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アテクシ!
10
ノア
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モブモ・ブオ、俺はかの有名な、処女厨の大罪司教『レグルス・コルニアス』を犯そうと思う。
俺は俺の彼女をレグルスに殺された。その腹いせだ。あんなやつ、めちゃくちゃにしてやる。
……正直、アイツの堕ちた顔を見てみたいのもあった。イキリ野郎の苦しそうな顔、正直唆るだろうから。
俺は幸運なことに、『相手の権能を剥奪する』権能を所有している。俺が、異世界転生系の主人公だとしたらチート権能だっただろう。
そしてさらに、俺は変装技をモノにしている。自分が女のような格好をするのは得意中の得意だ。
そうして今日は、レグルスに狙われに行くことにした。
◇ ◇ ◇
「ここ、どこなんだろう……」
俺は、道に迷ったふりをしてレグルス邸のあたりをうろうろすることにした。見つかるといいのだが。
ちなみに、レグルスの顔の好みについてはしっかり把握してある。俺の今の顔はレグルスが好きな顔をしているはずだ。
「なんだい、君。僕の家の周りでうろうろして……僕に、何か用かな?」
なんと、一発で引っかかった。俺は運にも恵まれているらしい。それか、こいつが神にすら見放された存在なのか。
レグルスは、手を後ろに組み、優しく微笑んでいる。一見したら好青年だ。こんなやつが残虐行為に及んでいるとは思えない。
「あ、あの……迷ってしまいまして……ごめんなさい」
「……なんで謝る必要があるのさ。にしても君、可愛らしい顔をしているじゃないか」
早速、気持ちの悪い発言をし始めた。顔が引き攣りそうになるのを抑えながら、レグルスに微笑み返す。
「ああ、すまないね。僕はレグルス・コルニアス。いきなりおかしなことを言ってしまったね?それは、謝ろう」
「あ、あぁ、いえ。私はカミエラです。全然気にしてないですよ」
ここで名乗らなかったら彼にとって悪印象になることは知っている。最悪殺されてしまうらしい。なんて恐ろしいのだ、レグルス・コルニアス。
一方レグルスは、満足そうに頷いた。
「君、僕の妻になるつもりはないかな?ああ勿論、無理強いするわけではないよ。今日突然出会ったんだ。僕だってそこまで強引じゃなさ。でも、ここで出会えたのも運命だ。よく考えるといい」
なんともまあ、いきなりな展開だ。とてつもないくらい、俺の変装がレグルスに刺さったらしい。
俺は少し考える素振りをして、口を開く。
「……確かに……運命、うん、めい。私、決めました。あなたの旦那様になります!」
普通だとありえない展開だ。自分でこの演技をしていて吐きそうになる。こんな気持ち悪い女、いてたまるか。
「ふ〜ん、そうこなくちゃね。それでだ、大事なことがある。カミエラ、君は処女なのかな?これは凄く大事なことでね?ここで答えてもらわないと」
「しょ、しょじょって……!そんな……は、はい……」
やはり、噂は本当らしい。妻として迎える人に性行為の経験の有無を聞くのは。なんておぞましい人間なんだろう。
レグルスは口角を釣り上げ、満面の笑みを浮かべる。まんざらでもなさそうだ。
「いい子だね。それじゃ、着いてきなよ」
レグルスは屋敷に向かって歩き出す。どこまでも傲慢な態度だ。殴りたい気持ちを抑えつつ、素直に後ろに着いていく。
「君はこれから█番目の妻になってもらうよ。今は全部で53人。総勢291人の妻がいたんだけどね、今の53人の妻たち以外は本当に、馬鹿みたいだったよ」
