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「は…?」
思わず声が出てしまうほど
部屋に書かれたお題は過酷なものだった
attention
ーR18
ーフランス攻め、イギリス受け
ー少しだけイギフラあり(1部のみ
ー♡や//を使用します
ーなんか長いです
「痛…、」
目が覚めた場所は真っ白な部屋の角、床にそのまま倒れていたようで全身がヒリヒリと痛む
いつもの見慣れた部屋の様子がそこには無かったのだ
記憶はいつものベットルームにて眠りについたところで途切れている
「媚薬を飲んで5時間経たないと出られない部屋…?」
眠気が残る目を擦って、よく分からない看板を凝視する、
媚薬なんて自分の意志で飲もうとする者など居ないだろう。醜態を晒すことになってしまうのだから
色々な目新しいものに目を輝かせた大航海時代などでさえ、このようなものには触れてこなかった
変な部屋に閉じ込められたことや、媚薬を飲まなくてはいけないことはもちろん嫌だ。
でもそれより最悪なのは…
「なんであいつが横に…」
「さっさと起きてください、」
「私も状況が理解できてないですし…」
『んん…?』
「ねぇ、フランス!!」
そう、あいつとはフランスの事だ
長きことライバル関係が続いてきた、
そんな2人は犬猿の仲だと言えるだろう
「で、なぜjuたちは閉じ込められているのさ」
「こんな真っ白で殺風景な部屋見るに、堪えないよ」
例のふざけた看板を指差すと、驚きもしず笑って
『媚薬を飲まないと出られない?』
『ふざけたジョークを言うね、見損なったよ』
と言い、馬鹿にした。
この時だけはムカつくよりも先に冷静になった
「そんなくだらない嘘つきませんよ」
辺りには司令通り、大量のピンク色の液体が詰まった瓶が並んでいる
こんなに用意されては、疑う気力さえ削がれてしまう
『こんなドアを無理やり開いてしまえばいいじゃん』
そう言いながら鉄製のドアを捻るが、揺れるどころかビクともしない
成人男性が全力で力をかけている、それに相手は国そのものだ
だけれど
『開かない…』
震えた声で言う彼の指は、少し青白く変色していた
…私たちは顔を見合わせた
これから何が待ち受けているのか、何となくわかったからだ
「うわ…あま、」
『でも案外なんともない…?』
『な〜んだ、イギリスのこと嘲笑ってやろうと思うのに』
「畜生め、」
『イギリスが言えたことじゃないもんね〜』
媚薬の数はおよそ50本、
ピッタリ分担するとして25本ずつ
1本飲んで効果が無さそうならば大丈夫そうか…?
匂いこそ酷く甘いものの、意外と飲みやすい
味は佐藤でも果糖でもない、 ドロッとした甘さがじんわり広がっていく
「それぞれ何本飲みます?」
「飲みたくは…」
『無い』
「でしょうね」
この時はあんなに強い効果だと思っていなかったから、早く飲み終わってしまおう
2人揃って媚薬の効果を舐めていたんだ
何本か飲み進めた時にふと、頭の回転が止まる
ガタッ
なんだか”頭がぼんやりする”
嫌な予感がして横に目をやると、案の定相手にもそれは言えるようだった
鼻息は荒く、呂律も上手く回らない
考えがまとまらない
あれ、?
閉じ込められて媚薬を飲んでて…、
もしかして媚薬が効いちゃった?
