言う。
『今の話聞いたなら俺もこうするしかねぇだろッ!』
「なんで…ッ」
『なぁ、太宰…手前、こんな事で死んだんだな…w』
少し笑いながら言う。
「中也…!!」
『手前に最後の悪戯だ。』
「なにが…!」
『俺と心中だよ!』
「ほんっとに…ほんとにさ………酷い悪戯だね…w」
地面が見えてくる。
あと少し。
『なぁ、太宰。』
「なにさ」
今、こんな事言うのは可笑しいって分かってる。
『俺、手前のこと好きだったぜ』
「あはッ!最後の言葉それ!?wふふ…ッ」
最後に此奴の笑顔が見れてよかったな…
地面に着く10秒前。
「私も好きだよ…中也」
そう言われた。
グチャッという鈍い音が聞こえてから、俺の意識は無くなった。
最後まで
読んでくれてありがとうございます!
ほんとにありがとうございます…!
番外編作るかもだからまた見てくれたら
嬉しいです!!