肩をすくめ、やれやれと大袈裟な手振りをする。
屋敷に向かう途中、色んな話をされた。妻たちの愚痴やら歴史やら何やらを全て、赤裸々に……
話を聞いていて、怒りしか湧かない。だが、それのおかげで復讐心に火が燃えた。余計、滾る。この男を、どんなふうにめちゃくちゃにしたら、どんな声をあげるのだろう。どんな顔をするのだろう。
「……てことで、ここが僕たちの屋敷だ。さ、入っていいよ」
半分以上話は聞いていなかった。色々想像しているうちに屋敷に着いたらしい。言われた通り、屋敷の中に足を踏み入れる。
途端に、レグルスの言う妻たちが出迎えてきた。数の多さに圧倒される。と、同時にレグルスへの嫌悪感がさらに湧き上がる。
「█番、この子を部屋に連れて行ってくれ。服はいつものところにあるから」
「承知致しました」
機械的な動きと表情をした少女は、俺に目配せをし、着いてくるように促した。
「それじゃあ、待ってるからね」
レグルスはうすら笑顔を浮かべ、どこかへ去って行った。
◇ ◇ ◇
俺は、服を着るように言われ、指定された服を着る。まあ、この服も意味がなくなるのだが。
「それでは、旦那様をお呼び致します。少々お待ちください」
数分後、彼女はレグルスを連れ、部屋にやってきた。
「よく似合っているじゃないか!」
「ありがとうございます」
極力、表情は動かさないように気をつけた。何が彼の琴線に触れるかわからない。
「本当は、今日結婚式を行いたいところなんだけどね。生憎、時間がなくてさ。申し訳ないよ」
「いえ、大丈夫です。結婚式、待ってますね」
レグルスはうんうん、と頷いてまた部屋から出て行った。
軽く息をつく。女の服を着るのは疲れるものだ。
「ねえ、あなた。レグルスさんのお部屋ってどこにあるか教えてくれる?」
そう、█番と呼ばれていた子に尋ねるが、「旦那様に指示されていないため、教えることはできません」
と言われてしまった。まあ、しょうがないだろう。再びため息をついた。
◇ ◇ ◇
待ちに待った夜が来た。█番と呼ばれている彼女は、寝ることを許可され、寝室に行った。そう、今がチャンス。
静かに自室のドアを開け、廊下を歩く。
レグルスは「無敵」だ。さらには三代欲求がない。つまり、寝ていないと言うことになる。徘徊は慎重に行わなければならない。
部屋の中にいるとしたら、電気が付いている部屋、と言うことになる。一旦は外に出ることにした。
外から窓を確認する。案の定、電気がこうこうとしている部屋があった。
その部屋に、俺は足を踏み入れた。ドアを豪快にあける。
「誰だよこんな時間にいきなりドアを割って入るなんて。礼儀がなってないなあ!?」
レグルスはブチギレながら振り返る。俺の顔を見て、驚いた表情をする。
「何?待ってよ、もしかして君、礼儀とか知らないタイプの子だったの?信じられないな、これから僕が、君を、妻に迎え入れると言うのに。常識的に考えてさ、夜中にドアを無理やりこじ開けて、僕の部屋に侵入するとかあり得ないよね?どこで育ったどこの箱入り娘なのかな!この温室育ち!」
手を横に広げ、俺に攻撃を仕掛ける。しかし、俺は権能を無効化させることができる。俺の半径一キロメートル以内にいる人の権能は、無効化させることができるのだ。
「……はあ?」
攻撃したはずが、全く効いていなくて驚いてる模様だ。それはそうだろう。コイツは今まで自分が最強だと思って生きてきたのだから。
「残念だったな、レグルス。俺は男だ。さらに、お前の権能には効かない」
変装を解く。すると俺の、男らしい顔が顕になる。
