朝6時、今は段々と気温は低くなっている真っ最中。学校に着いた僕は、肌寒い教室に一人ぼっち。あと30分もすれば騒がしくなり、逃げ出したくなるだろう。帰りたい。
そんな僕は毎日昨日の夜のことを思い出す。
教室の寒い空気とは裏腹に、暖かい眼差しの君。
居心地が良くなる声
たまに、太陽みたいに明るく大笑いする所、そんな君を思い出すだけで、幸せな気持ちになる。今日も会えるんだと考えるだけで、心が弾む。こんな憂鬱な時間乗り越えてやるとさえ思ってしまう。
でも、たまに不安に思う。
君はいつか消えてしまうのではないだろうか
僕のことを嫌いになって、どこか遠くに行ってしまうのではないだろうか
そんな不安が心を揺さぶって、泣きたくなる事がある。
でも君は必ず言ってくれる
「僕から離れることは無いよ。君の気が済むまでここにいるさ。」
その声はどこか暖かくて、何故かそれに泣きたくなってしまう。これは安心感なのだろうか。
でも、僕は君がまたいなくなってしまったら、自分自身も消えてなくなるだろう。
夜だけでも
その時間だけでも
話して
笑って
嫌なことを忘れさせて
たとえ
君にはもう
触れられなくても
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