魔法少女は私じゃない

あつ、

そういや今日から暑くなるってニュースで言ってたっけか、

長袖なんて選ぶんじゃなかった…

「電車冷房効いてますように…」

なんで小声でいいながら少し早足で学校へ向かう

◇◇◇

『ﾋﾟﾋﾟｯ』

改札を通っていつもと同じ時間の電車に乗る

そこまで涼しくない…

なんなら蒸し暑くて外の方がマシかも、

そんなことを思いながら空いていた席に座る

『次は〜〜駅〜〜〜〜』

はっ、

寝てた、、

って降りる駅じゃん！！！！

急いで降りる

間に合った、よかった、

なぜかその焦りで私は走って学校へ向かっていた。

◇◇◇

「おはよーー」

普通に挨拶をして教室へ入る

「おはー」

「おはよぉー」

よく一緒にいるグループの子達が返してくれる

私のいるグループはいわゆる

一軍というやつだ

でも私はその中でもかなり馴染めてなくて、浮いている。

「おはよう」

1人真ん中で机の上に座ってる子が挨拶を返してくれた

「おはよ……」

あっ、

小声だったかな、

この子だけには絶対嫌われないようにしなくちゃいけないのに、

機嫌をそこねちゃいけないのに、