「お、いどう言うことなんだよ!権能が効かない?そんなわけないじゃないか!僕は魔女教大罪司教『強欲』担当の、レグルス・コルニアスだぞ!?」
「知ってるわそんなの。お前、俺の彼女攫って殺したんだよ。知らないだろうけど」
「お前の彼女ぉ!?だからなんだよ、そんなの知らない。なんなんだお前!そもそも、僕が殺した?かどうかはわからないけど、殺したとしたならそいつが悪かったんだよ。僕は悪くない。悪いのは僕に逆らったお前らだ!」
虚勢なのかなんなのかわからないが、大声で喚き出す。夜にドアをぶち破るなと言ったのはそっちのくせに、余裕でレグルスの方がうるさい。
「お前、あんまりイキらない方がいいぞ。今の俺はお前を殺せるんだから」
レグルスに歩み寄る。そうして、レグルスを担ぎ込む。案の定軽かった。鍛えてもいない薄い体。多くを求めない、とはこのことなのだろうか。だとしたらそれはダサすぎるのではないか。
「おい!離せよクソ野郎!!」
暴れているが、全くもって離れられる様子はない。力が弱すぎる。
そうしてレグルスの部屋を後にする。部屋を出て早々、レグルスに声をかける。
「お前さ、男に興味ある?」
「……は?僕を馬鹿にしているのか?男になんか興味あるわけないだろ。そもそも、僕はそう言う下賤な行為に溺れるような、未完成な人間とは違うんだよ!」
「はいはいそうですか。知ってたよ」
レグルスを自室に連れ込む。レグルスの部屋にはベッドがなかった。なんて恐ろしい。
「これ以上騒いだら殺すからな」
「殺す?僕を?殺せるなら殺してみなよ。君みたいなやつが僕を殺せるわけな……」
「お前、自分でもわかってるんだろ。権能が使えないってさ。諦めなよ、死にたいの?」
そう言ってレグルスを床に転がし、馬乗りになる。そして懐から刃物を出し、突きつける。
「お前、痛い思いとかしたことないだろ?まあ、俺の目的はお前を殺すことじゃなくてお前を犯すことなんだけどさ」
レグルスは眉間に皺を寄せる。少し青い顔をしているような気がした。
刃物をレグルスの首元に持っていく。少し首の皮膚に傷ができ、血が流れる。
「……ッ、ぼ、僕を殺したらお前、おまえはっ……!」
「痛いか?俺の彼女はこれ以上に苦しかっただろうがな。今のお前の妻たち?も、同じ気持ちだろうよ」
刃物を首元から離し、しまう。あの威勢はどこへやら。
「大体、僕を犯す?って、君あり得ないこと言ってるのに気づいた方が、いいんじゃないの?僕は男で、お前も男だぞ?!」
「知らねえよ童貞。これは性欲どうのじゃないんだよ。これは復讐、な。お前の大嫌いな欲でやってるわけじゃないの。ほら、合法だろ?」
「ふざけるなよぉ!!」
うるさく喚く豚なことだ。それじゃあ豚に失礼か。
黙らせるため、レグルスを一発殴る。ドス、と鈍い音が鳴る。
「これだけにしておいてやる。顔が傷だらけだったら萎えるからな」
「思い上がりやがって!僕は、僕は魔女教大罪司教……」
「うるせえな、黙れねえのお前」
もう一度殴り込む。今度は腹にしておいた。
「ッぐ……ゲホッ」
再びレグルスをかかえ、今度はベッドに乗せてやる。床で行為はしたくない。
そして、丁寧にレグルスの服を脱がせる。微妙に脱がしづらい。このボディラインを強調するような服はなんなんだ。
「おい!ほんとうに!僕を、この僕を……!」
だいぶ弱っているのだろうか。抵抗が少ない。それとも、抵抗が無駄だと学習したのだろうか。
「ほら、脱がせちゃった。お前細すぎ。こんなんで大罪司教名乗ってんの?」
「おま、おまえ……!君は!君はどれだけ僕を侮辱したら気が済むのかなぁ!?僕は、『強欲』の魔女因子に適合したんだ、他のやつとは違う!それでいて僕は完全で、完成された、個として最も確立した存在なんだ!その僕を!何でそう言うふうに言えるのかなぁ、全くもって信じられないよね!大体君は……」
