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昨日は少し休みました
おかげで元気もりもりです
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その後も俺は、毎日一回だけうりさんに血を分けていた
毎日会っているから、登下校も一緒に行くほどの仲になった
俺の気持ちは伝えなかったけど、この毎日はすごく楽しかった
でも、それと同時にうりさんへの思いもどんどん大きくなっていく
うりさんが女子に囲まれているのを見ると、胸が痛むぐらいに
「諦めなきゃ」と思っているのに諦めきれない
そう思っていたある日、うりさんから報告があった
🎸「実は俺、昨日18の誕生日だったんだよ」
🎸「吸血鬼って18を超えると、耐性みたいなのがついてさ、血を5日ぐらいは飲まなくても大丈夫になるんだ」
🎸「毎日から5日に一回になったから、これでもふくんに負担がかからないね!」
👓「う…ん」
正直、あまり嬉しくない
だって、それはうりさんと一緒にいる頻度が減るってことだ
ほぼ毎日は登下校でしか会えないなんて、俺は正直嫌なんだ
まあ、そんなこと言ってもなにもなんないけど
うりさんが18になってから、2週間後
俺のクラスに、転校生が来た
阿呆子「肝井阿呆子ですぅ♡よろしくお願いしますぅ♡」
うわぁ…すごいぶりっ子だ
男子達、可愛い可愛い言ってる。騙されやすすぎだろ
女子達は、思いっきり引いてる(まあ当たり前だよ)
まあ、害はなさそうだな
そう思ってる俺が馬鹿だった
なんと、阿呆子はうりさんに好意を持っていたのだ
まあ、学校の女子の9割はうりさんのこと好きだから、当たり前だけど、阿呆子のアピールはすさまじかった
毎日のようにラブレターを渡したり
うりさんのクラスに突撃して近づこうとしたり
挙句の果てにはストーカーしたり…
うりさんはそんなの気づかないでいるけど、俺は許せなかった
好きな人にそんなことをするのを見過ごすわけにはいかなかった
俺は、空き教室で阿呆子に注意した
ストーカーは流石にやめろって
でも、阿呆子は聞かずに、こんなことを言い出した
阿呆子「あんた、うり様と登下校してるやつね」
阿呆子「前から気に食わなかったのよ。うり様に近づきやがって」
👓「でも…ストーカーをしてる君よりは…」
阿呆子「口答えするな!(もふくんを殴る)」
👓「い”っ!?」
阿呆子「あんた、生意気なのよ!うり様と仲良くなってるあんたが!」
阿呆子「知ってるわよ。あんた、妹がいるんだったわね」
阿呆子「こんどうり様に近づいたりこのことを先生に言ったりしたら、あんたの妹をいじめやるわよ。殴ったり蹴ったり髪を引っ張ったりしてやるわ♡」
👓「え…」
そう、俺には1つ下の妹がいる
親も祖父母も亡くなった俺
血が繋がっているのは、妹しかいない
その妹をいじめられるなんて、俺は耐えられない
👓「わかった…」
阿呆子(ふふふ…♡これでうり様は私のもの♡)
このとき、俺は忘れていた
うりさんと5日に一度、血を分ける約束をしていたのを
そして、しばらく血を飲んでいないと、暴走することを
続く