夜明けのあとで
朝の光が、薄くカーテンの隙間を縫っていた。
その光が頬を撫で、晴明はゆっくりと目を開ける。
ぼんやりとした視界に映るのは、見慣れた天井ではなかった。
柔らかな香木の香りと、静かな呼吸の音。
胸の奥が、まだ昨夜の鼓動を覚えている。
――夢、じゃない。
横を向くと、机の傍のソファに、学園長が穏やかな寝顔を見せていた。
その肩に外套が掛けられている。
そして、窓辺の椅子に腰かけ、ぼんやりと外を見つめているのは蘭丸だった。
晴明の視線に気づいたのか、蘭丸が微笑んだ。
「おはよう。……よく眠れた?」
声がやさしく響く。その響きに、胸の奥が少し痛む。
言葉に詰まる晴明を見て、蘭丸は小さく首を振った。
「無理に答えなくていいよ。僕も、まだうまく言葉にできないから」
その時、学園長が目を覚ました。
重ねたままの手を見下ろし、ふと微笑む。
「夜が明けたんだね」
その言葉に、晴明の喉が詰まった。
夜が明ける――それは、夢から現実へ戻る合図のように思えた。
「昨日のことは……」
そう言いかけた晴明を、学園長が制した。
「忘れろとは言わない。ただ、焦らなくていい。
これは終わりじゃない。始まりかもしれないんだから」
窓から差す光が、三人の影を淡く照らす。
昨夜、重なり合った影たちはもうひとつではない。
けれど、それぞれの影の境界が、まだほんのりと溶け合っていた。
蘭丸が立ち上がり、外を見やる。
「朝礼の時間、そろそろだね。行かないと、みんな心配するよ」
その声に、晴明はようやく現実を思い出した。
いつもの日常が待っている――でも、昨日とは少し違う世界。
ドアの前で、学園長が小さく言った。
「今日の君も、美しいね」
その一言が胸に残り、晴明は俯いて頷いた。
顔を上げた時、窓の外の光が眩しかった。
扉を出るとき、晴明の心には、まだ昨夜の温度が残っていた。
それは罪にも似た温もり。
けれど同時に、確かに誰かに愛されたという、静かな確信でもあった。
——新しい一日が始まる。
けれど、あの夜がもたらした“変化”は、もう誰にも消せない。
何か上手く書けなぃぃ、、語彙力が無い……死ぬ
コメント
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あおさん〜 そろそろ晴明君が面倒臭い彼女の振りするやつ書いて〜
⊂((・⊥・))⊃