ぐちぐちうるさいレグルスを横目に、ズボンを脱がせる。まあなんとも哀れに、性器が顕になる。笑ってしまうほど小さかった。
「この、この……!ふざけるな、僕は!僕はお前みたいなやつに……!」
レグルスは何とか抵抗しようとするが、屈強な体格をした俺には敵わない。鍛えていなかったことが裏目に出たようだ。
俺はズボンのチャックをおろす。
レグルスの足を掴み、開脚させる。腹筋のないレグルスは、身体を起こすことができない模様だ。レグルスは身体をプルプルと振るわせる。
「はいじゃあ、挿れるね。まあお前に拒否権はないんだけど」
「はあ?!何を持ってお前は僕の権利を剥奪できるんだよ!僕の権利は僕しか所有してないんだ、わかるだろ?僕の権利を侵害していいのは僕だけだ!」
「権利権利うるせえな、器の小さい男だこと」
レグルスの足を、自分の肩に乗せ、俺のブツを彼の穴に捩じ込む。慣らす必要なんてない。俺はコイツの尊厳を踏み躙るためだけにここにきたんだから。
「……は、ぅ゛ッ、ぐぅ」
レグルスは生理的な涙を流す。痛いんだろう。こっちもキツくて痛い。
「ふざけるな、ふざけるな!よくも、よくも僕の尊厳を踏み躙ったな!?僕はこれまで、これほどに無欲なのに!お前は絶対に殺す!ころして、やる……!」
中々馴染まない。痛いのは嫌なため、動きを止める。レグルスのそれは萎えて垂れ下がっている。勃起している方が嫌だが。
「痛いか?」
半笑いしながらレグルスに問う。今のレグルスは無力だ。よっていくらでもイジることができる。
レグルスは俺を睨め付ける。歯をギリギリ鳴らして、酷い顔をしている。
「し、ね……!クソ野郎、呪われ、ろ……!」
「ほら、気持ちよくなるかもしれないじゃん?」
「僕が、お前らみたいに欲望にのまれるとでも思う、のか……!?僕は無欲で、満ち足りている……存在なんだ!」
俺は小さくため息をつき、腰を動かす。黙らせるにはやはりこの方法しかないだろう。
「っ、ひ!ぁ、あ゛……!」
「しょうがねえから、こっちも触ってやるよ。お前、触ったことないだろ。この快感を知らないだとか可哀想だなぁ?」
そう言ってレグルスの小さなチ○ポを掴み、扱きあげる。人間なんだ、どうせ身体は素直に反応するだろう。
ちゅこちゅこと卑猥な音を立てる。少しずつ硬く、大きくなってきた。
「や゛め゛ろ゛!ゔ、ふ、ぅ……」
「やればできるじゃん。ほら、これ勃起って言うんだぞ?知ってるか?」
「は、ぁ?知らない、わけッ……ないだろ。僕のこと、を、舐めてるのかぁ……?!」
レグルスは少し身を震わせている。気持ちいいのだろうか。先走りがダラダラ流れ出してくる。
「性欲ないとか嘘だろ?こんなにびちゃびちゃのぐちょぐちょにしてるくせにさあ?」
「ない……!な、ぃ……!せい、欲だなんてそんな、げすな、のは……ぁッ!」
手の動かしを少し早める。勃起しても小さいおかげで、手で全体を包むことができる。
「ッ、んぃっ、ひ!」
レグルスは俺の手の中に吐精する。手がぬるぬる、暖かい。やはり人間として正常に機能していた。
「あー、出しちゃったな。お前、性欲あんじゃん」
「……はぁ、はぁ、あの、あのさぁ!!これは性欲でもなんでもないんだよ!生理現象だ!生殖機能として、そうなっただけなんだけど?!君はそんなこともわからないのかな?まあそうだよね。今君が僕をこうしている時点で君の頭が普通とは違うのはわかるよ。君、そろそろ自覚した方がいいんじゃない?自分が異常者だってことを!!」
