「全部変えて、その後を見る」
少年がそう呟いたのは、昔の話だ。
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組織「イカルス」に所属する者は全員屑。
これは情報隊兼前線隊の者が言った言葉だ。
彼も屑中の屑であり
全てをオブラートに包まないならば
彼はゴミカスだ。
なぜならば
彼らは気まぐれに世界を破壊する。
嘘ではないか?
いいえ。
なぜならば
仲間__否、屑共と実行する物語が
ここに記されているからだ。
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「白咲高等学校2-B」
そこに化物はいた。
「すー…すー…」
「なぁなぁ、あいついつも寝てるよなぁ?」
「2年になってもう2ヵ月なのに純空さんの起きてる姿ってそうそう見ないよねー」
「俺、起こしに行こうかなw」
生徒達(※モブです)が話しているのは
「純空景/スミゾラケイ」という少年のことだ。
彼は基本的に寝ているのだ。
「なぁ!純空!もう朝だぜ?」
「………」
「おい?純空?」
「……」
「純空って!!(純空の肩を揺らす)」
「(起きた様子)眠いから寝かせてくれ…」
「お前、何時に寝てるんだ?」
「夜」
「そうじゃねぇよ!?」
そう話していると小さい少女が来た
名札には別のクラスと書いてある。
「あ!!まえすとろ起きてる!」
「マエストロじゃないしお前も来るな」
「ん!いつものまえすとろだ!」
「お前2-Aの凛ちゃんと仲いいのか!?」
「ナカヨシ?うーん、まえすとろとはイカr」
「鈴咲」
「あ、これ、言っちゃだめだった!!」
「お前ら付き合ったりしてるのか!!?」
「断じて違う」
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<学校が終わり>
「まえすとろー!!(飛びかかろうとしている)」
「どうしたんだ、鈴咲(受け身を取る)」
「今日の朝ね、これ渡したかったの!」
そう言って鈴咲は何かの紙を出した。
景はそれを読んでから
「分かった。」
「お願いね!まえすとろがしないと、私が鶴来ちゃんに怒られちゃうから!」
「いつものことだろ」
「しつれー!!」
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1話だけ書いて結構温めてました。
鈴咲ちゃんの名前は「鈴咲凛/スズサキリン」です
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