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「酒癖」
🔞
小島side
正門「えぇよ入って入って。」
小島「…ぉ じゃましまーす」
小島「なんか、 さしぶりやな。 まっさん家来んの」
正門「かはっ、 笑」
正門「まぁ別に、近いわけやないしな。」
正門「こーゆー時しか連れてこーへんよ。」
小島「笑、 俺今なんかおもろいこと言った?」
小島「…笑 やっぱ酔ってるやろ?」
正門「酔ってんよ!!」
正門「笑 やめてぇや健ちゃん。」
正門「飲み直し来たんやから、」
正門「文句言わんといてや?」
小島「、別に文句やないけど 笑」
正門「…佐野ちゃんほんまはもっといけたんちゃうかって思うけどな、」
小島「笑、 明日仕事やからって言ってたやん」
正門「ぇ?」
小島「言ってた 笑」
正門「ぁ、ほんま?」
小島「まっさん、やっぱ酔ってるやろ。 笑」
さしぶりに来たけど、
なんも変わってへん部屋。
なんなら匂いとかも変わってへんかも。
小島「綺麗よな。ここ。」
正門「、ん? 普通ちゃう?」
小島「んーん、俺ん家もっと汚いで。」
正門「かはっ笑 そりゃ健ちゃんはそーやろな。」
なんて、
酔ったらこの人、ノンデリが悪化する。
…てか、俺あれでも掃除してる方なんやけどな。
正門「まぁええよ、座って。」
小島「ぅす」
ぷしゅって2人分、
缶ビール開けたらすぐ口に流し込むまっさん。
小島「、はやいな。」
正門「ほら、健ちゃんもはよ。」
酒癖悪くなるくせに、飲む酒の量は多い厄介もん。
小島「まっさん酒癖悪いからあんま飲まんといてや。」
正門「えぇ〜?俺悪くないで。」
って言っても、
もう酔ってきてる人。
小島「俺のこと殴ったりするで?」
小島「起きたら覚えてんけど。」
正門「…まぁまぁえぇやん?」
それ、ほんまに飲む側が言うセリフですか?
小島「ぇ、まっさんって後輩とも飲むよな?」
小島「殴ったりしてんのちゃう?」
小島「、織山くんとか大丈夫なん?」
小島「てか手ぇ出してないやろな?」
正門「かはっ、! 笑」
正門「なぁに!健ちゃん!」
缶ビールわざわざおいて、
手叩きながら笑うまっさんは、
、一言で言うなら悪魔。 やな。
正門「男やで?」
正門「手ぇ出すわけないやろ。」
小島「それ、」
小島「女やったら手ぇだすって言ってんのと変わらへんって。 笑」
正門「笑 んーん、」
正門「俺女性の方きょーみないし。」
サラッと爆弾を落として、
また缶ビールをクイッと流し込んだまっさんと、
開いた口が塞がらへん俺。
小島「……ぇ?」
一人で混乱して、酒飲む手止まってたら、
案の定目の前の酔っぱらいがうるうるした目で「?」って感じて見つめてきて、鬱陶しい。
小島「ぁ、 ぃや」
正門「どした?」
小島「ううん」
ま、酔っぱらいの言うことなんてほとんど適当やしな。
特に意味なんてないよな。
正門「あと俺、」
正門「健ちゃん以外の前で酒飲まへんで? 笑」
小島「は?」
正門「…ほら、」
正門「俺って酒癖悪いやん?」
こっちが恥ずくなるぐらいあっかい顔で、 この人は急に何を言い出すん。
自分が酒癖悪いってわかってるやん。
、え?