なんだかふわふわする…
何も分からないまま前方に倒れ込んでしまう
「は〜っ♡? 」
肩で息をするだけで、少し服が皮膚に擦れるだけで
ただそれだけなのに、
どうして…どうして、
“こんなに気持ちよく感じるんだろう…”
『はは…イギリスも辛そうじゃん』
『おいで?』
「なっなんでやる気なんですか!?」
手を広げて待つフランスの目には迷いが感じられなかった
『お互い…辛いでしょ?』
『君も、juには限界に見えるんだけど』
ベッと煽るように舌を出し囀って、澄んでいる青と赤の綺麗な瞳がイギリスを捉える
目が離せないような美しいオッドアイ
『ほらほら、楽になっちゃえよ〜』
カリッ
「んぐッ…♡」
ただほんの少しの刺激、それでも今のイギリスにとってはいつものポーカーフェイスで誤魔化せなくなるほどの心地良さだった
下唇を噛んで耐えるその姿は、不本意ながらフランスの欲を誘ってしまう
『余裕が無い君ってレアだね〜笑』
『恥ずかしくないの?』
「ん〜ッ!!💢」
睨んだ目つきには薄い涙の膜が出来ている
ここぞとばかりに楽しんでいる様子のフランスも、こんな姿を見てしまえば盛ってしまう
ふつふつと高まる己の欲、吐息に目つきに汗ばんだ体…
その一つ一つが興奮材料になる
『楽しんでるとこ悪いけど、もう脱がすね』
バタバタと逃れようとしても、快感に浸ったばかりの体は力が上手く入らない
ボタンを一つ一つ外す度に、また欲が高まっていく
嫌なはずなのに、体は求めているんだ
こりっ♡
「ひぅッ//」
くりくり…っ♡
「んんん゛♡♡」
絶対わざとだよな!?
何故か楽しそうな様子でこちらを見ている
今のイギリスにはそれだけで嘲笑われているように感じた
その屈辱的な視線にイギリスは考えた
“絶対にイかない”
風の噂で床上手と聞いたことがある
どこから流れてきたかすら分からないものだ、
どうせ大したものじゃないだろう
「えあ…ちょっと待ってくださいよ」
『どうしたの、今更待てはないでしょ〜…』
「いや…なんて物を突っ込もうとしてるんですか!」
『お尻でやるのは初めてだった?』
『変態紳士笑はこういうの詳しいと思うんだけどなぁ〜』
「破廉恥な!」
はいはい黙っててね〜と赤ちゃんでもあやすようなテンションで口付けを行うフランス
それに対しイギリスは腰も覆うようにホールドされていて逃げることが出来なかった
息をする暇さえ奪うような熱い熱いディープキス
息が浅くなり苦しさよりも気持ちよさが勝つ
世の中にはキスが上手いランキングなるものがあるが、そのTOP2がこの二国なのだ
ここまで溶かされては抵抗しようとする考えすら浮かばない
今はただそこにある快楽を受け止めることしか出来なかった
ミニマリストも驚くほどの不格好な部屋の中ではローションや避妊具など何も見当たらなかった
だから潤滑油代わりに涎を使うという結論に至った
『ほらベーってして』
先程遊んだばかりの口の中に手を突っ込んで弄っていく
「んぐ…ん、、」
普段なら躊躇するはずだが、今のふたりに余裕は無い
『今、余裕ないからさ…』
慣らすだけ感謝してよね、と一言
その言葉通り、細い指先はとある一点を探し掻き混ぜるように動き乱れている
グチュグチュといやらしい音を立てる度、段々理性が解けていく
「ん…ぐぅッッ゛♡」
まだ全戯だと言うのにも関わらず、必死にもがき耐える様子に火がつかない訳が無い
ごりゅッ♡
「ひぁぁ゛ッッ!?♡♡」
『ここかな?笑』
他の場所より膨れ上がっているしこりのようなもの、そこを執拗に撫で回すように責め始めた
突然な刺激に目を瞑るものの、視界が遮られるぶん、音や感覚に意識が集中してしまう
恥じらいで頭に熱が集まっていく、下に熱が篭っていく…
嫌なのに、嫌なのに…
