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外を知らない私と、紙飛行機が繋いだ絆

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外を知らない私と、紙飛行機が繋いだ絆

1 - プロローグ かみひこうきと出会い

♥

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2025年05月26日

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⚠︎注意⚠︎


・この作品は夢小説です

・原作改変、口調違い、解釈違いあり

・作者が日本語下手

・なんでもありな方向けです

夢主の名前表記:△△ ◯◯




______


___私は生まれてから一度もこの部屋から出たことがない。



____私が何回お願いしても、お母さんが出してくれないからだ。



_____それでも私は外の世界への憧れが消えることはない。






______だって、彼がいるから








______


……私が彼と出会ったのは8歳の時。

特に変化のない日々を過ごしてきた私は、その日もいつものように窓を開けて、キラキラ輝く一面の青空と大地の緑に思いを馳せる。窓枠に肘をついて、特に何をするわけでもなく、煌めく青と暖かい陽の光をぼーっと一身に受け、たまに吹く春の匂いを乗せた風にほっと心を温める。すぐそこにある憧れの世界は、お母さん曰く汚く悪いもので溢れかえった世界らしい。毎日そう言い聞かせられているけれど、外の世界に対するこの胸の高まりは治ることを知らない。


「………私も、早くこの部屋牢屋から出て、自由に走り回りたい…」


自分の足で、春の暖かい風を一身に浴びながら自由に走り回ることができたなら、どれほど幸せだろうか?


「◯◯ちゃん〜、お昼ご飯持ってきたわよぉ〜!」


「ありがとう、お母さん」


「あら、また外の景色を見てたの?何回も言っているけれど、この部屋の外は汚くて悪いもので溢れているから危険なの!だから無闇に窓をあけないで!わかった?」


「でもお母さん、私、外の空気を吸うのが好きなの。ここから出られない分、それだけは許して欲しいの……!…お願い、お母さん……! 」

「ダメなものはダメなの!空気の入れ替えはたまになら健康にいいけれど、ずっとってなると、悪い菌まで入ってきちゃうわ!……お母さんは◯◯ちゃんのためを思ってこんなに言ってるのに、どうしてわかってくれないのっ!?」


お父さんだってわかってくれなかった!!どうしてみんな私の気持ちをわかってくれないの!?と叫びながら泣くお母さんに、私は慌てて謝る。


「お、お母さんっ……っごめんなさい!お母さんは、こんなに私のこと思ってくれてるのに…私は……」


「いいの…◯◯ちゃん……お母さんのこの気持ちをわかってくれるだけで、私は満足なのっ…!…………◯◯ちゃんはお母さんから、離れていかない・・・・・・・わよね?」


「っ… も、もちろん、当たり前でしょ?」


「そうよね!お母さんよりも大切なものなんてないもんね!!」


一瞬、お母さんの顔から表情が抜け落ちて黒い目でまっすぐ見つめられた私は、怯えながらも答えた。


「あ、そうそう、お昼ご飯が冷えちゃうからお話もこの辺にしないと。じゃあ、また来るわね!」


そう言ってにぱっと笑ったお母さんはそのまま出ていって、ガチャリと部屋の扉の鍵を閉める音がした。


「……今日も、出られそうにないなぁ…」


私の”外に出る”っていうこの夢も諦めた方がいいのかな……?お母さんは、私のために言ってるんだもん… 私も、お母さんに応えないと、いけないよね…… ………あ、ご飯…食べないと……


「………いただきます」














______


ご飯を食べ終わると、最初は窓を開けずに空を眺めていたけれど、欲に逆らえなくなって少しだけと思いながら窓を開けた。

春の風は暖かく、春特有の匂いがする。春夏秋冬、どの季節の風にもその季節特有の匂いがあって、私はどの四季の風も好きだけれど、1番はやっぱり春。ポカポカとした陽射しの下で、浴びる 程よく暖かい温度の風は、とても気持ちいいだろう。 そう思いながら、窓から手を出して空へと伸ばす。しばらくお日様の暖かさを感じて、そろそろ窓を閉めなくちゃと思った ところで、窓の外から何かが飛んできて部屋の中に入った。

