短編小説(没)

【 death of baby goat ？】

コK

微Kコ

死ネタ

K視点

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『はぁ…はぁ、はぁ＿』

参ったな、こりゃ、今は土砂降りでハンググライダーは使えない、挙句の果てに腕と太腿を撃たれ出血が多い。

出血の多さで血が足りてないのかフラフラするから歩けねーし、スマホで寺井ちゃんに電話しようとしたけど撃たれて壊れてたし。

詰んだなぁ…

ぁー、やべぇ、意識が朦朧する

もうこの際誰でも良いから来てくれねーかな、組織の奴らに殺されてもどうでも言いし、警察が来て捕まるも、名探偵が来て正体がバレようが何でも良いから来てくんねーかな

「キッドーーー！」

あぁ、やべーよ。幻聴まで聴こえる様になっちまった。

走馬灯が名探偵とかどう言う事だよ。

ま、悪い気はしねーけど、、

「おい！キッド！しっかりしろ！」

わー、何か身体が揺れてるー

幻覚に触られてるよ、俺。

「キッド！」

「…なんか俺、幻覚に触れれるんですけど、何でぇ、」

「幻覚でも幻聴でもねーよ！

えぇと、博士に…！」

「怖ぇ、幻覚と幻聴が名探偵だぁ。

幻覚に捕まっちゃうんじゃね☆」

「オメー致命傷のクセになに余裕ぶっこいてんだよ！！」

「もう何も喋るなよ！名探偵が助けに来たと思うとドキドキしちゃう！！」

「…」

っ

「痛ってぇ！あれ、名探偵じゃん。」

「お前は当分そこで寝とけ。」