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‐ きっと _ 。‐

1 - # アイドル _ お仕事

♥

740

2023年09月07日

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初めてのノベル … ✨

がんばります!!!









おれは人に触れたくて 、この仕事を選んだ 。

そう 、いわゆるメイクさん 。


アイドルや有名人のメイクをする仕事 。



その中でも仕事を受けることの多い アイドル



桃色王子といわれるほどのさわやかアイドル

そうあの 、‪”‬桃‪”‬





赤 「今日はどんな風に … ッ ?」


桃 「ん ~ 、りいぬのおまかせで ッ」



ずるいほどに眩しい笑顔 。

おれはそんな笑顔にいつの日か心を奪われていた …

叶うはずもないのに ッ





そんなある日彼は東京ドームという大きい舞台に立つことになった 。


そんな大事な舞台でも桃くんは 、俺を選んでくれた 。

こんな俺でも 、



今日も俺たちにとって挨拶の様な会話が始まる


赤 「どんな風に ?」


桃 「りいぬのおまかせで ッ !」



毎回そう答える彼 。

答えは知ってるはずなのに 、彼と会話をしたくてそんな考えだけで毎回聞いてしまう 、


今回も桃くんを超絶かっこよくしてあげよう … ッ

そうおもうとなんだかもやもやした 。


1万人以上の人に 、あの爽やかな笑顔を見せたくなかった …


彼は俺のものでもないのに 、俺は彼のものでも無いのに …


ただそう思ってしまう おれがいて 、

自分でもがっかりした 。



今日は意地悪しちゃお … (笑)


今 、思いついたことをその場でしてみる 。



赤 「はい ッ ! 目つむって ~」





赤 「… ッ (笑)」



桃 「おいおい 、びっくりさせんなって … ~ (笑)」



彼はびっくりした表情で笑ってくれた 。


目つむってっていったら 、いつもならピンク色のアイシャドウをぬる流れなのに 、

今日はリップからぬったんだ … ッ !(笑)



桃 「よくそんなかわいい遊び思いつくな … w」



彼だけはおれのくだらない意地悪でも笑ってくれる 。

彼だけは _ 。





リハーサル1日目




おれは大きなモニターでただただ彼の頑張る姿を見上げる


今日もかっこいい … 、



おれは 、月を … いや歳を重ねるごとに彼の‪”‬虜‪”‬

になっていった 。





リハーサル2日目



今日は3階の席でも楽しめるか見てて欲しい 。

そういわれた  だから階段に足を乗せ 厚底の音が鳴る 。



彼の演出は歌を知らないおれでも楽しませてくれた 。


これなら付き添いの親でも楽しめるに間違いない



おれはそうスタッフさんに伝えた 。



リハーサル3日目



2日目からそんな日は経っていないけれど 、

本番という貴重な日に1ヶ月を控えた 。



控え室の看板にも絵師さんがいて 、さすが有名人 …



リハーサルでも本番と差がないように毎日おれもよんでくれる 。



今までの桃くん担当のメイクさんは 、朝早いから他の人に移っちゃったり辞めちゃったりする人が多かった 。

それりゃ 、有名アイドルだからね 。


でも 、おれだけは続けてくれてありがたい 。

そうスタッフさんから毎日いわれる


でも 、おれはその言葉がほしいのは申し訳ないことにスタッフさんじゃない 。



あの 、さわやか笑顔の持ち主 。








赤  「かっこよかったよ 桃くん !」



桃  「赤のメイクのおかげだね ッ ( にこっ 」



赤  「褒めてもなんも出てこないよ ッ ~ (笑)」




会話が1つ切れた時 、彼から口を開けた 。




桃  「おれ 、本番りいぬとおそろいのメイクがい い 。」



赤 「へ … ッ 」



おれは嬉しくってつい声に出してしまった 。




桃  「いやだった … よね」



桃  「ごめん … ッ」



おれがだまっているのがいやと読み取る彼 。



赤  「嫌じゃないよ ッ !」


赤  「おれも最初から言いたかった … /」





桃  「ありがとよ ッ … //」




初めて赤くなった桃くんの顔


それと同時におれも彼の大きな手で撫でられ 、

同じくらい … 言っちゃえば桃くんより3倍くらい赤面になることが鏡がなくても伝わってくる




あの 、はじめてみる表情 。



変態の俺にはたまらなかった



俺だけのものにしたい 。

彼だけのものになりたい 。


愛し合いたい 。


そんな俺の願望 _ 。











東京ドーム当日



おれは 、前日に自分が使っているメイクを全部買い直した 。

おれと同じのを桃くんに使うのは良くないだろう 。、

そう思ったから 。










赤  「おはようごさいます ッ !」



スタッフさん 「赤さん今日も元気ですね ~ w」



赤  「今日は俺にとっても大事な人ですから ッ 」





そう 、スタッフさんにも秘密のメイク _ ♡




桃 「おはよ 〜 ございます ッ ッ !!」





いつもなら真っ先に俺の方にやって来て 、

リハーサル前まで喋るのに 今日はスタッフさんばっか …


でも 、本番だから  仕方ないよね ?




