TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

愚の骨頂

一覧ページ

「愚の骨頂」のメインビジュアル

愚の骨頂

1 - 続きません、多分

♥

146

2024年05月04日

シェアするシェアする
報告する

少し前に書いた創作BL

微妙なところで終わるけど続きはないだわさ







[愚の骨頂]

6月のの上旬

蝉の声

「あれ、蝉が鳴くにはまだ早い」

並木の下、男は額に手を当て上を見あげた。

「ははーん、ここ数日は夏かと思うくらい暑かったから蝉ども、、、早とちりしてやがんな」

「にしても去年の今頃は雨がジャージャー降って、、、蝉よりデンデンムシの方が多かったんになぁ。俺まで夏なんじゃないかと勘違いしそうになっちまぁわ」

そんな独り言を漏らしながらまた男はえっちらほっちら歩き出した。

すると、、、

ガザっ

「?なんだ」

茂みから何やら音が聞こえる。何かいるな?と男は思った。少なくとも人ではないことはわかる。男はジトりと茂みを睨みゆっくり後退りする。

その瞬間、男の元へと黒い影が飛び込んだ。

「ぐぇへっ!!」

間抜けな声を漏らし男は倒れ込む。襲われたかと思ったが体に痛みはない。しかし、首から顔にはモフモフとした感触が、、、。獰猛な獣でも虫でもないらしい。男は恐る恐る目を開ける。

「にゃぁ」

「こ、こりゃぁ、、、随分と可愛らしい獣だねぇ。」

男はほっとした顔をしてその獣を抱いたまま立ち上がる。その獣はまだ小さく、両手の掌に収まる程であった。男はニヘと口角を上げ耳の後ろや鼻を撫でてやる。獣はゴロゴロと喉を鳴らした。

「お前もくるか?」

と、男が問うと獣はスリと頭を男の手に擦らせた。

「、、、そうか!来なはれ、来なはれ。」

男は肩に獣を乗せ、再び歩き出した。





「おっ見えてきたぞ」

男は指差す。その先には決して大きいとは言えるわけではないが立派な村が。

「へぇ、意外と綺麗じゃないか。もう少しボロっちぃと思ってたんだがね」

ほほぉと村が1番よく見える所から感想を呟く。

「意外とは、失礼だな。」

「おぉわっ!!」

本日2回目の間抜けな声を漏らす。獣もその声に驚きぴょんと軽く跳ねた。後ろを振り向くとそこには顔を仮面で隠し、汚いぼろ布を羽織った奴が立っていた。恐らく声からしてまだ青年であろう。

「ど、うも。」

「どうも、あなた見かけない顔ですね。どっから来たんです?」

どうやら村の人間らしい。身なりからして頭のおかしい奴なのかもしれない、と男は警戒する。

「、、、さぁね」

「、、、その猫はあなたので?」

「、、、まっまぁな。」

「何ニヤけてるんです?」

「ニヤけてないわい!」

なんだこのガキは、、、!男はしっしっと手で払う。

「人を虫のように扱うなんて、、、酷い旅人さんだ」

青年はしくしくと泣くような仕草をする、微妙に鬱陶しい。

「はーぁ、ならそのひでー奴に構ってないでさっさと帰んなさい。」

「冷たいお人。」

にぃっとした声が気味が悪くて、溜息をまた一つこぼし男は立ち上がる。

「ほら行くぞ」

「はい!」

「お前に言ってねぇーわい、にゃんこに言ったんだ。」

どういう訳か青年は男に着いてきた。

「なんで着いてくるだい」

「なんとなくですよ。」

男は顔をうへぇと顰める。歩きながらどうやってこの怪しい青年を追い払おうかとうぅんと唸りながら考える。すると青年が話しかけてくる。

「そういえば、何故こんな山奥にある村へやって来たのです?」

「なぜぇ、、、?お前さんに教える義理はないよーだ」

「いいじゃないですか、減るもんじゃない」

「面倒臭いガキだねぇ、仕事だい、し・ご・と!」

「ほぉ、仕事ですか。なら、尚更気になってしまいます。この小さな村で貴方なんぞに出来る仕事がございますかね?というか、なんのお仕事をされてらっしゃるのです?」

「質問が多いね、鬱陶しいガキめ。」

「いいでしょう、こんなガキに何を言おうとなんにも損しないでしょうよ。」

「得もせんだろ。」

「うぅん、、ご尤もだ。」

青年はションくれた顔で下を向く。

「、、、、、はぁあ」

男はおぉきく、溜息をつく。

「どうしました?」

「俺は絵描きをやってるもんだ。」

「!!ほぉ。」

「今回はある人を描いてくれないかと、依頼がきたもんでね。」

「、、、誰を」

「んー、、、教えない。」

「どうして?」

「、、、お前みたいなガキに教える事はなんもないやい」

「あなた結構秘密主義なんですか?」

「ほんっとにお前は質問が多い奴だ、俺はね急いでんだ」

「へぇ、猫と戯れる時間があるってのに?」

「え?あっ、しまった。」

気づけば男は少し大きめの石に腰をかけネコジャラシをゆらゆらと揺らしていた。猫がペシペシとネコジャラシをこうげきする。

「っ、、、、どれだけ歩いてもお前が着いてくるから足が疲れちまっちゃったんだ。」

「左様ですか。」

青年の顔は見えないが画面の向こうでニィッと笑ってる気がした。本当、気味が悪い奴だ、、、と、男はムスっとしてそっぽを向いた。

「あ、僕のことをガキだとかなんとか仰いますが、あなたこそ歳はいくつなんです?」

「んー、そうだなぁ。26、7歳程か?」

「えぇ、嘘だぁ。」

「嘘とはなんだい、もっと老けて見えるってか?」

「逆ですよ、僕は16なのですがね。最初見た時は自分と同い年くらいかと、、、。喋り方的に少ぉし上くらいかな思っていたのですが、、、倍でしたねぇ。」

「なっ、ガキ臭い顔だって言いたいんか、この小僧!」

「だぁって、あなた可愛い顔してらっしゃるから!」

「男に可愛いとはなんだ、おいクソ。」

「口が汚い方だ。可愛らしい顔には似合わないですなぁ」

「はぁ?」

青年は男が気に入ったようで気のせいか、声は少し弾んでいる。男は反対に青年が鬱陶しくて仕方ないようで青年に対する言葉づかいも荒くなっていった。そんな中の一匹はネコジャラシに飽きたのかお腹をデーンと出して寝転んでいた。




続かない!!!











この作品はいかがでしたか?

146

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