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4件
名無しくん誰なんだろう、、 てか小説書くのうま過ぎて、めっちゃ引き込まれた、✨✨ 次の小説楽しみに待ってます‼️ あと、テスト頑張ってください‼️
『クラスの陰キャ男子は”元”不良でした。』
Episode.27
ぷちぷち→👀
ぽん太→🐤
いむ→🐾
ひなこ→🎀
のあ→🍪
るな→❄️
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side:猫宮伊舞 -nekomiya imu
「……………………。」
「誰だと思う?」
口角をごく自然に上げた彼の顔色は……、
真っ白な絵の具をぶちまけたかのように、
自分が死体を相手にしているかのように、
──それくらい、
青白さも無く、ただただ真っ白だった。
目に焼き付くような赤い瞳と白い瞳孔が、じりじりと自分を追い詰めるようで、気分が悪かった。
「お遣いだよ。此処に居るのは暇潰し。」
🐾『‥暇潰し?』
「……そう、オマエと同じで。」
何もかも見透かされているような、
そんな気がした。
明らかに優位なのは自分なのに、すぐに形勢が逆転されてしまいそうに思えてくる。
胸の奥がざわざわと騒ぐようで、ただただ気分が悪い。
──まるで、自分の体調すらコントロールされているみたいだった。
🐾『……俺は、ッ』
「あ、ごめんね。そろそろオレ帰らなきゃだから!」
「……じゃ、ばいばーい!」
🐾『……今、アイツ…』
「オレ」って、言ったよな。
🐾『…はは、ッ。』
🐾『そう言う事かぁ。』
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side:本田歩都 -honda poto
🐤『…いむさん、遅くないですか?』
🎀「だねぇ。そろそろ花火始まっちゃうんだけどなぁ…」
👀「ここ諦めてトイレの前で見るか?w」
いむさんが、まだ帰って来ない。
普通ならまだ待つだろうけど、今は違った。
おれは、あの人を迎えに行かなきゃいけない。
──ような、気がしたから。
🐤『…おれ、ちょっと行って来ます!』
👀「え、あと1分だぞ?!」
🐤『行って!来・ま・す!!』
どうしても行かなきゃいけない。
だって、何故かは分からないけど…
👀「…はいはい、いってら。」
胸の奥がぐちゃぐちゃに掻き乱されて、よく分からなかった。
でも…いや、だからこそ。
いむさんが、何か危険な目に遭っているんじゃないか。
また無理をしているんじゃないか。
心配で堪らなかった。
──────────────
二階の男子トイレ前。
ここが一番近い所。
…結論から言おう。
分かりきっていたことだけど、いむさんは居なかった。
🐤『…まさか、』
次に、屋上へ向かった。
勿論、ひなこさんが居た屋上だ。あそこは設備がボロボロだし、鍵で封鎖もされていた。
…だけど、生徒会のいむさんなら鍵を持っているはず。
バンッ、と勢い良くドアを開ける。
案の定、座り込んでいるいむさんが居た。
🐤『いむ、さん…?』
🐾「……何」
やっぱり、だめだなぁ。この人は。
おれを、ここまで心配させてさ。
🐤『いむさんってば……心配、させないで下さいよ。』
🐾「……俺に、心配…?」
何か、大切なものを失ったような。
…いや、失わないように、必死に守ってるんだね。貴方は。
そんな目をしてる。
ただただ、失うのが怖くて。
だから、守ってるんだよね?
🐤『…いむさん。おれ……
いむさんの事、大好きですよ。』
そこに恋愛的な意味は無い。
だけど、それと同じくらい、感情は込めて言った。
🐤『…おれが辛い時、いつも側に居てくれましたよね。』
🐤『あれ、すごく嬉しかったんです。』
🐾「そ、っか…」
不安定な状態なんて、誰しもあるものだよ。
おれだって、一時期はそうなったんだと思う。
そうなったから、不安定なときにどうして欲しいか、おれは人一倍分かってる。
🐤『…花火、始まっちゃいますね。』
からっと笑う。誰かが笑ってると、次第に自分も笑顔になれるから。
いむさんの隣に座ると、彼の頭が肩に乗せられる。くせの無いふわっとした柔らかい髪が、首を擽る。
🐾「そう、だな。」
よく、こう言うだろう。
10分間喋り続けられるのが「親友」。
10分間黙って側に居られるのが「恋人」。
…それなら、おれ達の場合は……
「10分間黙って側に居られる親友」、だろう。
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side:祭雛子 -matsuri hinako
🎀『ねぇ、ぷっちー。』
👀「なーに?」
🎀『…花火、終わっちゃうねぇ。』
👀「……だな。」
二人は、やっぱり帰って来ない。
だからって迎えに行く訳じゃない。だって……
🎀『二人、やっぱり彼処に居たんだね。』
ここからじゃ、彼処は丸見えだから。
いむさんが踞ってるのは、大体見えてた。
だけど、それはぽんちゃんには言わなかった。
理由なんて、一つしかない。
いむさんに寄り添えるのが、あの子しか居ないからだ。
🎀(ぷっちー、悔しいかな? 昔っから一緒に居た幼なじみが、すぐ取られちゃったんだから。)
だけど、きっとぷっちーは悔しいなんて思って無いんだろう。
だって、ぷっちーは…
🎀(自分より、他人を優先する子だもんね。)
いむさんが救われるなら、救うのは自分じゃなくても良い。
いむさんの心の支えになれなくても、少しだけでも明るくさせたい。
そんな感じなんだろうな。
🎀『ほんっと、ぷっちーは手がかかるなぁ~。わたしじゃなきゃ手に負えないよ。』
👀「…じゃ、これからも隣に居てくれよ?」
だけど、わたしはこの子を見捨てられない。
……だって、
迷いの無い声。
まっすぐな目。
口角の上がった唇。
自己犠牲の精神。
🎀『はいはい、分かってるってば。』
その全てが、わたしの弟を……
「松海冬知」を作る為の、欠片なんだから。
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Episode.27
「上がる花火と差す光」 終了
Episode.28・・・3/15公開
次回もお楽しみに。
-作者より-
実は……来週テストがありまして、中々小説が書けないんです。
なので更新が別の日になってしまったり、そんなに多く書けないかもしれません!ごめんなさい!!
前回もでしたが、今回はいむさん(&ぷちさん)がメインになった会でしたね!
あ、最初に出てきた名無しくんはいずれ再登場致します!