「あー…大学だる」ぼーっと大学近くの公園で空を見上げながら、小さく呟く。
とりあえず大学に入ったものの、特に友達もいなく、楽しいことも無く、飲み会などもなく。大学中退を常に考えながら生きる、20歳の彼。
「…はぁ」公園にいても何もやることがないため、大学に戻った。
〜夜〜
男A「クラブ行こうぜ」
男B「いいじゃん、あ!女の子誘う?」
「体のことしか考えてなさそう」と偏見を心の中でぶつけながら、ぼーっと歩く。そんな彼は、陽キャ達に、少し憧れがあったり。
特にやることも決まっていない。頭の中に考えることも無く、謎の孤独感を感じながらいつもの真顔だ。
「クラブ、か…」陽キャの口からたまに聞くクラブという場所の名前を思い出す
そこって酒飲めんのかな。うるさくなきゃいいな。と、いつの間にかそこの前に。
建物の外からでも聞こえる爆音に後ずさり。ああ、ここで止まっておけば良かった。未来の彼ならそう言うはずだ。
だが、疲労とオール続きの知能レベルが下がりに下がった脳からは、『よし、行こう。』この考えしかなかった。そのくせ、建物内の爆音の重低音が体に響くのか、後ずさり
通行人からの視線が痛かったのか、建物の中に入っていった
立っていた女性に身分証を見せ、耳を塞ぎながら入っていく。
「…っさ。なにここ。」自分で来ておきながら、うねり動くウジ虫を見るような目で進んでいく。
「人、多い…。ンだよ、平日でもこんないんのかよ…」
とりあえず、クラブ内の小さなバーの前に来て、酒を買う。1人で、時々こぼしながら端っこに行き、安心した顔ですみっこに来た。
「…ぁ゙~ッ、…いっッでぇ…」適当に頼んだらアルコール度数が強いものだったらしく、喉がチクチクと痛い。焼けそうだ
酒は成人式で宅飲みして、調子に乗って潰れて以来だ。
こんなところに来ても、スマホを見つめ。こく、と喉を鳴らし飲み干す。
またアルコール度数がぶっ飛んでいそうなものを買う。
そしてまた、喉に染みる感覚。
ここから彼の記憶は消えた
「……」目を開けて、ズキズキと痛む頭を抱えながら体を起こす。
?「起きた?」
「あ?」と思わず誰も分からないのに返事をする。
その1秒後、彼はこう思う
『誰だこの人』当然の反応だろう。
?「いやぁ〜、まじ激しかったわ…」
1人で話始める見ず知らずの男に、困惑と恐怖を感じる
「あの俺、えっと…なんでここいるんすか、…あなた誰」
初対面に「あなた誰?」と聞く勇気はあるのに、何があったか聞く時、声は震えていて。
?「覚えてないの?あっはは…」
困った笑みを浮かべた後、男は彼を押し倒した。
?「こういうこと…わかった?この逆ね。君が上」
「ちょ、え、あの、重…」
目を右下に逸らしてそう言う。なぜ最初に「重い」と言えるのか。だが直ぐにヒヤリと背筋が凍った
「…まじで、ごめんなさい…」
男は、苦笑して言う
?「いいよ、酔った勢いで襲う…俺はしたことないけど、やっちゃう人居そうだもんねぇ〜」
彼は安心したように言う。
?「全部覚えてなさそうだよね…俺「裕也」。改めて宜しく、丞」
「…なんで俺の名前知ってんすか」
裕也「そりゃあ、自分から言ってたしね?」
怒るタイプではなくてよかった…と心の中で叫ぶ。
で、ここからどう会話を進めるか。そのまま帰っても、ただのクズ男だろう
裕也「今夜、飲みに行かない?二日酔いだったら申し訳ないけどさ」
「いいですよ…」
裕也「じゃ、まあ…落ち着いてないと思うし、解散ね。送ろうか?」
「いや、大丈夫です…すみませんでした、また今夜…」
そう、逃げるように去っていく。
「あぁぁ何やってんだ俺…」とてつもない不安と罪悪感にかられながら家に帰っていく
to be continued … ➡︎
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