「………なにこれ?紙で出来てる……」

手にとってそれを呆然と見ていると、窓の外から声が聞こえた。

「あっ、あの!っご、ごめっ、んなさい!!紙飛行機が、部屋の中にっ!」

外を見ると、おどおどしながらこちらを見つめる私と同じくらいの歳の男の子。

「かみひこうき……ってこれのこと?」

手に持っていたものを掲げてみせるとぶんぶん勢いよく頭を振られた。

「えっと、どうやって渡そうかな…… お母さんは入れてくれないだろうし…………」

「?そ、外に出…られないの……?」

「……うん、お母さんが絶対ダメだって。」

「そっか…… あ、じゃあ、それを俺の方に投げてよ。大人には危ないからダメって言われるだろうけど、仕方がないから……」

「これを?どうやって投げればいいの?」

「えっ、もしかして、紙飛行機知らないの?」

「う、うん。」

「…………えっと、そこの取手を親指と人差し指で持って、先端を投げたい方にむけて後はゆっくり投げればいいよ。」

一瞬、なんともいえない表情になった彼はすぐに元の表情に戻って、投げ方を教えてくれた。その通りに投げてみると、ゆっくり春の風に乗って飛んでいくかみひこうきを見て、私はすごく感動した。

「す、すごいっ!外にはこんなに素敵なものがあるんだっ!すごい……すごい!」

「そこまではしゃぐほどすごいものじゃないよ……?紙で簡単に作っただけだし…………」

「ううん、そんなことない!」

あの瞬間、私にはかみひこうきがあの青空を泳ぐ白い鳥と重なって見えた。空を自由に飛ぶ鳥は私にとって憧れで、そんな空を飛べる鳥のようなものが紙で簡単に自分の手で作れることにとても感動したのだ。

「…………私も、空を飛んでみたいなぁ……」

「………………」

「あ、ごめん。その…もう行っちゃうよね……その、お話できてとっても楽しかった!外のものを知れたし、お母さん以外と話したの初めてだから……嬉しかった!ありがとう!」

「…………」

彼は無言で私の部屋に向かってかみひこうきを飛ばして、そのまま窓に入って床にふわりと着地した。

「?……こ、これ…………」

「……それ、あげる。…狭いと思うけど、部屋の中でまた飛ばしてみて。」

「! 本当にいいの!?わぁ…!ありがとう!」

「っそれと!また、会いに来るから……次は、外の話、いっぱいするから……また、おれと…会ってくれる……?」

「! もちろん!ふふ、私、とってもうれしいっ!」

「あ、そ、そう……」

私がうれしいと全身で表現すると顔を赤くしてそっぽを向いた彼。あれ、そういえば、友達になるにはまずは自己紹介って絵本に書いてあったような……?

「私、△△ ◯◯!!あなたは!?」

「お、おれは…孤爪、研磨……」

「けんまくんね!私、初めて友達ができて、うれしい!今日はなんだかうれしいことばっかり起こるなぁ……!」

「とっ、友達!?」

「えっ!?違うの!?なんだ、私の勘違いだったんだ……」

そう思うと悲しくなって俯くと、彼は慌てて声を上げた。

「あ、ちがっ!その、驚いた…だけだから!……えっと、おれと◯◯は今日から友達、だから…………!」

「っ! ありがとう!!」

「あ、ぅ、っお、おれ!帰るね!」

「……う、うん!じゃあ、ばいば「っまたね!」……! うん!またね!」

そう言ってけんまくんはパタパタ帰っていった。それから彼の消えて行った方向を眺めて、幸せすぎて夢かと思いぱっと机の方を振り返ってかみひこうきがあるのをちゃんと確認してほっと息をつく。…………よかった、夢じゃなかった……!そう思うと、胸が暖かくなって自然と笑みが溢れる。

「えへへ……また、か… ………次は、いつ会いにきてくれるのかなぁ……?」

次の約束に期待を膨らませる私を反対に、その頃の研磨は幼馴染に遅いとぶつぶつ文句を言われていた。

___続く?

______


短いですが、一旦ここで終わりです!

拙いにもか変わらず最後まで見てくれた皆様、本当にありがとうございます!!


いいねがたくさんきたら、続きます!なのでよければいいねと、できたら感想のコメントを書いてくださるとうれしいです!(調子に乗った作者がすぐに続きを描き始めるかも……!)


では、次の機会がありましたらよろしくお願いします!ばいばい!

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