最近小説をよく読んでいる、とうふです。
最近はテストとか大変ですよね。
私はテスト勉強しませんので小説を読んでいます。「悪の教典」とか「告白」とかとっても面白いので読んでみてください!!
⚠️キャラ崩壊
⚠️いろいろと注意!!
「及..川….?」
見られた。バレた。バレてしまった。
視界が霞む。出血量が多いからか。
岩ちゃんの肩は震えていて、目はかっぴらいている。
早く状況を理解しようと、辺り一体を見渡している。
でも理解出来ないのだろう。
床に転がる血で染みたタオル。
血で濁った水。
飛び散る血しぶき。
腕を染めてる幼馴染み。
情報量が多すぎる。
岩ちゃんは下唇を噛み、なにかを我慢していた。
そして静かに近づいてくる。
そして腕を俺の首に回し、
「アホ川」
とほざいた。
「お前はいっつもそうだよな。」
声が震えている。
「勝手に我慢して、勝手に苦しむんだ。」
あぁ。そうだよ。どうしようもない。
これは俺の問題だ。
俺の嫉妬心だ。俺の不満だ。
「俺がいるのに、お前はいつも一人だ。」
「なぁ。辞めよう。こんなこと。」
「やっても意味がない。
お前が傷つく必要は無いんだ。」
何も言えない。
そうだ。こんなこと、意味はない。けど。
体が覚えてしまったんだ。
「…俺はお前が傷つくのを見たくない。」
「俺は弱い。だけど、お前がいればもっと強くなれる。」
「それにーー、
カミソリ一本に負けるほど弱くはない。」
「だから___、」
「信じてくれ。」
もう傷ついてる所は見たくない。
俺も岩ちゃんのその顔が嫌だ。
妙におどおどして、一生懸命に何か一人で考える、岩ちゃんは嫌いだ。
怖い。信じるのが怖い。裏切られるのが怖い。
「相談しろとも、頼れとも言わない。
だが、こんなことに身を染めるより、俺らと前に進んで欲しい。」
俺は弱いから、何も言えない。前に進むのを怖がっているから、その場でうずくまっている。
でも岩ちゃんが、皆が一緒に進んでくれるなら、、
前に、、一歩、進めるかも知れない。
「岩ちゃんには申し訳ないね..笑」
俺は笑う。臆病だから。
けど、岩ちゃんは許してくれる。きっと。
俺より、うんと強いから。
「…早く治療すんぞ。」
俺の腕を引っ張って先生を探しに行く。
ああ、怒られるな。
なんて説明しよう?
でも、まだ血は止まんないし…。
一番近くにいた、鳥野の先生に、大雑把に説明し、包帯を巻いてもらう。見るに耐えない腕は包帯により、少しましに見えるかも知れない。
きっと、バレー部の皆にも怒られるし、先生にも事情を聞かれる。
多分俺は先生相手に、一人じゃSOSも出せないけど。
皆と、バレーをするために、一番信用できる人に思いを伝えるのも、手段としてはありなのかもしれない。
コメント
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続き楽しみです(๑•̀ㅁ•́ฅ✨待ってます(*^^*)(っ ॑꒳ ॑c)ワクワク頑張って下さい\(*⌒0⌒)♪