体調不良で最終話の投稿遅れてすみませんでした…。
おまけ
[事件の数ヶ月、ロスヨントスにて]
?)「あー…私もそろそろ眷属作りたいなぁ……」
私は吸血鬼。100年前から生きていて、未だ眷属を作れていない…、というかよい人材がいない。
幹部)「またその話ですか…?そろそろ作ってくださいよ…」
幹)「上級吸血鬼の中で眷属を作っていないのはあなた様だけなのですから……」
?)「その上級吸血鬼って言い方やめれくれない……?」
幹)「しょうがないじゃないですか…、決まりなんですから…」
?)「そうだよね…」
?)「んー”」
?)「暇だから獲物探しつつ散歩してくるわー」
幹)「わかりました。いってらっしゃいませ」
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トコトコトコ
?)「んー、血だらけな国。」
ロスヨントスは治安が悪いため、辺りには血にまみれた街灯、自販機、家…など多く見られる。
?)「私ら吸血鬼のせいでもあるけど…」
?)「昔よりだいぶ荒れたな〜」
トコトコトコ
?)「てゆーか、獲物いないなー…」
?)(最近吸血してる人間の血…、あんま美味しくないから探してるのに………。あー、新鮮な血飲みたい……)
?)「ウーッ………。あ!」
?)「禁止されてるけど死体の血でも吸う かー…?バレなきゃいいし!」
トコトコトコ)路地裏
ロスヨントスの路地裏に死体があるのは当たり前みたいなもん。毎日殺し合いが起こってるからな…。警察も諦めて回収をしていないから腐敗臭もたまに漂ってくる。
吸血鬼はその腐敗した人の血を吸わないように禁止しているが、私はそんなこと気にしたことがない。
?)「…お、今日の死体は見た感じ状態良さそうだな」
?)「早く行って飲もっ………」
「ようよう、そこのお兄さん?」
なぜか後ろから声がしたため振り返る。
?)「…なんですか?」
「金とか持ってたりしねーかなって」
?)(あーめんどくさい人間だ…。こういうやつの血が一番まずいんだよ……)
?)「…持ってません。それでは失礼」
あまり相手にしたくないため、軽くあしらってその場を去ろうとする。
コツコツコツ
「は”?おいテメェ待てよ”“」バンッ
?)「…ッは」バタッ
?)(…頭を撃ち抜かれた…!?こいつ正気かよ…ッ)
?)「カハッ……」吐血
「逃げようとするんじゃねーよ”。こっちはな、金に困ってるんだよ」
「死にたくなけりゃ早く金だしーーー……」
「…」
ぺちゃくちゃ喋ってやがる。金がなくて〜、とか興味ないし私を巻き込むな。こちとら頭撃ち抜かれて痛いんだわ”。
「…っておい”….」
「さっきからずっと黙ってんじゃねーよ”“」
?)(そっちが一方的に喋ってるだけじゃないか…。治癒の力で早く頭治して今すぐにでも殺してやるよ)
「…」
「ハァー…死にてぇみたいだなぁ……?」
「いいだろう…。 それじゃあお望みどおり今から殺してやるよ」
しびれを切らしたのか、さきほど発砲してきた犯人がそう言ってきた。
?)(下人が何を言っている…)
?)「お前が私を殺せるとでも……?」ボソッ
「?笑。はい、じゃあさよな……」カチッ
?)「…ハァー 」
治癒が完了したため、反撃をしようと体勢をつくっていたところだった。
「警察だ!!今すぐに銃を捨て、手を上げろ!!」
なぜか警察がやってきた。青い仮面を被った警察が。
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[だいぶ前、ロスヨントスにて]
ら)「フゥー…」タバコ
ら)「ここが、ロスヨントスですか…」
俺の名前は青井らだお、警察官である。
今日は隣町のロスヨントスに用があってきている。
用っていうのはだな。
最近ロスサントス・ロスヨントスの国境付近で賄賂が横行しているため、ロスヨントスの警察の人とどのように注意をするか会議をする、ってわけだ。
ら)「派遣されたの俺1人かよぉ…トホホ…」
ら)「まぁ…しゃーないか…。警察署早く行こーっと」
コツコツコツ
コツコツコツ
ら)「…」
ら)(なんか血生臭いんだけど……?)クンクン
ら)(国の中にある大通りだぞ?ここ…)
ら)「ここに長くいたら殺されそうな気がするから、早く警察署行こッ…」
話によると警察への威嚇発砲も頻繁に起こっているらしいからな……。
タッタッタッッ
[警察署]
ら)「フィー…着いたぁ……」
なんとか事件に巻き込まれず警察署まで着けた。本当に良かった……。
「あ、ロスサントスの警察の人ですか?」
警察署から出てきた人が言う。
ら)「はい」
「よくここまで来れましたね…。すごい…。それでは会議をするので中にお入りください。」
ら)「分っ…かりました」
警察署に来ただけで感嘆が起こる……。俺、帰りちゃんと帰れんのか……??
[数時間後]
「本日は誠にありがとうございました。これからも良き国づくりを心がけて頑張ってください!」フリフリ
ら)「はい!本日はありがとうございました。そちらも頑張ってください。」フリフリ
コツコツコツ
ら)「にしても会議長引いたな…」
気がつけば、月が頭上にある時間帯になっていた。
ら)(俺昼頃来たよなー…?)