射精したからか、レグルスがいつも通りになってしまった。しかし、今なら腰を前後させても問題はないかもしれない。
そう思い少し腰を動かしてみる。
「……ぃあッ!?!?」
すると、身体が跳ね、上擦った嬌声を漏らす。コイツにそんな声が出せたなんて。
「おら、どうだよ。気持ちいいか?まあ、痛いか?なあどうなんだよ。痛くても、気持ちよくても俺は面白いけどな」
レグルスはシーツを精一杯掴む。そんなに力を入れなくてもいいのに。
「きもち、いいも!痛いも!あるッ、わけ……ぅ、ない、に決まって、るだろ……!」
「じゃあなんで全部こんなにぬるっぬるになってんだ、よ!」
そう言って奥あたりをぐりぐりしてやる。その度レグルスの内腿がピクピクと痙攣する。
「ちが、ゔ!僕はっ……僕、はッ……こんな、お前らみた、いに……かいらく、にも!かい、かん、にも溺れたりしないぃ!」
「呂律回ってないのが証拠だろ?なあ!」
律動を早める。肌と肌がぶつかる音が部屋に響く。
レグルスの身体は熱くほてり始めていた。汗がじわりと滲んでくる。
「ん゛ッ、ふッ、ぐぁっ!?」
レグルスの腰が一際激しく跳ねる。軽く絶頂したらしい。もしや、感度がいいのか?
「結局はさ、お前は権能にだけ頼って生きてたんだよ。だから、自分の力では強くなれない、のッ!」
そう言って、ゆっくり、重たく、レグルスに押し当てる。スピードが急に変わったからか、レグルスはさらに身体をびくつかせる。
「だから今のお前はただの人間。無欲なんかじゃないでしょ?気持ちいいんだろ?お前、さっきイッてたし」
「は……?ぼ、僕が!こ、んなふしだらな行為でっ!気持ちよくなれるわけ、ないだろ!気持ち悪いんだよ、死ね!殺す!さっさと、どけえ……!」
そう言って、俺の胸を押してどかそうとするが、疲労と筋肉量の少なさのせいで全く力が入っていない。それどころか、レグルスは体勢を前にしてしまったせいで、俺のものがさらに奥に入ってしまったようだ。
「ど、けッ……!?!?ひあ゛ぁっ!?」
「何してんだよ、面白すぎ」
「笑うな!わらうなわらうなわらう、なぁっ!ぼくは!僕、は!見せ物じゃなぃいッ!」
見せ物といえば、この姿を奥さんたちに見せたら面白いのではないか……?そんなよからぬ考えが頭に浮かんだ。
「ねえ、お前の今の姿を、お前の奥さんが見たらどうなると思う?」
「はぁ!?!?いいわけないだろ!それをするならお前は僕の手でぐちゃぐちゃのバラバラになるまで殺してやる!」
「冗談だよ冗談。あとお前は俺のこと殺さないだろ」
「お前え!!」
見せつけるのはやめにしよう。流石に奥さんたちが可哀想である。
暴れそうになるレグルスを押さえつけ、一旦中から引き抜く、レグルスの体勢を変えることにした。
「っ、お、おい何するんだよ!」
「何もしねえよ」
レグルスをうつ伏せにし、再度挿入する。
「ッ……んぃい」
「いい声で啼けるようになったじゃん」
レグルスの両手を自分の片手で押さえ、もう片方の手では頭を押さえつける。完全に拘束された状態だ。
「俺ももう限界なんだ。出させてくれるか?」
そう言うと、レグルスは枕に押し付けられた頭を横にし、睨みつける。
「おい、おいおい待てよ!中に出すってことか!?ふざけるな、そんなことしたら……」
「男は妊娠しないから安心しろよ」
「あのさぁ!?いい加減に、してくれるかな?!お前が今まで調子に乗れていたのは僕が優しかったからだ!そのことを十分に理解して……ッぅ!」
レグルスは喋らせていけない。自分のブツが萎えないうちに早く処理しなければ。
そう思い、腰を動かし始める。動かしてあげるとすぐ静かに、というか喘ぎ出す。
