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短めですがこの前書いたやつの後日編
🇮🇷右はなんぼあってもいいですからね(
流石にほかのCPも書く
「🇮🇷さん」
自分の名を愛おしそうに呼ぶ声。
その声のする方を振り向けば、そっと頬を撫でられた。
「、なに?」
頬に優しく口付けられる。
目尻をそっと撫でたり肩に顔を埋めてきたりと、いつもと少し様子が違う。
「俺、貴方が🇸🇦さんじゃなくて俺を選んでくれて本当に嬉しいんです」
今度はぎゅう、と抱きしめられる。
そしてそのまま首筋に一瞬の痛みが走る。
「っ…!?」
それにびっくりし、身体を捩るも強い力で抱きしめられたままだった為、びくともしなかった。
「🇮🇷さんはどう思うんです?
俺を選んで良かったんですか?」
上目遣いできゅるるん、とみつめられる。
だが、その目線には明らかに嫌と言わせない圧が込められているのを察した。
ここで首を振れば何をされるか分からない。
またあの日の夜のようなことになってしまえば……………
頭の中に最悪な想像がよぎり、思わず頭を震わせる。
それを見かねたイスラエルの機嫌は急激に悪化した。
「………嫌だったんですか?」
地を這うような低い声が耳元で聞こえ、イランは慌てて否定をする。
「い、いや……違う
少し嫌なことを思い出しただけだ」
「………ふーん
嫌なこと……ね…」
じと、とした目線に耐えれず目を逸らす。
確かにあの夜は無理矢理理性を飛ばさせられており正常な判断が出来なかったのは確かだ。
心は彼を拒否し、嫌がっているのに体は絆されている。
もう彼でないと満足出来ないのだろう。
堕ちたものだな、と自虐する。
不意に唇に柔らかいものがあたり反射で顔を上げれば、にこにこと笑っている彼を見つけた。
「俺から逃げないって言いましたもんね?」
自分の考えが読まれたのではないかとすぐさま青ざめる顔。
それに気付かないフリをして、イスラエルは抱きしめたままの体に再度口付ける。
相手はこちらを抱きしめ返すことはしなかった。
それでも満足だった。
彼はもう自分の手中にあるから。