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六兆年と一夜物語
これは、名も無い時代の集落の
名も無い幼い少年の誰も知らない、
おとぎばなし。
🍍「…」
産まれついた時から、 忌み子鬼の子と言われ、 その身に余る罰を受けてきた。
バチンッ…ドゴッ
🍍「い”っッ…ッ」
👑「ごめんね…」(グスッ
俺には悲しい事は 何も無いけど
夕焼けのなか君に手を引かれてさ
👑「一緒に行こう!」
俺は何も知らない
叱られた後のやさしさも
👑「雨で濡れちゃったね、…」
雨上がりの手の温もりも
👑「寒く無い?大丈夫?」
🍍「(コクッ」
でも本当は本当は本当は本当に寒いんだ
ボコッバンッドンッボゴバゴドンッ
🍍「ッ…ッッ〜!」
俺は何で死なない?
夢のひとつも見れないくせに…
吐き出す様な暴力と、 蔑んだ目の毎日に
君はいつしか そこに立ってた
👑「…ッ…」
話しかけちゃだめなのに
👑「君の名前が知りたいな」
ごめんな…俺には名前も舌も無いんだ
俺の居場所は何処にも無いのに
君が俺の手を引いてさ…
👑「一緒に帰ろう」
俺は何も知らない。 君はもう子供じゃないことも
慣れないひとの手の温もりは
君が人間であることの証拠だった。
👑「早くッ!こっちッ」
君は何でやめない?
見つかれば殺されちゃうくせに
👑「ハァ…ハァ…」
雨上がりに 忌み子がふたり
夕焼けの中に吸い込まれて消えてった
「おいっ!見つけたぞ!」
👑「やばっ!見つかっちゃった!」
こんな世界僕と君以外
皆いなくなればいいのにな
皆いなくなれば いいのにな
ドゴッ…グチャッ…
🍍「……」
知らない声が聞こえてさ
👑「…えっ…な、んで…」
僕と君以外の全人類
抗う間もなく手を引かれてさ
夕焼けの中に吸い込まれて消えてった
今回めっちゃ主の自己考察で書いてます。なので、意味のわからないところもあるかも…まぁ、ボクの考えは今度発表します。
じゃ!