2000年 8月 僕が死神に会った日
僕は生まれつき霊が見えた。普通の霊も悪霊も。だから僕は「キモい」だの「厨二病」だの散々言われてきた。僕も君等みたいに生きたいよ。__
いつも通り僕は公園で弱音を吐いている。
「はぁ、僕なんて死神に殺されればいいのに」
「呼んだ?」
「呼んでね…え?」
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ?」
死神なんて来るわけない。そう思っていた。何故なら俺は悪霊は見えるが妖怪を見たことない。
「ほ、本当に死神か、?」
「せっかく来てやったんだよ?呼んで終わりなんて、最低なクズだよ?」
凄く殴りたい。生意気にも程がある。相手は死神だ。手をだすわけにはいかない。
「あ、要望はなになに〜?」
「僕を殺して欲しい。僕は生まれつき霊が見える。それが理由でいじめられててさ。_ 」
「な〜んだ、よくあることか期待して損した。」
**凄く殴りたい。**僕は死神に会ってから2回もそう思った。
「でもさ〜君死ぬのもうちょっとだよ?」
「あと34日経てば死ねるよ?」
余命34日。1年とか2年とか経てば死ねるのかと思った。意外と速くて僕は嬉しかった_
「そうか。ありがとう死神様。」
「キミ、死ぬの早くてかわいそうだなぁ〜。」
死神はそう言って僕を見つめた。僕は嬉しかったからそんな目をしても僕は平気だ。
「キミ!ボクの助手してくれない?」
「は?」
「キミにはもっと生きてもらいたいんだよ〜」
「僕なんて生きてる意味なんてないよ。」
「ボクはすご~く生きる意味あると思うよ?」
善人気取りかよ。僕は死にたいのに。生きようとは心の底から思ってないだろ。
「キミの生きる意味それは…」
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