おれは 、1人メイク道具を近くにしてスマホを   いじる 。


twicca を開いて出てきたのは 、

ピンク色で囲まれたアイコンだらけ 。


最後の文にはみんな 、「愛してる」 だの 「大好きです」 だの おれには素直に言えないことが沢山かかれていた 。



桃くんのリスナーさんに1歩手前に行かれていたのはとっても悔しかった 。



おれもいつかきっと _ 。





桃  「赤 ~ ? メイクよろしく ー!」





赤  「みて ッ !桃くんの為に新しいの買ってきたんだ!」





桃  「勿体ないこといっていい ?」




赤  「うん ?」




桃  「俺 、赤と同じので良かったよ ッ ?w」





赤  「お金かえして ッ ?w」






ほんとはほんとは嬉しかった 。





でも 、素直に答えることが出来なかった 、


リスナーさんみたいにかわいい反応なんかとれなくって 、、



こんなおれじゃだめなのかな …


そう考えながら桃くんの顔へ手を進める 。




桃  「ねぇ 、りいぬ 。」



桃  「おひざのりますかぁ ~ ?(笑)」




赤  「幼児あつかい ッ !」



赤  「乗ってあげないこともないし ッ … //」




桃  「じゃあ 、乗って ?」




赤  「え 、あっと …」



想像斜め上の答えがかえってきたため 、

おれはうまく返事が出来なかった 。






ぐいっ




桃  「これで解決 … ね ッ ? w」







解決なんてなるかよ ッ (笑)



なんて言いたかったけど …



好きな人の前でだけは 、ぶりっ子させてください _ ッ










東京ドーム公演が終わり1ヶ月がたった 。



桃くんにはまだ 、なんも公演予定が無いためおれは呼ばれない。




赤  「会いたい … 」




そんな思いが先走ってしまう 。




2ヶ月が経とうとした時 、俺のスマホに一通の通知がきた 。




「赤さん 、今回もメイクお願いしてもいいですか 。」





もちろんです  そう打ちたいところ 。




でも 、おれは社長に担当をふられてしまった 。




おれは 、桃くんがいいって何度もお願いしたはずなのに … ッ!







おれは 、2週間に1回は必ず担当の人に触れる。



これじゃあ 、おれと桃くんの特別な関係の意味が無いよ ッ _ !






社長に下ろされたっていい … ッ



せめて桃くんには会わせてください _ !





「もちろんです !」







ぷるるるるるるるる ッ




電話がなる 。




見た事のないような電話番号 …





いちを取ってみるか 、、、





かちゃ ッ



赤  「もしもし _ ?」



?  「急にかけてごめんな … ッ」



赤  「… ッ 、!」



電話ごしに聞こえる声は 、俺のおれの …

大好きな人の声だった 。




赤  「おれ 、おれ寂しかった … ( ぽろっ」




桃  「なんだよ ッ … 彼女みたいな事いいやがって 、w」




赤  「彼女になりたい … ッ」



桃  「_ ッ !?」



思わず勢いで零れてしまった本音 。




桃  「ねぇ 、会おうよ 。」




桃  「17時 、俺の事務所ね 。」




ぶー ッ ぶ ー ッ




彼との会話は終わり 、5時まで時間が空いてるためメイクを進める 。




桃くんにぬったリップも _ ッ 。









事務所の前にくると 、どあを開けようか悩んでる自分がいて なんだか悲しい 。




心臓がどきどきしている 。




桃  「よ … ッ 」



赤  「わぁぁぁあ _ ッ ッ !?」



桃  「そんな驚く ? w」




桃  「変わってないね (笑)」




赤  「誰が相変わらずちびですって ?」







桃  「そういうところも ‪”‬すき”‬」






赤  「… ッ //!?」







彼からのすきが俺の耳に入った




桃  「赤 、ニュース見た ?」



桃  「俺と赤がぎゅーしてる所 。」



桃  「ニュースになっちゃってさ 、」



桃  「友情のハグでも炎上とか意味わかんない、」







赤  「おれは 、友情なんかとして見てない ッ!」







赤  「桃くんが ‪”‬すき ‪”‬」






桃  「おれも 、赤の事大好きだから 、」






桃  「活動辞めちゃった … (笑)」






赤  「今度は俺がお仕事辞める番だね … ッ ( にこっ」










それからというもの 、




おれと桃ちゃんは  大人の口付けを何度でもした 。



もう 、誰にも見られてないんだ




誰にも邪魔され無いですむ … ッ



幸せを手に入れた __ 。







そのあともおれたちは 、


お互いを必要以上に求め合って


おとなの口付けを何度も繰り返した 。



落ちこんでいる時も 、寂しい時も仲間はずれにされた日も彼がいればおれはそれだけでいい 。











桃  「誓います 。」



赤  「誓います 。」














数年後おれの左手の薬指に指輪がついてたのは

おれたち2人だけの秘密 __ ッ 。

















𝑒𝑛𝑑 _
















この作品はいかがでしたか?

740

コメント

7

ユーザー

めちゃめちゃ好きです🥹💞 ブクマ失礼します🙇‍♀️

ユーザー

美味すぎて飛びました⁉️ フォローブクマ失礼します🙇‍♀️

ユーザー

ブクマ失礼します🥲💘

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