…分かってて俺の前で飲んでんの?この人。
小島「は、それはやばいって」
正門「お前の前だけやから」
正門「こーやって酔うの」
正門「笑…殴ってもえぇやろ?」
正門「健ちゃんやし。」
正門「嫌やないやろ?」
正門「俺も健ちゃんがええし、 …ちょーどえぇやん?」
なんてがはがは笑いながらまた飲み流してくれたら良かったんやけど、
おそらくうるうるした目でまたこっち見てくるから、
俺は目をそらすしか出来ひんかった。
小島「… そーゆーのやめてや、」
たまに、
まっさんって、まさかそっち側なのかな。って
思うことがある。
やって俺見てくる目が、ちょっと甘いから。
その目に、
…俺だってゆらがんわけでも、ないし、
小島「、 そーゆー意味やって思ってええの?」
正門「、 笑 おぉ、」
正門「真っ直ぐやなぁ健ちゃん」
小島「笑、そゆことね、」
正門「んは 笑」
ぽやぽやする俺とは違ってまっさんは、
のそのそ不安になる足取りでわざわざこっちまで、
立って隣に座ってきてくれた。
正門「… 肩借りてええ?」
なんて横目で言ってきたかと思ったら、
俺が許可出す前にこてんって置いてくる。
サラサラな黒髪からは、
俺が好きな清潔な匂いがする。
小島「、シャンプーなにつかってんの?」
正門「んー、? 笑、なんやと思う」
小島「、わからんから もっと嗅がせて」
正門「、… えぇよ」
顎軽く掴んだら、
自分から誘ってきたくせにふいって目逸らされたからちょっとむかついた。
小島「… 髭伸びてきたな ? 笑」
正門「 きょー 剃るから。」
正門「…………健ちゃん家で。」
いたずらな目がにこって笑ったら、
俺は、
まっさんを床に押し倒してた。
俺の意思やない、
もっと、 なんていうか……本能的な問題やと思う。
やから、
絶対俺は関係ない。
正門「あは っ、 笑 ごーいん」
小島「 …悪いって、」
正門「俺ずっと誘ってたこと気づかんかった? 笑」
正門「、やっぱ」
正門「健ちゃんは鈍感やなっ」
グイッ
小島「…キスしてええ?」
正門「、聞かんくてええから」
小島「チュ、」
まだ濡れてへん唇が触れ合うだけのキス。
俺やって女しか経験ないから、
合ってるのか分からへんけどとりあえず。
正門「ぁ、」
と思ったら、
口開けてきたせいで、まっさんの口ん中が丸見えになる。
小島「、なに」
正門「わかるやろ」
なんて言うから、
居心地悪そうなまっさんの舌と、自分の舌を絡ませて遊ばせたら、
喉の奥からかわえぇ音が聞こえてきて、
我慢できひんくなる。
小島「ヂュルっ、…んはっ、……チュゥ」
正門「…っ、ん…く、」
俺の唾液飲み込もうと、
苦しそうに動く喉仏も、
上なぞってあげたら喉奥から声漏れるのも、
ぜんぶぜんぶ、俺が知らへん愛しさ。
正門「ん はっ、!……、けんちゃ」
今にも泣きそうなまっさんは、
俺でも見た事ないひっどい顔して。
小島「、 誘ってきたの誰?」
小島「 こんなんで終わると思うなよ?」
正門「笑、 けんちゃ ん」
俺の首に、
両腕が回される。
小島「、 脱いで?」
正門「… はい 笑」
ビールの匂いで溢れる部屋で、
そろそろAM3:32を回る時計の存在なんか忘れた俺らは、
… 友達をやめた。
#Aぇ!group
萌魑虎Love💞
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コメント
1件
ああ…読み終わってしばらく放心してました。第4話、ついに来ましたね。正門さんと小島くんの距離が一気に変わってしまった。まっさんの「健ちゃん以外の前で酒飲まへん」とか「健ちゃんがええし」って言葉、酔ってるからこそ出た本音なんだろうなって思うと胸がぎゅっとなりました。それに、小島くんも「そーゆー意味やって思ってええの?」って確認するところ、ほんとに彼の慎重で真っ直ぐな性格が出てて好きです。ラストの「友達をやめた」という一文が全てを物語っていて、切なくて、でもちょっと嬉しいような複雑な気持ちになりました。たまなまごさんの心理描写、今回も繊細で素晴らしかったです。続きが待ちきれません🌷