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毎回サムネも物語も全てが良いのなんですか!?気づいたら中也を脱がせてたとかありがたい(*'∀'人)続き楽しみです!応援してます!
無事お墓に入れました。ありがとうございました。(?) もう本当に好き…大好き…最高過ぎるよ…、タイトルも話の内容もだけど普通の純愛って感じより一寸拗れてる感じして…あ好き(( そしてサムネよ、つーちゃん本当にどこまで天才なの、思わずガッツポーズしてたよ。() 要望の儘に中也を脱がせてくれたつーちゃんには賞をあげたい() 連載頑張れ…!!めっちゃ楽しみにしてるぅぅぅ!!!
バンッ!
っと、静まり返った部屋で、
ありふれた効果音がする。
聞き慣れた銃の音だ。
でも、見えた景色は見た事もないものだった。
目の前で人が倒れる。
包帯と床を赤で染めながら。
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太中注意
地雷さん回れ右
R_18あり
設定
・18歳位
・付き合ってない
・太宰治→「」
・中原中也→『』
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長い廊下を花束を片手に歩く。
たった五本ぽっちの花束だ。
目的地迄着いて扉を開けると、
ベッドから起き上がっていた奴は云う。
それもまあ、嫌味ったらしく。
「やあ、中也」
「元気そうだね。私のお陰で」
『るせぇよ。』
此処は病室だ。
昨日の任務で本当は俺がこうなる筈だった。
その時僅かに息が残っていた敵に撃たれたからだ。
完全に油断していた。
不意をつかれた。
三年前、或る男に腹部を刺された様に。
あ、死ぬ。
そう思った。
でも、
此奴は何故か俺を庇った。
弾丸が太宰の腹部を貫いた。
太宰は倒れ、敵は力尽きた。
太宰は救護班に運ばれ、治療を受けた。
命に別状はなく、問題なく生きている。
あと二日程すれば退院し、自宅療養に移るらしい。
「随分と元気が無いねぇ」
「もしかして罪悪感とか?笑」
『……違ぇよ…』
「それじゃあ何なんだろうねぇ?」
正直うざい。
でも俺はそんな事を云える立場にない。
皮肉にも此奴助けられたから。
それを嘲笑うかのように太宰は話しかけてくる。
「ちゃんと花は持ってきてくれるんだね」
「それは…ガーベラかな?ふーん」
「君は私に希望を持たせたいのかい?」
何の事だ、と思ったが、恐らく花言葉だろう。
『知らねぇよそんな事』
『いちいちンな事気にしてねぇっての』
俺は窓際にある花瓶に、その五本のガーベラを生けながら会話を続ける。
暫くして、会話が途切れた。
静寂が流れる。
ふと、太宰の方を見ると此奴は窓の外を眺めていた。
太陽の光に照らされた太宰の横顔が、不覚にも綺麗だと思ってしまった。
でも、表情はよく分からない。
本当に何を考えているか分からない。
その時、太宰が振り向いた。
「何をそんなに見つめているんだい?」
太宰は困った様に眉を下げて微笑んだ。
その笑顔の太宰は無邪気な少年に見えた。
まるで、ごく普通の、銃の持ち方も、血の匂いも知らない様な少年に。
『(近くで此奴のこんな顔…初めて見た…)』
稀に太宰はこういう表情を見せる。
相当親しい人だけだが。
例えば、あの未来視を持つ最下級構成員とか…。
『別に見てねぇよ』
『手前の思い上がりだ』
「へぇ、」
「…にしても暇なんだよね」
「仕事をさぼれるから楽ではあるんだけど、やる事ないし」
「ていうか何も出来ないし」
「しかもこんな所じゃ死ねないし」
『知るかそんな事』
「冷たいなぁ、」
「君の所為で私はこうなっているのだよ?」
『……。』
それを云われてしまっては云い返せない。
そんな俺の反応を楽しむ様に太宰は俺の顔を覗き込んでくる。
太宰は満足そうな顔を浮かべると、口を開いた。
「…ねぇ、中也」
「そういうコトってした事ある?」
『……は?』
思わぬ質問。
理解するのに時間がかかった。
「だから、性行為だよ」
『ンで急にそんな話になんだよ』
呆れた。
動揺した俺が莫迦だった。
「別に。 単なる興味だよ」
「で、何方なの?」
『…ねぇよ』
「へえ、そうなの」
『俺ぁ手前みたいに女をたらしてるような最低野郎じゃねぇからな』
「酷い云い方するね」
「私もした事ないってのに」
一寸意外だった。
でも、こんな話をしていても時間の無駄だ。
此奴はどうせろくな事考えていない。
適当に理由をつけて帰ろうとしたその時だった。
「だからさ、やってみない?」
「私と君で」
何時もと変わらない声色で、此奴は云った。
『…ちょ…意味が……』
『ていうか、厭に決まってんだろ…』
遂に頭でもイカれたか、と思った。
しかし、あまりにも平坦な声で云う為、
そうは思えなかった。
「命の恩人の云う事も聞けないのかい?」
狡い奴だ。
俺が断れない事を分かってて。
『冗談にも限度ってもんがあるだろ!?』
「……。」
太宰は黙ったまま笑みを浮かべていた。
『……ったく、いい性格してやがる…!』
この日から、俺は過ちを重ね始めてしまった。
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また新作ごめんなさい!
そして今回はR_18入りませんでした…。
次回絶対入れます。お許しを…、
この作品はねこユーレイ@ふわねこ様の誕生日の企画の作品です!
改めて誕生日おめでとう!
かなり出遅れましたが…m(_ _)m
そして今回のサムネです↓(肌色注意)
文字無しVer.
なんか…色々すみません。
いや、ね?
下描きまでは中也ワイシャツ着てたんだよ。まじで。
いつの間にか脱いでた……中也が()
制作時間は2時間半なんだけど、その内の30分は文字に使ったって言うのはここだけの話。()
字が汚過ぎまして…、書き直しまくりました。
あらゆるマークと首輪は私の欲が抑えきれませんでした。
反省はしています。後悔はありません。
最後に!
ユーちゃんにささやかながらプレゼントを!
文字無しVer.
謎い組み合わせだけど、ユーちゃんの推しって聞いて描くしかないって思ったよね。
オッキーにされるがままのやつがれです。
クオリティ低いけど喜んで貰えたら嬉しい…!
最後まで見てくださった方、
ありがとうございました!!
今月までには完結させられる様に頑張りますので、 是非最後までよろしくお願い致します。