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年齢操作 生徒nr 教師hs
前編と後編に分かれます
「 今までと違う自分 」
nrm side
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「 初めてアイツを見た時、
︎︎ ボクは今までと違うボクと出会った。 」
⎯⎯⎯
桜が優しく美しく舞う季節。
環境が大きく変わり、新しい出会いや場所に心を躍らせる人、不安に思う人が増える。
ボクはどうかといえば、新しい環境にも出会いにも希望も嬉しさもない。
特に友達が多いわけでもないし、学校に楽しみもない。
進級したところでこれまでとは変わらない生活になる。そう思ってた。
⎯⎯⎯
“ ある一人の教師と出会うまでは。 “
⎯⎯⎯
今日が遂にやって来てしまった。始業式。
入学式があるのは次の日。 すれ違ったり、近くを歩く人たちの見慣れた顔にも飽きてしまい、興味すら湧かない。
人混みを掻き分けてクラス表まで向かった。
nr:( …B組か )
周りの人たちは目を輝かせながらクラス表を熱心に確認し、好きな人とか、仲の良い人たちのクラスまでも気にしている。盛り上がって騒ぐ声が耳の奥まで響いて不快感を覚える。
モブ♂︎ :「 鳴海っ!俺ら同じクラス! 」
nr :「 ぉわっ、びっくりしたー、」(笑
後ろから不意に体重をかけながら肩に腕を回してきた友人に驚き腑抜けた声が漏れた。
モブ♂︎ :「 お前とクラス一緒で安心した!」
「 知らない人しいなかったらどうしようかと思ってほんと焦ったー。」( 笑
nr:「 大袈裟だな、お前ならすぐ友達なんてできるだろ。」( 笑
モブ♂︎ :「 そうかー?? 」( 笑
笑いながら他愛もない会話をする。気づけば多くの時間が過ぎ去っていて、周りに人も減ってきた。
nr:「 そろそろ教室行かないか? 」
モブ♂︎ :「 えぐ、時間ギリギリだぜ俺ら!」
そう言って走って教室へ向かった。
⎯⎯⎯
教室_
モブ♂︎ :「 案外時間余裕だったな!よかったー、」( 息切
nr :「 そーだな、」( 笑
モブ♂︎ :「 そーいや担任誰だろーな 」
クラス表に担任の名前は記されない。そのため教室では担任についての話しで盛りあがっている様子が多く見える。
別にどうでもいいけど。
nr :「 確かに。まぁ、厳しい奴じゃなければ誰でもいい 。」
モブ♂︎ :「 だな!」
本鈴が鳴り、全員席に向かい教室全体に沈黙が流れる。ソワソワして落ち着きがない人や、やる気に満ち溢れている表情を浮かべる人、各々異なる様子でその静寂を過ごしている。
ガラガラ
その静寂の空間を破るように、扉の古びた大きな音が響く。横に滑らされた扉とドア枠の間を通り教室に足を踏み入れたのは、__
?:「 なんや、えらい静かな教室やな。」( 笑
モブ♂︎♀︎ :「 ……っ、!」
一瞬、時が止まったような空気が流れた。聞き慣れていない関西弁。聞き慣れていない声。すべてが新鮮に感じるような雰囲気。
きっと、今年からここの高校に勤めることになった教師だろう。
?:「 みんなとは初めまして、やな。」
「 今年から○○高等学校の教師になった、… 」
hs :「 保科宗四郎いいますー。ヨロシク。」( にこ
紫がかった黒色のおかっぱ頭と糸目を持ち、少し不思議な雰囲気を漂わせている。僕はその妖艶で、余裕を持ち合わせた笑みに鳥肌が立った。今まで感じたことの無い感覚。
少し身体が熱くなるような感じ。頬から耳にかけて、熱を出したのかというくらいに熱い。まだ春なのに真夏をすごしているよう。
hs :「 だいぶ時間あるし…、なんか質問ある人おる? 」
その発言と同時にたくさんの手が挙がり、教室が一気に騒がしくなった。
hs :「 おー、めっちゃ手挙がるやん 」( 笑
「 1人ずつ当てていくな。」
別にこの教師に興味はない。はずなのに、つい質問や答えを集中して聞いていた。いつものボクならきっと寝ていただろうに。
モブ♀︎ :「 先生は彼女いますかー?!♡ 」
nr :「 ……っ!!、.. 」
一問一答が始まりしばらくして、ふと聞かれたその質問に何故かボクは異様に大きく反応してしまった。自分でも気持ち悪いくらいに目を見開いていたと思う。電流が走ったかのように体を大きく震わせた気がしている。机がガタッと音を鳴らしたのが何よりの自覚させる証拠。他の人は気づいていないようで安心した。
hs :「 えー?彼女ー?? 」( 笑
nr :「 …… 」
( 居ないであってくれ… )
nr :( ……っは? )
なんでこんな変なことを考えてしまったのだろうか。自分でもよく分からず混乱してしまった。
こんな奴に興味は無い。無いはずなのに、その質問の返答を心の中でずっと急かしている。鼓動が早くなっているのが分かる。心臓が痛み、胃がキリキリしている。
今まで感じたことのない感覚や痛みに襲われている。アイツには何か特別なものがあるのかもしれないなんて、意味の分からないバカバカしいことばっかり考えてしまう自分が気持ち悪い。
hs :「 彼女…おらへんで?」( 笑
nr :( よかった… )
この安堵も何故のものかは分からない。
アイツを見てから自分でも分からない気持ちや、感覚がずっとボクを蝕んで苦しめている。その理由が知りたい。
hs :「 そろそろ時間やな。移動すんで。」
モブ♂︎♀︎ :「 はーい、」( 怠
⎯⎯⎯
体育館_
校長「 ーーーーーーーーー 」
「 ーーーーーーーーーーー…… 」
nr :「 …… 」
校長の長い話を聞いている間だって、だるいとか、眠いとか、そんなことを考えることなく、ボクの頭の中には保科先生がいた。
ずっと、あの不思議な雰囲気、妖艶な笑み、少し高い特徴的な声が頭の中から離れない。
考える度に心臓の鼓動が高鳴り、独特な感覚に包まれ、身体が熱くなってしまう。本当に体調不良なのかもしれない。
⎯⎯⎯
教室_
気付けば集会が終わり、放課後になっていた。各々友達を探してはクラスのこと、担任のこと、愚痴などを話して笑いを浮かべながら教室を去っていく。
モブ♂︎ :「 なーるみっ!!帰ろうぜ!」
nr :「 そうだな。」
帰りに相談してみるか。
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お久しぶりです!💧更新遅れて申し訳ないです、、
思っていた何倍も長くなってしまったので次回に引き伸ばします、、😭
♡押してくれたらうれしいです
コメント
2件
やっぱなるさん文才ありまくりだよ愛してる🫰 なるさんのhsnr超最高れふ🫵