ら)「まぁいいや。それより早く帰ろっと」
タッタッタッタッ…
ブーンブーン)サイレンの音
ら)「おーし。国境の橋が見えたからあと少しだ」
タッタッタッタッ
バン)銃声
ら)「!?銃声…」
ら)「さっきサイレンの音してたし…、俺が対処するか」
俺は拳銃を持ち、恐る恐る銃声がした路地へと近づく。進むうちに、 徐々に発砲した犯人らしき声が聞こえてきた。
「おいテメェ」
「死にたくなけりゃ早く金だしな」
「…」
「…っておい”….」
「さっきからずっと黙ってんじゃねーよ”“」
「…」
「ハァー…死にてぇみたいだなぁ……?」
ら)(ちょっと待て…)
ら)(警察への威嚇発砲じゃなくて被害者いる…まずい…)ダッダッ
ら)(ック…頼むッ!!間に合えッッッ)ダッダッ
「いいだろう…。それじゃあお望みどおり今から殺してやるよ」
「…」
「お前が私を殺せるとでも……?」ボソッ
「?笑。はい、じゃあさよな……」カチッ
ズサッ
カチッ)銃を構える
ら)「警察だ!!今すぐに銃を捨て、手を上げろ!!」
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[そして、今に至る]
警察はこういう事件に首を突っ込まなくなったんじゃなかったのか?なぜここに……。
その警察官は私の目の前まで来、銃を器用に使い数分の間に犯人を気絶させた。
?)(…私を咄嗟に守りつつも犯人を倒すとか…こいつ強いな………。私に銃弾のかすり傷一つすらつけていない……。)
私が見惚れてる間に、さっき気絶した犯人の仲間が私に向けて発砲をしてきた。多分物陰かなにかに隠れていたのだろう。
だが、その警察官は私を身を挺して庇ってくれた。そしてその発砲してきた犯人も、あっという間に倒してしまった。
?)(…いい、ほしい………)ジーッ
ら)「……イッ……」ポタポタ
?)(!? ッ傷を負っているのか……?私が見惚れてたせいd……?)ジーッ
ら)「…あの、大丈夫ッですか……?お怪我はッありませんか……?」吐血
?)「!」
腹部に怪我を負っているようだったが、自分のことを後回しにして自分の心配をしてきた。
?)「…大丈夫です」
?)「…」
私はこの時こう思った。
?)(…ッ)
?)(こいつを眷属にしたいッ!!!!)
と。
しかしどれだけ眷属にしたくとも、他者の血を直視してしまった以上、脳が獲物だと勘違いして(眷属にしたい相手を襲ってしまう)血を吸ってしまう可能性がある。
だから一旦帰そう。
?)「あの、これ医療キット。使ってください。」
トサッ
ら)「あ、ありがとうございます!!」笑顔
?)(…ッ!!)
?)「さきほどは助けてくださりありがとうございました。この医療キットで簡単な処置をして病院に行ってください。私はこれから予定があるので失礼します。」
タッタッタッッタッタッタッ
ら)「あッ……ちょっ…….!」
タッタッタッタッタッタッッ
?)「…」
?)「ほしい…ほしい…」
?)「何としてでもほしい…ッ!! ほしいものは手に入れる…ッ、何をしてでも……ッッ」
?)「だから絶対に……」
?)「絶対にッッ!!」
?)「あいつを眷属にする……ッ!!!」
私は生まれながらの上級吸血鬼。そのため自分の身は自分で守れるように、と戦闘を強いられる生活を送っていた。そのため、誰かに守られたことが一度もなかった。
だが、今出会った。自分の常識をぶち壊すような素晴らしい人を。
自分だって戦闘一択は嫌、誰かに守られたいッ!!!身を挺して守ってもらいたいッ!!という、閉じ込められていた願いが溢れ出てくる…。
だから私は、あいつを眷属にする。
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[数日後]
ペラッ ペラッ…)記事
?)「へぇー…あの警察官、青井らだおって言うんだ。いい名前……」
ペラッ
?)「ん、ロスサントス在住…」
?)「ようやく見つけた…♡」
?)「じゃあまずはー…、誘拐、記憶を消す薬を作るためのアジトを作るために」
?)「薬物研究所を爆破しますか……」
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第0話[始まりの悪夢]
↪︎第1話へ続く
(雑くなりました。すみません)
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これにて、この作品完結です!!
愛読してくださり、ありがとうございます!
バグってて閲覧数表示されませんが、笑
たくさんのいいねやコメントが書くモチベになりました。感謝!
最終話は
分岐1:(一応)警察メイン
→場面転換多くなりすぎた、すまぬ…
あと戦闘描写むずすぎやろ…
分岐2:らだなるメイン
→納得
って感じです。
あと注意事項に書いてなかったんですけど、
・モブ注意
・センシティブ注意 でしたね…
(センシティブ要素ないと思ってたんですけど、 運営さんがセンシティブ表記をつけたってことはそういうことですよね…。)
すみませんでした……。
(それでも見てくれた人に感謝!)
自分的に
結構伏線張ったり、少し余韻を持たせてみたり…、工夫し甲斐がありました。この作品。
読者様にとって、面白かったと思える作品になったなら光栄です。
本当に閲覧していただきありがとうございました!!!
リクエスト受け付けてるんで!
(できる範囲で+更新遅めかもだけど…)
次の小説も随時更新できたらいいな〜!!
(頭の中で完結させてる物語も投稿した方がいいですかねー?)
んーまー、あとで決める感じで
それでは
おっつぅ〜
コメント
6件
あ"ぁ"…好き……最高すぎます…最後まで天才、いや神ですね……
最後の最後まで完璧…主さんあなた天才ですか?いや天才ですね、まじ尊敬します。 お疲れ様でした!