「いやだ!いやだッ……!僕は堕ちてなんかいない!気持ちいいだなんて、思って、なっ、ぃから、なぁっ!」
息を切らしながら喋るレグルスはなんとも滑稽だった。やっぱり気持ちいいんじゃないか。
「生死の間際、味わったことないだろ?だから、味合わせてやるよ!」
俺はそう言い、レグルスの顔を枕に押し当て、息ができない状態を作る。
そのままピストン運動を再開させた。
「ん゛ぐっ!ぅ!んぅ゛〜〜ッ!」
快感と息苦しさで、レグルスは足をばたつかせる。
今なら全然殺せそうだが、殺してはもったいないのでそんなことはしない。今後も、俺のための性処理係になってもらうんだから。
「おらっ!イケっ!イケっ!」
「んッ!ゔ、ぅ〜〜ッ!!」
レグルスは身体を硬直させながら痙攣する。時間差で俺も射精した。自分のブツを、レグルスの中から引き抜く。白濁した液体が、レグルスの穴から溢れる。
頭から背中にかけて真っ赤になっている。汗だくで熱い。
息ができるように、頭から手を離してやる。
「はあッ……はあッ……」
肩で呼吸しながら、こちらを見てくる。睨む気力はもうないらしい。
「で?どうだったか?」
「おまえは……絶対にころす……」
最後までこの態度だ。なんだか腹が立ってきたのでこっそり首にキスマークをつけておいた。
「……は?おい、今何したんだよ」
「いや?何もしてないが」
バレてしまった。まあ、鏡を見ない限り何したかはわからんだろう。
「それでもって、お前今めちゃくちゃ汚いぞ」
「はぁ……あのさあ、誰のせいだと思ってるの?君のせいだよね?それとも僕のせいとでも言いたいのかな?流れと状況を客観視して把握できないのはまるで幼稚だよ。君は、君の罪を僕に押し付けた。それって何の罪のない僕への権利の侵害だよね?」
こんな状況になっても尚、言い訳できるのか。立派なものだ。
俺はレグルスにチ○コを見せつけ、まだしたいならやるぞ?という顔をしてやる。
「は……?まだやるつもりなのか……?この化け物……!」
「また反抗するならな。どうする?」
「チッ……」
舌打ちをして、静かになった。疲れてしまったのか、相当嫌らしい。
乱雑に置かれたレグルスの服を彼に渡してやる。するともぎ取るように奪っていった。
服を着るレグルスを傍に、俺も再び女の変装をする。
「さあて、絶対に離さないよ。離れたらお前は、俺のことを殺そうとするからね」
「ふざけるな離せ……!」
俺は女の格好をしているが、力はもちろんある。非力なレグルスは、俺に勝つのは不可能だ。
◇ ◇ ◇
夜も明けてきて、空が明るくなってきた。
側からみたらイチャイチャカップルだろうが、全くもって違う。レグルスの嫌味が部屋に響く。
この先どうしようかあまり考えられていない。ただ、レグルスを手放すつもりはないのは確定している。
——今後も、レグルス・コルニアスに殺されませんように。
そう、切に祈るしかなかったのであった。
コメント
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読み終えたよ…「モブレグ」第1話。 復讐心ってここまで執着に変わるんだなって思った。主人公が女装してまでレグルスに近づくの、彼女を想う気持ちの裏返しなんだろうね。 レグルスの高圧的な態度が崩れて、無力になっていく過程が丁寧に書かれてて、感情がぐちゃぐちゃになった。痛くて苦しいのに、どこかで納得しそうになる自分がいて怖い。 うおさんの筆致は細かい心理描写がめちゃくちゃリアル…これからどうなるか気になるけど、一度この重みをちゃんと噛み締めたよ。続き、待ってるね🖤