「ん,,,」
俺は 朝 窓から差してくる光で目が覚めた。
俺は 隣を見ると人形の様に 座り込んで 窓を見ている渚が目に入った。
あぁ,,, 綺麗だ
なーんて ヒドイ事思っちゃったのは 朝の眠気のせいにして俺は渚に話しかける
「おはよ ~ 」
いつもの音量で話しかけても 反応無し 本当に生きてるのか疑問に思ってしまう。
,,, そーだ
イイ事思いついちゃた ~ ,,,
「なーぎーさー ! 」
ガバッ
そう言うと俺は渚に勢い良く抱きつく。 でも
” 壊さない様に ” 慎重に
「ぐぅッ !? 」
ぐぅなーんて変な声出してるのを聞いちゃったらそりゃあ誰でも笑う。 勿論俺も例外じゃない
「ふッ くッ あは ふふ ッ 」
「ちょッ わ, 笑わないでよ !」
茹でダコみたいに真っ赤にして口を 開いて 声を出した 渚 。 良かった ” 壊れてない ”
「だって 渚が面白いのが 悪いんだよ ~?」
「僕のせい !?」
「でも カルマが抱きついてくるから ,,,」
「あはは ごめんって ~ 許して ?」
「,,,,うん」
あ~ また戻っちゃった
昔の面影を消し去るように 何処かを見つめる渚。 何も無い
, そのはずなのに 何処かを見ながら話していた
,, 目を見るのが怖い ??
それなら 納得する。 再開してから俺の目を見てくれなくなった。 いつも俺ではなくて 俺の 横を見ている。
昔は水色の キラキラ光る 瞳で 見てくれていたのに 。 悲しい~ な ~
「渚買い物行く ?」
「え ?」
「日用品とかさ ~ 」
「あ,,, えと」
「外怖い ?」
「あ,,, ぅ」
「どう ? 辞める ?」
「,,行ってもいいかな? 迷惑,,掛けてもいい?」
「いいよ 渚なら」
「ま , 岡島とかなら許さないけどね ~」
「,,ありがとう」
「なら行こっか」
「うん」
僕は 外に出れるのかな,,?
今でだって ,,,
「渚 ? 大丈夫 ?」
「あ,,うん」
カルマは僕が不安にならないように手を握ってくれた 。
普通友達と繋ぐなんて気持ち悪いと 思うかもしれないけど
僕 は思わない 繋いでいる所からポカポカする 。
安心する。
段々人が多くなる 。 それが僕にとっては 怖くて不安で 堪らない 。
「カヒュ,,ヒュー,,」
アレ ,, 息ができない
息の仕方って何だっけ ?
苦しい , でもメーワク掛けちゃ駄目だよ,,
やばい カルマがこっち見てる,,
「渚,, !?」
俺は とりあえず渚がこうなってる理由を探して 察した 。
渚を抱えて 人が居ない路地裏に来た 。
「渚 ! 大丈夫 ? 」
「カ,,ヒュー,りゅま 」
呂律回ってなくね? どうしたらいい ? 思い出せ 何か頼れる 記憶を
,,, 思い出せない
馬鹿 じゃないんだから思い出せよ 俺 !!
「渚 ,,, 落ち着いて,, 頑張って」
「ヒュー ヒュー カッヒュッ 」
世界は ぐるぐる回ってる くらくらする
ぼやける ,,,
カル,,マ
「お,,と」
抱きついてきた 。 苦しいんだろうな、、
頑張れ渚,, それと 何も出来なくて 御免
「ヒュー,,, 」
「ッ,,,」
完全に脱力した 。 気絶してる。
,,,とりあえず家に運ぼ,,
やっぱり人混みは駄目か,,,
ごめんね 渚
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