母「ごめんなさいね?」
なつ「ぇ、、?」
え、怒ら…ない?
なつ「え、ぇ、ぇ、?」
母「いけないことをしたからと言ってベランダに追い出したのはちょっと悪かったと思ってるわ」
なつ「ぁ…」
わ、るいって思ってた…?
なつ「お、れこそ裸足でベランダに飛び出して行って、ご、ごめんなさいっ…」
母「そうよね。なつはまだ中学生だもんね。お兄ちゃんが必要よね」
なつ「ぁ、はい…」
母「でもなつ…」
母「“貴方のお兄ちゃんって一人でいいんじゃないかしら?”」
なつ「は、、、?」
ぇ、? な、にを言って…
母「やっぱり3人分となると食費や生活費も増えるのよね〜、、」
なつ「な、何言って…」
母「こんな“使えない役立たず”家にただ置いておくのもねぇーw」
お母さんの顔を見て俺は思った
『こいつは笑っている』
すちにぃがあんなに危ない目に遭ったばっかりなのにそれをこの人は楽しんでいる…?
なつ「っ、、、」
もう、いい子…やめていいかなっ、、、
なつ「ぁ、ぅ…」
母「〜〜、〜。ね? 貴方もそう思うでしょ?なつ」
なつ「や、やだ、、、」
すち「お、お母さんっ!!」
母「…なに」
すち「ねぇ、俺、もっと頑張るからっ!!」
母「ふーん、じゃ、精々頑張りなさい?w」
すち「はい。 お母さんっ、」
なつ「……ぁ、」
すちにぃ、今作り笑顔が歪んでた…、何度もすちにぃの笑顔は見てきたけどこれは一番歪な作り笑顔だったな…っ、
なつ「俺…何かできることないかな。」
いい子になりたい良い子になりたいって、思って、言ってるだけじゃなれないのにいい子になる努力もしてない。
なつ「寧ろ逆に我儘な子みたいになっちゃってるな…っ」
本当、、俺って
なつ「バカだな…w」