「んん゛」
“それでも絶ッ対コイツの前でイクわけにはッッ”
『本番はここからなのにね』
そう言ってフランスも服を脱いで、1糸纏わぬ姿になった
どちゅんッ♡
水っぽい音が空っぽの室内に響く度なんとも言えない恥じらいで身がよじる
「んぁッ゛♡♡」
十分にほぐれきっていない中が収縮する、屈辱的な事に体は欲しがっているみたいだ
『ほらまだ全部入ってないでしょ!?』
媚薬で性欲が高まっているのか、奥へ奥へと進む
痛覚よりも先に快楽が来てしまい、気持ちがいいのか痛いのか分からなくなる
可笑しいッフランス相手に気持ちいいだなんて
「やだッ♡ 奥いかないでぇ゛ッ…//」
深く、近くと 肌が触れ合い温度を感じ合う
こんなの望んでない、こんな関係じゃない
頭の整理がつかないッ
『恥ずかしい?笑』
『ほらッ諦めて気持ちよくなれよ』
ぱちゅ…ッ どちゅッッ…
「〜〜〜ッッ♡♡」
中が擦れる感覚と、前立腺が押される感覚
どちらが先か、それても同時だったか…分からない
「いやッ…// でちゃい ましゅ、かりゃッ♡」
『イギリスも男の子だもんね〜?』
『こんなメス顔してるってのに』
それに無意識のうちに、手を腰に回していて自らより深くへ当てようとしている
己では気づかないものなのかもしれない
先っぽから我慢汁がちろちろと溢れ出てシーツに大きなシミが出来ている
紅く膨れていていかにも苦しそうだ
1回だけ、1回だけ 本人の意思とは関係なく湧き出てしまう、これが本能というのだろうか
こり…ッ
「んひゃッ゛♡ 」
『あれ? もしかしてイった?笑』
「あ…」
最悪だ
嫌だったのにぃ…♡
ピリピリと電撃が伝わっていくような感覚
「は〜…、♡ うぅッ」
まだ
余韻が終わらない
目にはハートが浮かぶほど
身体中が刺激を求めてる…そんな感覚
すっかり発情しきってしまった
もう止められない気がした
でも、これはアイツだからじゃない媚薬のせいだ
そう自分に言い聞かせる
『ふふふ、大丈夫?』
「だい じょうぶ、じゃなぁッ!?…♡」
耳を少し撫でられただけで異常なほど反応してしまう
「触んなッ…♡」
『拗ねないでよ〜笑』
何事も無かったかのようにフランスはまた律動を開始する
「んへッ!?♡ まっ待って…//」
「さっきイったからぁッ…♡♡」
ただでさえ達したばかりだというのに、そんなに激しく動くなんて…
もう抵抗する気も起きないのか、段々と腰を振り自ら擦り付けるような淫乱になっていく
知らないうちにメスへと変わっていくのだ
「あッ♡あぅ、゛」
「気持ちッ…♡ またイクッッ♡♡」
ピタッ
「へぁッ!?♡」
『どうしたの〜?』
ぱちゅッどちゅ…ッ♡
「んぐ…// んぁぁあ〜゛♡」
どんなに気持ちが良くても限界でも達することは許されない
「なんれぇッ♡、とめぅの…?♡」
トロトロになりながら聞いても答えるどころか
『気持ち〜でしょ?』
「ぅあ゛…やだぁ♡♡」
『さっきまで嫌そうだったのにね〜』
ごりゅッ♡
「ッッ…♡♡」
『まだダメだよ〜?』
何回も、何回も
直前のところで寸止めされる
「う…あ、」
「んんん゛?♡」
その頃には手にも足にも力が入っていなかった
いや入れることが出来なかったのだろうか
キスをしたり、時には甘く責めてみたり
されるがままになり完全にオモチャにされていた
「も…、いいでしゅか?」
『なにが〜?笑』
上目遣いで心から懇願しても、効かないようだった
(わかってるくせに…
そう確信犯だ
「…」
どさっ
『え、?イギリス…?』
ー彼らの夜は長く続いた
「”ふふ、腐腐腐腐腐” 」
どこか遠い場所で、 液晶とにらめっこをしていた女性がいた
モニターを見つめながらさぞ嬉しそうに笑ったとさ ♪
ーまたこの部屋を使うかもね…?