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俺は目覚めると拘束された状態で薄暗い部屋に閉じ込められていた。
🍍「…」
正直意味が分からない。
身動きもほとんど取れないし、窓もない。
近くに唯一扉があるが、全くと言っていい程開かない。
何時間経っただろうか、ここで死ぬのではないかという不安が俺を襲う。
何時なのか、何処にいるのか、それすらも分からない。
急に扉が開き、俺は恐ろしさで体が震える。
📢「なつ、起きたんだ❤」
目の前に現れたのは紛れもなく、いるまだ。
いるまは俺の幼馴染、正直こんなところにいるまがいることに驚きを隠せない。
🍍「何で、いるまが…」
📢「何でって、俺がなつをここに閉じ込めたから だよ」
📢「今日から、なつは俺のもの❤」
今のいるまは何処か可笑しい、いつものいるまと違って狂気じみた笑みを浮かべて意味の分からない言葉をつらつらと並べている。
🍍「何…言ってんの?いるま、可笑しいよ」
震えながらも俺は頑張って声を出した。
📢「可笑しい?なつが俺以外の人と喋るから、耐えられなくなっちゃった❤」
📢「ずうっと、我慢してたんだよ?」
📢「まぁ、今日は何もしないから、休んでていいよ❤」
📢「でも、明日からは…覚悟しててね?」
いるまが扉を閉めて出ていくと、俺は肩の力がすっと抜ける。
プロローグ/終わり