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「あのさ……」
「ん?」
「僕、葛葉のことまた好きになっちゃったみたい」
「….はァ?!」
わけが分からず、頭が真っ白になる。
「っいや、だってお前、ローレンと今付き合ってるだろ…?w」
「それはそうだけど….」
「…. だけど、なに?」
「っってか最初に僕のことNTRしようとしたのは葛葉じゃん!思い通りになってよかったね、じゃないの?!」
「いや、それは…なんてゆーか、ほんとに俺のこと好きになってくれるとおもわなかっし…?」
ゆっくり葛葉は叶から目を逸らす。
「はぁーー?いっみわかんない!葛葉のばーか!」
「はァ?馬鹿って言った方が馬鹿なんだよ、馬鹿」
「ふん、もういいもん泣 葛葉なんて知らないっっばかばかばか!!!」
叶は目元を隠しながら部屋を飛び出しっていった。
突然のことにわけが分からず、まだ葛葉はもんもんとしている。
(…あいつ、さっき俺のこと好きって言った?)
叶の言葉を何回も復唱する。
『葛葉のこと、好きなっちゃったみたい』
『葛葉のこと、好きなっちゃったみたい』
『葛葉のこと、好きなっちゃったみたい』
(俺のことが…好き?)
そばにある鏡には耳まで真っ赤になった自分が映っている。
「はァ…」
兎にも角にも、隣の部屋にこもってしまった叶を迎えに行くべく、重い腰をあげ、立ち上がる。
ドアの前にたつと中から変な声が漏れていた。
『ん…ふっ….』
(?なんだ、あいつ、まだ泣いてんのか)
あいにく鍵はしまってなかったので、バレないようにそーっと押して中を見る。
するとそこには、泣きながら、うしろをいじっている叶がいた。
しばらくずっと見ていると、
「くずはぁ、♡っくずは、ぁ♡」
としきりに俺の名前を呼んでいる。
「..なァーに、一人でやってんの?かなえ」
「!///、見んな、ばかっ!」
「はいはい、かわいいね〜♡俺の名前呼びながら尻に手ぇいれちゃってぇ、、♡そんなに気持ちいんだ?笑」
「ふっ♡んぅ♡」
「俺に見られてんのに手ぇ止まんねぇじゃんwとんだ淫乱野郎だなw」
「見なっ見ないでぇ♡♡」
「無理だって、さっきまで俺のこと散々バカにしたやつが無様にケツいじってんのクるなァ…」
「んぅぅぅ♡♡んっ♡」
「え?なに?いっちゃうの?叶」
「ん〜〜っ♡んん♡」
「ほら早くいけよ、俺が見ててやんだから、ほら、はやく 」
部屋にはさっきよりずっと卑猥な音が鳴り響いていた。
「んう♡んん〜♡…..くずはぁ、やっぱいけないの…♡」
「は?どゆこと?w」
「僕にも…んっ♡よくわかんないけどぉ…♡ん♡指だけじゃもういけないのぉ♡♡たすけてぇ♡くずはぁ♡」
そう言って更に激しく指を動かす叶。
「へぇー、じゃあ俺にどうしてほしいのカナ?」
「はー♡」
そうやって口から妖艶な息を吐くと、かなえは俺のパンツを下げて、急にそれをくわえた。さっきまで興奮してたのか、口の中はだ液でいっぱいだった。とろとろであっつい温度が気持ちよすぎて、俺は30回くらい出し入れされた頃にはもうバッキバキになっていた。
「……このバキバキちんぽをぉ♡僕の中にいれてぇ♡いーっぱいパンパンしたらぁ♡たぁーぷりのせーしをぉ♡僕のまんこにぃ♡♡注いでください♡♡♡」
俺は本能のままに、そばにあったベッドに叶を押し倒し、突きまくった。2日間。
理性を取り戻した時には叶のケツは真っ赤に腫れていて、俺の精液がべっとりと周りについている。
「...風呂入った方がいいんじゃね」
と提案すると
「んん、まだ足りないの♡♡おねがい♡」
と背中越しにお願いされる。
「いやぁ、…」
本能と理性が長いこと戦っていたが僅差で理性に軍杯が上がる。
「いや!風呂行こう、な?」
「んー…わかった」
不服そうな叶を抱えて風呂場へ向かう。
シャー…とシャワーの水を出し、叶のキスマだらけになった体を洗う。
「これ、、やりすぎたか」
「ん?キスマのこと?」
「うん」
「えへへぇ、えっちだよね」
「ごめん」
「んーん?いくたんびに葛葉が僕の体吸ってきて可愛かったよぉ」
「はーやめてくれ思い出したくない」
「んははは笑」
風呂から上がると自然と話題は戻ってきた。
「じゃあほんとに葛葉は僕と付き合う気なかったってこと?」
「うん、叶はローレンといた方が幸せだと思う。俺といてもまた別れることになるだろうし」
「…前の別れ方もこんな感じだったよね 」
「え、?」
「僕は別に別れたいとか一度も思ったことなかったけど、葛葉が一方的に、俺といても幸せにしてやれないとか、なんとか言って別れたんじゃん…あーなんか思い出しちゃった」
「….ごめん、…..」
「っ…」
「泣くなよ….」
叶の肩を抱きながら慰める。
それから何分経っただろう。叶は今の幸せを取り戻しに行く、と言って俺の家を出ていった。しばらく一人で考えたいとも言っていたような気がする。ローレンとまた仲直りするんだろう。
俺はと言うと感情にひたるまでもなく、2日?いや5日間叶とやりまくっていた部屋の片付けをしていた。
昨夜の快楽を思い出しながら、ふと叶の態度が前と変わっていたような違和感を感じた。
まあもう叶と致すようなことはないだろうと思い直し、最後の使用済みゴムをゴミ袋に入れる。
長い夜が明けた。
はずだった。
continue→♡1300
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