テラーノベル
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「舜太くん、めっちゃ面白い!笑」
「えっ!?ほんとですか?!」
舜太の声と周りの笑い声が聞こえる。
色んな芸能人が集まる会。一見楽しそうに感じる が、たった1人だけ、そうじゃない男がいた。
そう、佐野勇斗だ。
それは、舜太と勇斗が恋人同士だったから。
昨日からずっと仕事で忙しくて、舜太と今日の約束を伝え合っていない。
「〜!!笑」
「〜!〜〜笑笑!!」
あの時言っておけば、と現在後悔している。
「…さのくん」
「佐野くん!!」
「えっ、はい!!」
「大丈夫?ずっと一点ばかり見つめて…」
「大丈夫です!」
舜太のことばかり考えていたせいで、頭がぼーっとしていた。
「それなら安心!しかしさ、M!LKのメンバー面白いね!」
「さっき曽野くんがさ〜」
(俺の舜太なのに…)
いやいや、違う。メンバーが芸能人の方達に褒められるのはいいことだ。
人気や知名度が上がってるってことだから、いいことなのに…
「曽野くん、面白いね笑!」
「…舜太、最近もすごい頑張ってて!!」
「俺の前ではすごい甘えてくるn
「え?」
「いや、甘々ボイスが本当にいいんですよ!!」
「わかるー!そうだよね!!」
「佐野くんもいいよね〜!!」
「あっ本当ですか!光栄です!」
「ははは!!笑」
「なにそれ!めちゃくちゃ面白いんだけど笑」
「〜!!!」
「〜笑!!」
舜太の耳に勇斗の声と周りの笑い声が入っていく。
(勇ちゃん人笑わせるの上手やなぁ〜)
唇を少し触る。
(あ、リップ乾いてきたかも)
「それでさ、〜笑」
「すみません、ちょっとお手洗いに…!」
「あ、わかった!」
ギロッ
舜太が勇斗の隣を横切る。
(舜太、行ったな)
「すみません、僕お手洗いに!」
「おっけー!!」
「唇乾きやすいんよなぁ〜、、」
鏡の前で独り言を呟きながら、ポケットに入っているリップクリームを取り出し、
乾燥してしまった唇に塗り始める。
ガチャッ
誰かが突然扉を開ける。
「あれ、勇ちゃん!」
フラフラと勇斗が舜太のところに歩いてくる。
「…舜太」
ギュッ
勇斗が舜太を優しく抱きしめる。
舜太もそれに応えて、勇斗の脇腹にそっと手を添える。
「なに、勇ちゃん笑」
「…ちょっときて」
「えっ」
勇斗が舜太の手を引く。
(細いなぁ…増量したはずなんだけど)
そんなことを思いながら、舜太を個室に閉じこめる 。
バタンッ
「…舜太、俺もう我慢できない」
「やっぱな笑」
「!」
「勇ちゃんずっと見つめてくるから、」
「多分、我慢してるんやろなぁ〜って笑」
「だから、我慢してきた分、俺のこと好きにして いいよ」
いつもと違う雰囲気の舜太に、少し興奮気味で手で口を押さえる。
「…分かった、♡」
チュッ
「…//」
自分から「好きにしていいよ」と言った割に、すぐに火照ってしまう舜太が可愛くて、
舜太に何度もキスをする。
チュッジュルッ♡
「っあ//」
舜太の口の中に勇斗の舌が入る。
さっきの大人びた雰囲気の舜太じゃなくなっていく。
「舜太、かわいーね?♡」
「んっ//♡」
舜太の息が荒くなる。
「好きにしていいんだよな?♡」
「…うん、今は、/はやちゃんだけのッ、俺やから//」
「♡」
舜太のシャツのボタンを一つずつ解いて、首にキスをする。
ヂューッ♡♡
「はやちゃん、首はッ//♡♡」
舜太な恥ずかしくなったのか、両手で顔を隠す。
「ん、舜太顔隠さないで」
「ううっ…♡♡//泣」
手を退けた後の、既に泣きかけている舜太の表情にさらに唆ってしまう。
「俺、舜太のこと大好きだよ♡」
「俺もッ、はやちゃんのこと、大好きやで、♡//」
「曽野くんおかえり!」
先程話していた芸能人の方が話しかけてくれた。
「あっ、ただいまです!」
「あれ、曽野くん…ボタンずれてない?」
「えっ」
「何かしてきた?」
何か勘づかれたように聞かれて、舜太が目を大きく逸らす。
「っ何も!」
「ふーん…笑」
そう答えた後の舜太の瞳には、勇斗が写っていた。
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コメント
2件
アンケートご参加ありがとうございました🙇♀️💞
みやこさん、読ませていただきました!「お互いに嫉妬してるのに、それを隠そうとする」という構図が二人の関係をより深く見せていて、すごく好きです。特に「俺の舜太なのに」という勇斗の心の声と、それでも「知名度が上がっていいことだ」と理性で抑えようとするバランスがリアルでした。個室のシーンでの豹変も、我慢の反動がじっくり描かれていて説得力がありました。次も楽しみです!