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明太マヨ
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あめ。
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初っ端死ネタ注意
途中で死んでる
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side:黄緑
インカムの向こうから仲間の震えた叫び声が聞こえた。腕を動かしたくてもとっくに血だらけの腕は重くてぴくりとも動かなかった。
何でだったか。そうだ、今日は朝から体調が悪くて、忍び込んだところは毒ガスで充満していたから毒ガスが回る前に終わらせようと思って、それなのに時間がかかってしまって、複数の足音が聞こえて……。
相変わらずインカムはうるさい。物静かなアイツの声は音割れしてるのに、いつも音割れしてるアイツの声は小さい。いつも怒られてるときとは違う声色で怒る声も聞こえる。
……捨て猫みたいなおれが、恵まれたなぁ。
何故だか涙は出なかった。そのかわりに嬉しさが溢れて口元が緩む。罪悪感を感じないわけではなかった。でも、あいつらなら大丈夫。
そこには確かな確信があった。
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side:青
「………あれ、無い…?」
心臓がぞくっと冷えた気がした。ポケットを裏返しても、後ろを振り返っても、見当たらなかった。
自室の部屋の引き出しをまた覗き込んで探す。……あれはある、これはある。いち、にい、さん、し─────やはりアレがない!
どこに置いた?どこで失くした?必死に記憶を辿っても思い出せない。少なくともこないだの式典では、お守り代わりにポケットに入れていた。じゃあ、どこに?
あいつが、zmが残した、あのペリドットのブローチ。grが特注したブローチだがzmははにかみながら『こんなにキラキラしたもんおれには似合わへんよ』なんて言っていたりしたな。
そういえばその後osが髪の毛のどこにつければいいか頭を捻っていたな、なんて場違いな考えが頭をよぎる。
こんなことを考えている暇はない。今、自分にできることは探すことだけだ。ズレてしまったメガネを直してため息とともに立ち上がる。
そんな決意をしても大きく濃い不安は心のなかで暴れている。アイツの残した物を失くしてしまって、すごく悔しい。そして悲しい。見つからなかったらどうしよう、の不安となんで失くしたんだという怒り。思わずタバコに手を伸ばしながらもう一度引き出しを確認した。
少し、鼻の奥が痛いのは寒いから。
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まずは灯台下暗し。やはり自室から探すのが吉だろう。
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終わりです。
タイトルは『亡くし者の落とし物』です。『亡くし者の失くし者』もええなと思いましたがまあええか。ジェミニは1つ目のほうが良いよと言っていたので。
小説なんて書けないっすよ。
コメント
1件
「捨て猫みたいなおれが恵まれたなぁ」って台詞、グッときました。黄緑の諦観みたいな中にある確かな信頼と幸福感が切なかった。青パートではペリドットのブローチを巡る焦りと後悔。同じ「亡くす」でも、死別と遺失でこれだけ質感が違うんですね。タイトル回収の仕方も好きです。世界観の隙間からキャラ同士の関係性が覗く感じ、続きが読みたいなと思わせられました。